日本人村に到着 見どころ満載アユタヤ遺跡の東端[4]
クイッティアオ・ルアを食べ終え、店を出たところでソンテオを待っていると、5分ほどでコ・リエンと書かれたトラック・ソンテオがやって来ました。写真を撮る間もなく慌てて乗車。慌て過ぎてて時刻をメモるのも忘れてしまいました -_-;)11時ちょい過ぎだと思います。車内は結構混んでて男性比率高し。さて、これから行こうとしている日本人村ですが、ワット・ヤイ・チャイモンコンの観光地図で見て来ただけなので、正確な位置が分からないんですよ。なので景色が良く見えるデッキ部に立ち、右手を凝視し続けます。6,7分走った頃でしょうか。「日本人村」との大きな文字が目に飛び込んで来ました。あーっ、あそこだ!!慌てて車内のブザーを押すと、隣のおじさんが振り向いて微笑みかけてきました。飛び乗った時から私が日本人で行き先はここだろうとお見通しだったのかな?ソンテオはかなり過ぎてから停車。運転席で運賃を支払い。10バーツ也。時刻は、11:15。とぼとぼと歩いて戻ります。うん、間違いない。あそこだ。なんだか、大使館みたいな外観ですね。この「日本人村」の字のお陰で気付くことができたんですよね。感謝です。門を入ると左手に入館料を支払う窓口があり、おばさんが座っています。「ゴジューバーツ」。日本語でどうもありがとうございます… ^_^;)実はもうかなり以前に、ツアーでここに連れて来られたことがあるんですよね。でも「何も無い」という印象以外、ほとんど何も覚えてません。あれ? 左手に白い建物が。あんなのあったっけ?歩いて行くと、中から女性がお出迎えしてくれているじゃないですか。つられてひょこひょこ入って行くと、「ビデオ、ドーゾ」と。左手の映写室に案内されます。「写真撮影も大丈夫です」と今度はタイ語で。寒っ。エアコン効き過ぎじゃないですか ^_^;)真っ暗になるとビデオ上映開始。タイ語音声ですが、英・日の字幕付き。アユタヤの歴史を諸外国との交流を中心に解説する内容ですね。見続けているとなんと!日本のタイ研究の重鎮でともに故人の吉川利治先生(大阪外大名誉教授)と石井米雄先生(京大名誉教授)が登場!うだつの上がらない私はお目にかかる機会がついぞありませんでしたが、でも論文執筆の際は著書を大いに参考にさせていただきました。しかし日本でのタイ研究の中心は、やはり関西なんですね~。上映が終わったところで「どうぞ」と展示室へと案内されました。アユタヤにいた諸外国人についてのパネル解説がメイン。なかなか勉強になりました。あとは宋胡録焼きの展示などもあります。ひととおり見終え、女性にお礼を言って外へ。一歩出るなり暑さと強烈な日差しが襲ってきます。うーん、生き返るなぁ。寒いよりずっとマシです ^^なんとなく奥まで歩いて、チャオプラヤー川べりまで出ました。そうそう、入館料を払った際にこんなパンフレットをくれたんですよ。これによると、日本人は朱印船貿易の頃からアユタヤに渡来し、アユタヤの王は他の外国人と同様に日本人にも居留地を与えたんだとか。最大で3,000人の日本人が住み、居留地内に住む地元タイ人や中国人、ベトナム人も加えると8,000人にもなったそうです。この「日本人村」は、その日本人居留地のあった地域の一部分ということなんですね。ところで裏手にチャオプラヤー川が流れているということは2011年末の大洪水の際はさぞや酷く冠水したことだろうと思いきや、ここを管理する泰日協会のサイトに掲載された写真を見ると、思ったほどではな無かったんですね。<交通費>ソンテオ:10バーツここまでの合計:70バーツ※旅は2013年3月29日(金)に行いました。つづく