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カテゴリ:フィギュアスケート
今年の安藤美姫選手は、前評判通りハンパなく強かった。 昨年の同選手権以来、13ヶ月振りに試合に臨んだ キムヨナ選手がSPで1位になった時点では、 もしかしたらまたヨナちゃんが さらっと優勝してしまうのかとも思いましたが、 安藤選手は、今年出場全試合で1位となっている フリープログラムを今回も無難にまとめあげ、 逆転での金メダルを獲得しました。 安藤選手は来季は試合には出場せず、ショーへの出演中心のシーズンに するとの事。2014年ソチ五輪まで自身をどう持っていくのかが注目されます。 ヨナ選手の質の高いジャンプと流れるような演技は健在でしたが、 SP、フリーとも予定されていたジャンプが入らず、僅差で2年連続の2位。 フリーの楽曲をアリランにしたという事で、 この試合で集大成を見せて引退か、とも囁かれていましたが、 高橋選手同様、もしかしたら自分なりに納得の行く演技が出来るまで 現役続行するかも知れませんね。 浅田真央選手は、今年はジャンプ矯正の年だったので、 今回の結果を前向きにとらえ、来年、再来年と徐々に 自分のスケートを取り戻して欲しいと思います。 震災にショックを受け、自分がスケートをやっていて いいのかという精神的な葛藤から5kgも痩せてしまったという浅田選手。 来シーズンは、また元気な「真央ちゃん」の姿が見られるといいですね。 対して、今回シニアワールド初挑戦だった村上佳菜子選手は、 若干のジャンプが回転不足判定されたものの、 SP10位からフリーで挽回して見事8位入賞。 まだ16歳、これからどんどん飛躍して欲しいと思います。 今年は特に、トリノ五輪でスルツカヤ選手が引退後、 低迷していたロシア勢が力をつけてきた1年になりました。 今回出場したレオノワ選手はSP、フリーともほぼ完璧な演技で あと一歩でメダルというところまで来たし、 マカロワ選手も7位に入賞。 来シーズンからは、今シーズン通じてジュニア部門で 格の違いを見せつけていたロシア娘たちもシニアに参戦。 日本以上に選手層の厚い国になりそうです。 これは勿論、2014年のソチ五輪をターゲットにした国策ですが、 フィギュア大好きのプーチン首相の影響もあるのでしょう。 今回ロシアでこの世界選手権が代替開催できたのも、彼を中心にした 国を挙げての誘致があったからこそ。 これからのフィギュアスケート、世界における勢力図が 変わっていくかも知れません。日本もうかうかしてられませんね。 これで今シーズンのフィギュアスケート全日程が終了。 東京開催予定だった世界選手権が、モスクワで開催されるという ハプニングで締めくくったシーズンになりましたが、 例年通り楽しませていただきました。 半年後に始まる来シーズンまでは、フィギュアはおあずけ。 オーストラリアはこれから冬に入るのに、理不尽ではありますが、 北半球が中心の競技だから仕方ないですね。 9月から始まる来シーズンの試合をまた楽しみにしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.01 10:58:51
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