初めてのタイ語学留学1997
タイ語の勉強を始めたきっかけは、以前書きましたが(3/24の記事参照)、今回はその後について書かせていただきます。実はタイ旅行に行った1994年当時、私は地方公務員をしてました(汗)。が、タイ語を勉強しては、その成果を試しにタイ旅行に行くということを繰り返すうち、「海外と関わる仕事がしたい」と思うようになったのです。「飛び出すなら30歳になる前だ」と、思い切って1997年に退職しました。我ながら無鉄砲だと思いますが(笑)。で、すぐにバンコクへ飛び、某タイ語学校に入学しました。当時、名が知られているタイ語学校は5,6校。私が選んだところは、生徒のほとんどが日本人駐在員の学校でした。そこで3ヶ月間、5時間/日学んで、自分では物凄く上達したように感じたものです。実際には日常会話がやっとできるようになった程度なんですが(笑)。買い物やタクシーでの会話には困らないくらいになったため、自分のタイ語力に自信を持ってしまったんですね。そんなある日、デパートで買い物をした際に店員の女の子に言われた一言が、そんな脆い私の自信を根底から崩しました。「ペン コン・チーン ロ~?」たったこれだけのフレーズが、私にはわからなかったのです!頭が真っ白になりました。後々よく考えてみると「中国人なの?」と聞いてきたことがわかりましたが、とっさに理解できなかった自分に、それはもう自信を失いました。そう、だってタイ語学校では、こんな言い方を教わってないんですよ。「クン ペン コン・チーン ル~ カ?」と習うワケです(笑)。でもあの子の発した言い方こそが、本当の日常会話タイ語なんですよね。それからの私は、教科書タイ語も勉強しましたが、それにも増して本当の日常会話表現やスラングの勉強に力を入れ出しました。翌年再度バンコクへ行った時も、プライベート授業の学校を選んで、そうしたことを中心に教えてもらいました(3/15の記事参照)。その後、紆余曲折を経て日本でタイ関係の仕事を得たのですが、それがまたタイ語学習意欲を一層燃やすことになり、2001年にタイの国立大学の聴講生になってしまうのでした(笑)。そのへんのことは、また書きたいと思います。長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました!