「病気が教えてくれる病気の治し方」
「病気が教えてくれる病気の治し方」(柏書房)という本を買いました。素晴らしい本ですね。 病気は、自分に欠けていることを正直に教えてくれるパートナーである。(正直すぎて耐えがたいこともあるかもしれないが)、という話です。病気を敵視するのではなく、見方を変えて病気の言葉に耳を傾ければ、病気の本当の目的は「人を健康にすること」だということがわかるはずだ、というのです。 この本の最後の方に、ある説話が引用されていました。とても面白かったので、ここに載せておきます。 「男が恋人の家のドアをノックすると、なかから『どなた?』という声がした。『わたしだ』と答えると、『ここはあなたとわたしふたりのためにはせますぎるから』と言ったきりドアは開かなかった。一年間ひとりでさびしく過ごしたのち、男はふたたび恋人の家のドアをノックした。『どなた』──『おまえだよ』。すると、ドアが開いて男はなかにむかえいれられた」(2004/11/17の日記より)