開発軍司令部開発軍局農業・協同組合部隊というところ 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[14]
サンクラブリーのロッ・トゥー乗り場受付でチョン・カオカートまでの運賃を払います。175バーツ也。待合所で座ってますか。数人が手持ち無沙汰気にぶらぶらしてます。これがチケット。モン橋のイラストがニクイですね~。呼ばれたのでロッ・トゥーに乗車しましょう。私は前列3人掛けの中央に着席。07:20に発車です。3度目のサンクラブリー訪問は、あるのかなー。遠いけどまたぜひ来たいもんですよ。出発後すぐに差し掛かる国道323号線最大の難所の山道を越える最中、急な下り坂の脇に大きな岩がゴロゴロ落ちているのが目に飛び込んできました。ちょっと怖いぞ…。20分後、ランティー橋手前で「止まれ 検問」の看板が出現して停車。ランティー橋合同検問所という表記が見えます。陸軍、警察、国境警察の三者合同なんですね。迷彩服の係官がドアを開けて見まわし、1人の乗客のパスポートをチェック。どういう基準なのかいまだにさっぱりわかりませんよ。顔つきでミャンマー人と判断してるんですかね?発車してランティー橋を渡ります。右手には昨日巡って来た泰緬鉄道線路跡があるはず。一瞬なので車内からは見つけられませんでしたが。それはそうと、車内の注意書きがスゴイんですよ。上の「カーテンで手を拭かないこと」から始まり、「陸運局規則に関する省令第153条にもとづく安全および秩序に関する規定を 順守しない乗客は、5,0000バーツ以下の罰金に処せられます。」の下には食事× たばこ× アルコール× 嘔吐×と。5,0000ってカンマ打つ場所間違ってるから50,000なのか5,000なのか分かりませんよね。しかも嘔吐がダメって誰も吐きたくて吐くわけじゃないと思うんですが(笑)実はこんなことよりもやめて欲しい喫緊のことがあるんです。居眠りをし始めた右隣の太った男性が股広げてくるは寄りかかってくるはで。さらにやたら臭いんですよぉ。もうヤメテクレ~。苦痛に耐えつつやっとのことでトーンパープームの町に到着。時刻は、08:41。お客さんの乗降とトイレ休憩です。くだんの太った男性が運転手さんと何やら話しています。聞き耳を立てると、ここで降りると言っています。体調不良で我慢できないようで。あの臭さはそのせい? ちょっと可哀想。08:50トーンパープームを出発。9分後に現れた検問では、運転手が右手で「無い無い」みたいなジェスチャーをすると、迷彩服の男性係官も頷き、停車させずに通してくれました。まったく検問のチェックの仕組みって理解できませんなぁ。さらに約40分後、「チョン・カオカートだよ」と運転手さん。ありがとうございました!下車して見送ります。時刻は、09:37。国道323号線を渡った反対側には、กองการเกษตรและสหกรณ์สำนักงานทหารพัฒนาหน่วยบัญชาการทหารพัฒนา と長ったらしい名称を掲げる施設が。訳すと、開発軍司令部開発軍局農業・協同組合部隊ってなところでしょうか。農業の奨励や指導を行い、さらに環境や天然資源の保護も担当している部隊のようです。タイでは軍がやるんですね。かつての国道323号線は未舗装で雨季になるとぬかるみ車の通行が不可。クウェー・ノーイ川を船で行き来するしかなかった過酷な環境だったようなので、それで軍の担当になったのかもしれません。おっと、中に入りましょう。実はヘルファイア・パスはこの軍施設の敷地を通って向かうんです。右手の受付でチョン・カオカート(ヘルファイア・パス)へ行きたい旨門番の兵士に告げると、「えーと、あれ、あれ」と英語版の地図を引っ張り出して道順を教えてくれました。ぐるーっと大回りして行かなければならないようで。歩いていきますか。HELLFIRE PASS↑との看板があるので安心できます ^^あ、気付くとワンちゃんが道先案内をしてくれてるじゃないですか(笑)左手には牛が放牧されていて、じーっと私の動きを目で追っています。そんなに警戒しなくても…。うっそうとした並木道をワンちゃんとともに進んでいくと、現れたのは、ヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアム(HELLFIRE PASS MEMORIAL MUSEUM)でした。日本人には敷居が高く感じるんですが、勇気を出して入ってみますか。<旅費交通費>ロッ・トゥー:175バーツここまでの合計:1,664バーツ※旅は2014年5月12日(月)~13日(火)に行いました。つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。 『あなただけのタイ語家庭教師』小野健一著、国際語学社