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カテゴリ:単身赴任
今日は室津の街を歩いてみた。 室津と言っても知らない人の方が多いと思う。 私も兵庫で暮らし始めて少し経って知った。 乱暴な言い方をすれば、鞆の浦をスケールダウンしたような街だ。 奈良時代には既に良港として知られ、江戸時代には西国大名が参勤交代の折に瀬戸内海を船で室津までやって来て上陸し、ここから山陽道を東進したそうだ。 そのため、最盛期には6軒の本陣があったという。 また、朝鮮通信使もやってきた。 今は小さな港町である。 天然の良港を活かして漁業が盛んなようだ。 散策といっても、見るべきものは賀茂神社と昔の豪商の屋敷を利用した2つの資料館ぐらいしかない。 それでも、その資料館のひとつ、室津海駅館に展示されている大名や朝鮮通信使に供されたという料理には目を見張った。 栄えていたとはいえ、こんな田舎町(失礼)でこれほど豪勢な料理が出されていたとは! 料理の一つひとつを見ていくと、実に興味深い。 海産物はもちろんだが、鳥類が何種類も並ぶ。 鴨肉はこの頃から食べられていたのだな。 鶉はすごいことになっていた。 頭と羽は毛が付いたままで、羽ばたく格好をしているのだが、胴の部分が調理されていた。 活け造りみたいなものだろうか。 さらに、献立には鶴や白鳥の汁の文字が見える。 鶴や白鳥ってどんな味がするのだろう? 予約すれば当時の再現料理を食べさせてくれるらしいけど、さすがに鶴、白鳥は出ないだろう。 他方、この頃は雉や鴫や雀などは食べなかったのかな。 ちなみに、私はフレンチで鳩や雷鳥を食べたことがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月26日 20時14分15秒
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