春~haru~の読書感想(?)文 (訂正版)
4月ですね♪ 皆さんのところではもう桜は見ごろですか~?こちらでは桜はもうちょっとなんだけど、あちこちの杏の花が見ごろを迎えてますそして小学生最高学年になった我が家の双子達もこの前の金曜日の入学式から小学生活ラストの年が始まりました。だけど約2週間の春休みとはいえ、春休み帳(ドリル)、日記、雑巾作り…と宿題は目白押し。特に我が家の“カツオ”な長男は、あいかわらずの最終日追い込み型☆ひいひい言いながらやっとの思いで終わらせてました。毎度懲りない奴 誰に似たのやら…(きっと私☆)。でも5年生から家庭科が始まったおかげで、この前の冬休み、春休みと私自身は雑巾作りから開放されて とっても気楽だったの~そんなこの冬から春先にかけては、子供の風邪やインフルエンザ、近視の定期検査に加え自分自身も久々に寝込むような風邪をひいたり歯医者やコンタクトの定期検査へ…と、何かと医者に行く機会が多かった~(^^ゞそれにしてもお医者さんって待つよね…。特に私の行ってる歯医者は予約しても30分以上待つのはザラ!でも相性のいい歯医者さんを変えたくはないので(美容師さんと歯医者さんは相性も大切だよね?)待つのを覚悟でお気に入りの本を持っていくと結構いい読書タイムに♪おかげで今回色々読めたので、久々にここでいくつかご紹介させてくださいませ♪ 「深夜特急」 沢木耕太郎 これは青春のバイブルともいえそうな作品で、ドラマ化もされてるし最近ではTVでオセロの松嶋さんが深夜特急のルートを追いかける企画もあったりできっとお好きな方も多いよね?私が読み始めたきっかけは、晴ちゃんが以前オフで海外に行った時に面白くてずっと読んでたと聞いたから。その後昭仁クンも会報31号の“たま吼え”で話題にしたりしていたネ。若かりし頃の沢木耕太郎さんが、香港からユーラシア大陸をほとんどバスを使って横断し、ロンドンを目指す実際にあった旅のドキュメンタリーだけど沢木さんがただがむしゃらに旅を続けていくだけでなくそれぞれの土地の空気や人に触れて、倦んだ気持ちになったり旅する自分の意味を考えたりして心が色々と動いていく…。私は時間がある時にちょっとずつ読んでいたので1巻を読み始めてから6巻を読み終わるまでに沢木さんの旅したのと同じくらいの時間がかかっちゃった。その分、なんだか一緒に旅している気になれたかも。この本を読んでから、テレビなどで沢木さんが訪れた国を見かけると作品からのイメージでつい見てしまうけれど、この旅から30年以上が経ってる。その間に日本はずい分変わって行ったと思うけど沢木さんの旅した国々はその頃と今では変わっているのか、それとも変わらないのかな…。 「編集者という病い」 見城徹 これも秋頃に晴ちゃんがおススメに挙げてた1冊。「Papyrus」を出している幻冬舎の社長である見城さんの情熱が詰まった本。これまで編集にかかわってきた尾崎豊、石原慎太郎、村上龍、銀色夏生…などとの“闘い”や対談を通して垣間見える編集者としての主義が書かれているけれど尾崎豊との濃厚すぎるかかわりなど、仕事とはいうものの見城さんの生き方やひらめきあってこそなんだな…と編集の仕事の本質的な大変さを感じられる1冊。 彼の人生とも重なって結構重かった。 「トリツカレ男」 いしいしんじ これは、日本のような西洋のような街で起こるいしいしんじワールドのファンタジー。ジュゼッペという何にでもとりつかれてしまう彼がペチカという女の子と出会い、惹かれるけれど彼女の暗く凍った心の曇りを晴らすためにどんなことをしていくのか…という物語。「プラネタリウムのふたご」や「ぶらんこのり」など今まで読んだいしいワールドよりもライトな印象だけど待ち時間で読むには、話のテンポも長さもちょうどいいかも。 「帰還」 「侵入」 ディック・フランシス これはミステリー好きにはおなじみの“競馬ミステリーシリーズ”の中の2冊。ディック・フランシスのこのシリーズはどんな事件にも競馬(特にイギリスの障害競走)が絡み、毎回違った主人公が登場し、事件に巻き込まれ、解決していく…というのが王道のストーリーなんだけど“競馬”ミステリーといいながらも物語の背景は本当に色々で、どの作品もほぼハズレなし!それに主人公達は意思が強かったり、抜群の記憶力だったり…と誰もが魅力的で物語にのめり込んでしまうと、本当に時間の経つのを忘れちゃう。このシリーズは本当に大好きで、最初に出会ってからウン10年、発行されている40数冊の8割くらいは読んだかも 今回古本屋さんで読んでないのを見つけたので久々に買ったら、やっぱりハマっちゃった~ストーリーが佳境に入った時に診察の順番が来てしまうととっても心残りでそういう意味では待ち時間に読むのは不向きだったりして(^^ゞでも家で読み始めちゃうと今度は家事がおろそかになっちゃうしね~。(今回も病院で読み残したのを一気に家で読んじゃった)おススメは沢山あるけど、このシリーズに初めて出会った「興奮」や「黄金」など好きかな♪今回読んだ2冊もとっても楽しくて、「帰還」はひょんなことから主に競走馬を診る獣医と知り合った主人公がその獣医の周辺で次々に起こる競走馬の謎の死のからくりを解き明かしていく…という話。物語のスパイスとして主人公が赴任していたという設定の日本の文化や日本人の話も出てきて海外から見た日本が感じられるのもひとつの楽しさだった♪そして「侵入」は障害競走の騎手が主人公で、競走馬の牧場を経営している彼の妹夫婦がいわれのない新聞の中傷記事のため経営の危機に陥ってしまい、その中傷記事にまつわる裏側を探っていく…というもの。ストーリーと直接関係はないけれど、騎手としての主人公と馬との無言のかけひきやレースの気持ちよさが伝わってきて思わず馬に乗ってみたいな~と思ってしまった。もしまだこのシリーズ未体験のあなた、ミステリー好きの方なら、ぜひどれか1冊手に取ってみて!競馬の知識に関係なくとっても楽しめますよ♪ …と読書感想も久々で、つい長~くなってしまった(^^ゞここまで読んでくださった方ありがとう♪ポルノは北海道の空の下、今夜も元気なライブを繰り広げるんだろうな…♪そして私もいよいよ次の土曜日、また何かお気に入りの本を旅のお供にして仙台の彼らに会ってきま~す追記: 見城さんの本のタイトルなど、一部入力間違いがあったので 訂正してUPしなおしました。