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カテゴリ:講演会
11月6日(土)13時30分から「静岡市あざれあ」で
葉祥明(よう しょうめい)さんの講演会がありました。 ラッキーなことに無料だったんですよ みーこちゃんが整理券を2枚申し込んでくれてあり 本当に有難かったです。 私は葉祥明さんの大ファンです。 葉祥明美術館は北鎌倉にあるので、なかなか行けませんが それでも2回行きました。 あじさい寺に行く途中にある、お洒落な洋館なんですよ。 (HPからお借りしました) 会場の静岡あざれあは「静岡県男女共同参画センター」で 女性の自主的・積極的な活動や社会的自立を支援し さまざまなセミナーや講演会、相談、調査研究など行っていて 会議室、展示室、茶室、図書館、ホールなどあります。 マスク、検温、消毒、1人ずつ電話番号を記入して会場へ。 本当なら300人以上は入るホールですが前の2列は空席にして 3列目から1人おきに着席しました。 私達は4列目の正面です。 会場で受付してる時、葉さんが廊下を1人で歩いておられて 「講演者は控室にいるものだと思ったけど 1人で歩いてる講演者を見るのは初めてだ」 と見ていたら 私達がホールに行こうと向かっている時 葉さんがスタスタ歩いて来られたので 「あら、先生こんにちは♪」と思わずお声をかけると (実に馴れ馴れしい(^-^;) 「やぁ こんにちは!」 「今日は物品販売やサイン会はないんですか?」 「今日はないんだよ。でも予約販売をやってるからね」 「あ、そうですか」 「じゃ」と手を上げられたので 「よろしくお願いします」 なんというか、普通に喋ってしまいました(笑) すごく感じのいい方で ますますファンになりました 13時半になり 挨拶のあと、 葉祥明さんはステージの右端に立ち 「私がどんな絵を描いているかご存じない人もいると思うので」 と、何枚かのスライドが大きく映し出されました。 最初はこれ。 この絵は熊本出身の葉祥明さんの、阿蘇の麓に建てた 美術館なのだそうです。 私はこの絵のクリアファイルを使っています。 「熊本の美術館は木はもっと沢山あって森になっていますが 絵の通りです」 葉祥明さんは美しい自然の風景画で知られています。 広々した草原、どこまでも広がる地平線や水平線、 透明感のある青空が特徴ですから、原風景はこの熊本の 阿蘇から来ているのだそうです。 何枚かの絵を見せていただきました。 これはスライドにはありませんでしたが「赤毛のアン」の 表紙の絵です。 緑の切妻屋根の家と、リンゴの木の下で本を読むアン。 これも赤毛のアンの挿絵です。 青い空、水平線、地平線、草原。 葉さんは絵本作家で画家で詩人なので、沢山の詩も 語って下さいました。 「朝が来たら祝福しなさい」 そうですよね、 今日を精一杯生きるために 朝を祝福しなくちゃね。 「生きることほど素晴らしいことはなく また 生きることほど苦しいことはありません」 「許すことはあなた自身のためなんだ」 う~ん・・・なかなか許せないこともあるんだわ(^-^; 「寝ることに罪悪感を持たないで ゆっくり寝て下さい」 はい、ゆっくりしたいです^^ 無理しない、気にしないという言葉を何度もおっしゃいました。 リリー・フランキーの著書、 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は 息子が本を買った時、私も読みました。 映画もTVドラマも見ました。 その中に葉祥明さんの詩も出てきます。 この詩はリリー・フランキーさんのお母さんが北鎌倉の 葉祥明美術館に来た時、書き留めて帰られたという詩です。 葉祥明さんの詩・「母親というものは」 「母親というものは無欲なものです 我が子がどんなに偉くなるよりも 毎日元気でいてくれることを 心の底から願います どんな高価な贈り物より 我が子の優しいひと言で 十分過ぎるほど幸せになれる 母親というものは 実に本当に無欲なものです だから 母親を泣かすのは この世で一番いけないことなのです」 葉さんは今年76歳ですが、 「人生最後の仕事、親切で思いやりのある 成熟した人間でありたい」とお話しされました。 1時間半の講演でしたが、講演の終わりにホールの灯りを 落として、観客は目を閉じました。 葉さんがご自分の詩をいくつも朗読して下さって、 穏やかで 落ち着いた 癒される口調に 心が解放された気持ちになり、ゆったりと眠りそうになりました。 葉祥明さん、穏やかな時間をありがとうございました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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