NHKの朝ドラ「半分、青い。」を毎朝見ている。
漫画家の秋風羽織が 佐藤健演じる律に会った時「タジオ」と呼んだ。
「タジオ?」といぶかしむ律に、マネージャーの菱本が
「タジオは映画【ベニスに死す】に出てくる美少年で
秋風先生は美しい少年はすべて、タジオと呼びます」と答えた。
「ベニスに死す」「タジオ」・・・めっちゃ懐かしい!
昔、この映画は見たことがある。
調べたら1971年の映画だった。
1970年は大阪万博のあった年で 1971年は今から47年前の映画?
見たんだけどな~、もう1度見たいな~ と思っていたら
3、4日前にNHKBSプレミアムで午後1時から放映してくれた
「ベニスに死す」
解説イタリア映画界の巨匠、ルキノ・ヴィスコンティが、美少年への思いを募らせた
老作曲家の苦悩を格調高く描いた文芸ドラマ。
作曲家グスタフ・マーラーをモデルに描かれたトーマス・マンの原作を基に映画化。
少年へ恋焦がれるあまりに破滅へと向かう作曲家を演じるのは、『召使』『ダーリング』
などのダーク・ボガード。
美少年を演じたスウェーデン出身のビョルン・アンドレセンの美ぼうも話題になった。
マーラーの音楽と共に描き出される芸術的で退廃的な世界観を堪能したい。
というわけで・・・
「タジオ」がいかに美しかったか。
昔見た時、タジオの美しさに圧倒され、映画のあらすじなんて
頭から飛んでしまい、覚えているのは彼の圧倒的な美しさと
老作曲家の気持ち悪さだけだった。
こんなに美しい少年がいるなんて。
この世のものとは思えないくらい美しいと思った。
先日見て、よくもまぁギリシャ神話に出てくるような
こんな美少年を探したものだと 改めて感心してしまった。
老作曲家じゃなくても 避暑地のホテルにタジオがいたなら
目が離せないよと思い、映画を見ながらひとりで
「綺っ麗~」とため息をついてしまった^^
ポーランド貴族の少年という設定も ぴったりだわ。
そして私がショックだったのは「老作曲家」が
ちっとも老人ではなく どう見ても私より若かった^_^;
昔見た時は 年寄りなのに気持ち悪いと思ったのよね(汗)
老醜が漂う作曲家の道化のような姿が物悲しく、
若さは残酷なほど美しく、きらめく海や水平線に未来が感じられる中、
哀れな老人は1人息絶えていく。
1911年のイタリア、ベニスが舞台です。
タジオを見るだけで充分な気がしますよ^^
「半分、青い。」で秋風先生は律君をタジオと呼んだけど
タジオは「美少年」だから 漫画家の「ボクテ」君の方が
私としてはイメージに近いと思うけどな。