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Lake Moraine ~Book Cafe~

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2008.05.23
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米原万里の「愛の法則」 by 米原 万里



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。世の中に男と女は半々。相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―“愛の法則”では、生物学、遺伝学をふまえ、「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。また“国際化とグローバリゼーション”では、この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」という信念に貫かれている。


こちらは週刊ブックレビューでのおすすめ
米原万里氏の名前は生前より聞いていて
その早すぎる死がいまだに惜しまれて
いるのは知っていましたが
ロシア語同時通訳者という肩書きに
しごく(勝手に)敷居の高いものを
感じて遠目に見ていた自分の ばかばか~涙ぽろり

同じ作者の「不実な美女か貞淑な醜女か」はかなり気になって
いたのですが、難しそうなものに近づかない根性なしでした。

実際 小難しいどころか面白い、興味深い話が満載で
講演集ということもありますが 
さすが通訳者 言葉のプロ
男女の恋愛考察なんて身近な話題や同時通訳での
爆笑物のエピソードから入ったかとおもうと
いつの間にやら
国のありかたや言語の成り立ち、
本を多角的に読む方法など
まさしく縦横無尽に話題がひろがり、
それがただ広げたといった
ものではなく、いつのまにやら読む側が深く考えて
いくようにはげまされていきます。

「コミュニケーションをとる」
頻繁に使われながら その真に意図することは
なんなのか その難しさ その必要性
を説き その瞬間の手助けをすることが
同時通訳者としてのあり方であると語る
米原万里という人物にとても興味惹かれました。

 調べると新書や文庫になっているので
著作をしっかり読み進めていこうと思っています。


【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 愛の法則(世界的名作の主人公はけしからん!/もてるタイプは時代や地域で異なる ほか)/第2章 国際化とグローバリゼーションのあいだ(「国際」は国と国とのあいだ/国を成立させる要素 ほか)/第3章 理解と誤解のあいだ―通訳の限界と可能性(同時通訳は神様か悪魔か魔法使い?!/濡れ場の多いベストセラー小説『失楽園』 ほか)/第4章 通訳と翻訳の違い(言葉を相手にする通訳と翻訳/小説を楽しめる語学力があれば通訳になれる ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

米原万里(ヨネハラマリ)
1950年東京生まれ。作家、エッセイスト。少女時代プラハのソビエト学校で学ぶ。ロシア語会議通訳として多方面で活躍。2006年5月没。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(新潮文庫、読売文学賞)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、大宅壮一ノンフィクション賞)、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社文庫、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)など多数






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最終更新日  2008.05.23 20:06:57
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