龍馬伝、クランクアップ
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」がクランクアップした。
最初、新聞に「長崎から旅立つ龍馬を弥太郎が送るシーンでクランクアップ」と書いてあったので、暗殺シーンはないのかと思っていた。
しかし、映画やドラマは順番通りに撮影しないことを忘れていた。
どうやら、暗殺シーンはそれより前に撮ってあったらしい。
あれだけ史実無視の「脚色」をしてきたドラマであるから、ラストもきっと驚かせてくれるだろうと期待したが、どうやら普通に近江屋での暗殺シーンで終わるようだ。
途中のエピソードはどうとでもできるかもしれないが、さすがに龍馬が暗殺されたという史実だけは覆せなかったのだろう。(これが、大河ドラマでなければ、また違ったかもしれないが)
唯一、スタッフが自由にできるのは、暗殺の黒幕をどう描くかだ。
これは、いろいろ説があるが、いまだ定説はない。
幕府、紀州、薩摩、長州、土佐、どこが黒幕でもおかしくないくらい、当時の龍馬は彼らにとって危険は存在だったからだ。