カテゴリ:社会
20歳になったら成人として認められるが
20歳を過ぎたからといって心身ともに成人としていえる人は少ない。 それから、10年、20年とかけ、やっと成熟した大人になっていくのが 本来の人の姿なのだ。 作家の曽野綾子さんが 若い頃、伯父さんから学費を出してもらって 学校を出たそうだが そのありがたさをずっと意識しないできたという。 「その伯父が亡くなってから、何十年も経ってから やっと私は、それが只事ではない伯父の厚意だと理解するようになった。 そしてせめて伯父の息子にそれを返したいと思うようになった。しかしこんなことは、若いときには思いつきもしないことであった」 と著書で書いていられるのだ。 ハードがしっかりと完成されていようとも ソフトがなければうまく動かない 私たちは実際にいろいろなソフトを動かしてみなければならない。 どれだけのソフトを使いこなしたかで その人の成熟度は違ってくるということに。 _____ 妻や子供へのDV問題がもう、日常のことのようにも思えてきたかのようである。 まだ対策は不十分でありながらも 虐待ニュースを聞くと 「またか」の思い・・ しかし、 また老人への虐待もにわかに始まってる、と言われている 核家族化してもう久しい日本 若い人たちは(もう私は若いとはいい難いのだが・・) 朝シャンから一日の始まりを迎え 身なりを清潔に保ち 古いものよりも新しいものを置くにも慣れ 整理整頓した部屋に住むのが当然のようになった。 一方、戦争を経験した老人は 古いものでも捨てることを嫌い 一日くらい風呂に入らなくても 却って寒いから風邪をひかないようにと 先送りにするのが生活の知恵と心得ている そんな考え方の違う老人とは そぐうのは確かに難しい。 しかし、お年寄りには私たちの知らない生活の知恵の宝庫がある。 確かに化石に近い印象もあるが 目を見張れば 学ぶべきものが沢山ある そんな老人を 今、浅はかな判断で 虐待するという風潮もあるらしい。 新しい情報を置き去りしてる老人たちは DV救済法なんて 自分のこととは問題外と思うらしく ただ、耐えるばかり・・・・・・ これは放っておけない。 若い女性や子供ならまだ将来があるが 老人たちの問題は又違う、 絶対に、急速に対策されねばならない!! たまたま・・ テレビで見ていたが これは声を大にして言いたい・・ もし身近にそんな空気を感じたならば 早急に救済の手を差し伸べるべきである 近所の1人暮らしの老いた奥様だが 毎日、犬2匹を自転車のカゴに入れて散歩している その犬たちも、随分老いているらしく 歩いては又寝そべりの繰り返し 見ると 余り布で手作りしたペットの洋服を着せられている 一匹はヒョウ柄の布 もう一匹はギンガムチェックの布 なんだか 洋服を剥ぎ取ったものの布のようで 全然今風でないのだが それもほほえましい・・ このお婆さんはどうやら安定した生活を送ってるようだが 一方、どっかでは 嫁にいびられ 虐待のような仕打ちを受けているお婆さんもいるのだ この矛盾は何だろう・・ と、深く考えこんでしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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