「釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!」
上野の不忍池近くの映画館で鑑賞。そういえばこの映画館、7年くらい前には石井輝男監督の「地獄」をやっており、「ゴジラ ミレニアム」で失望した気持ちを大いに奮い立たせてくれた場所だ。朝10時40分の回は…失礼ながら、ジイさんとバアさんでいっぱい。少なく見積もって50代、あとは70代の人ばっかり。僕は完全に「お門違い」だ。始まって最初の予告編は「I am 日本人」。仲間の一人が見て「不覚にも感動」したという。予告編だけ見ても、ちょっとウルっときた。いかんいかん、本題は「釣りバカ」だってば。始まったのは…社長のスーさん宅の朝の風景。このへんのお約束的展開はすっ飛ばして、本作のヒロイン、石田ゆり子女史の登場。ずっと妹のひかりよりいいなぁ、と思っていたけど、ショートカットにしてからますます美人だなぁ、と思えてきた。そしてお約束、ハマちゃん登場。どうでもいいけど、59歳のヒラ社員って、今どきそうはいないよ。そして待ってました!大泉さんが稀代の名曲「僕の好きな先生」を歌いながら登場。大勢の観客の中…喜んだのは、僕一人だった。(恥)ここからまた、お約束の一家団欒があって、三枚目役で中本賢氏が村田兆治の顔マネをしながら寅さんっぽくピエロを演じ、鶴太郎氏が「昔ひょうきん族でやっていたことは忘れてくれ」と言わんばかりの重厚な演技を見せ、妻役の宮崎美子女史は「あれでもうすぐ50?!」と驚く若々しさ。結局、松竹ヒロインは「どこ?」という感じだった。最後はお約束的に大泉さんと石田ゆり子女史が結ばれ、ハマちゃんは釣り三昧なのだが…疑問が2つ。三国連太郎さんはいつからハマちゃんと一緒に釣りをしなくなったのか?釣りバカって、こんなに露骨なタイアップ映画だったのか?正直言うと「大泉さんが出てなければ見なかった」。