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カテゴリ:本の感想 作家別-や行
海辺の瀟洒なリゾートホテルには、知る人ぞ知る神出鬼没のホテルマンがいた。見た目はかわいいぬいぐるみだが、中身は頼りになる敏腕執事。お客が困っていると、何処からか現れ、疾風のように去ってゆく―。その姿を目撃した者は、幸せになれるという伝説があるのだ。今日も新たなお客がやってきて…。とっても不思議で心温まる、超人気シリーズ最新作。 バレーボール大の大きさ、ビーズの点目、 突き出た鼻、右側がそっくり返った耳、 しっぽはしばってある ピンクの可愛いぶたのぬいぐるみ ”山崎ぶたぶた” しかして 今回は (前回読んだのはこちら) ハイクラスのリゾートホテルのホテルマン?! ぬいぐるみだけど、従業員の教育係で ぬいぐるみだけど、ルームサービス運んだり ぬいぐるみだけど、聞き上手で、 ホテルを訪れる人たちの話を上手に聞き出して ちょこっと元気をもって一歩を踏みだせるよう助言をしたり ぬいぐるみだけど、プロの演出による素人芝居で 「オセロー」のイアーゴーを演じる 変だけれど そんなに変じゃない かわいらしい外見(あたりまえかぬいぐるみだし)に しぶい中年男性の声をもつ 山崎ぶたぶた氏 を狂言回しとして 素敵なリゾートホテルに関わる悩める人々達が 元気になれる 連作短編集 今回も楽しかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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