秋葉原の惨劇
ひさびさのエントリーが、なんとも悲惨な話題になってしまった。
ときどき行く場所だけに、考えれば考えるほど怖くなる。
パーツやジャンクを見て回るのは、まさに現場付近だ。
「たった一人で、しかもひ弱そうな若造を、どうして制圧できなかったのか」というのは、きっと現場にいなかったから言えることなのだろう。
何の予告もなく危害を加えられた時に、たとえ訓練を受けた軍人や警察官でも、はたして冷静に対処できるか。
そう考えると、(自分を含めて)平和ボケした普通の日本人がパニックなってしまうのは、仕方ないかもしれない。
(軍人や警察官が本領を発揮できるのは、戦場や犯罪現場というリスクを予測できる場所だからだと思う。)
ニュースキャスターが、派遣労働者の労働環境や待遇も一因ではないかと言っていた。
そうかもしれないが…。
事件を起こさない人の方が大多数なのだから、結局は本人の問題なのでは?
犯人の望みは、「ワイドショウ独占」だそうだ。
各テレビ局が「律儀に」犯人の望みをせっせとかなえてやっている。
一番の制裁は、無視して報道しないことだと思うのに…。
「こんなに有名になれるのなら」と、第二第三の模倣犯が現われても、マスコミは視聴率が取れれば、どうでもよいのだろう。
そして、いつも言われるように、その番組を見る人がいるから、マスコミが変わることはない。
早い段階で警察官が銃器を使用して、もし死人がでなかったら、どうだろう?
きっと、マスコミは銃の使用が適切だったのかと、警察を叩くことだろう。
凶悪犯は躊躇せずに射殺してよいというコンセンサスを作らないと、この種の事件は抑止できないだろう。
次は、「人権派」と称する目立ちたがりの弁護士の登場だ。
現行犯では、さすがに事実関係で争うこともできない。
お得意の精神鑑定に持ち込んで、「心神喪失で責任能力なし」と持っていく戦術か。
これで死刑にならないなら、もう「敵討ち」の合法化しかない。