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カテゴリ:故郷の味(第2、第3の故郷を含む)
近所のスーパーで珍しい魚を見つけた。 チカである。 チカと言ったって、ほとんどの人は知らないだろう。 知っているのは北海道に暮らしたことがある人ぐらいだ。 キュウリウオの仲間で、見た目はワカサギに似ている。 チカは、なぜか津軽海峡に引かれたブラキストン線を超えられなかった。 いや、実際は青森辺りまでは来ているのかもしれないが、青森に暮らしたことがないので分からない。 少なくとも仙台の魚屋にはなかった。 今日はチカにとって、関東進出の記念すべき日である。 そういえば、私が同級生に誘われて初めて釣りに行き、釣り上げたのがチカだった。 岸壁に群れが押し寄せるので、サビキを垂らして釣るのだ。 釣り魚としては、関東で言えばカタクチイワシみたいなものかな。 味は淡白で、北海道ではてんぷらやフライにしたり、丸ごと焼いて食べたりする。 生まれてから高校卒業までを北海道で暮らした私としては、当然にチカを買って帰った。 そんなわけで今夜の夕食は、チカの塩焼き、豚汁、メカブ、昨日の残りのホワイトシチュー少々、ご飯、ビール。 ホントに久しぶりに食べたチカの味であるが、実はたいした感動はなかった。 チカってそんな存在なのだ。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月03日 21時03分38秒
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