夢から醒めた夢 in 京都♪
気分転換にブログのデザインを変更してみました結構このデザインされてる方いらっしゃるみたいなんですが、今の私のテーマ“自分らしく生きる”のイメージがこののんびりした女性のような気がして選んでみました 今週の水曜日に、劇団四季の夢から醒めた夢を観て来ました。 私が初めて観た舞台は、幼稚園の時の「CATS」(キャッツ)でした。それから、かなりの数の舞台を観てきたような気がします。劇団四季から宝塚歌劇団や蜷川幸雄や野田秀樹・・・色んな種類の舞台を観ました 一般的に、なかなか舞台を観に行く習慣って無いようなので、舞台を観るという事を日常的なことにしてくれた母に感謝です 今回見た夢から醒めた夢は、とても心温まるお話でした子供ミュージカルという格付けではないけれど、子供が見ても大人が見ても、とてもいい舞台です赤川次郎さん原作のお話で、赤川ワールドに劇団四季の劇作化を加えたような感じでした。 劇の最初は閉園後の夜の遊園地から始まるのがこのミュージカルの特徴なんですが、劇が始まってから“はい、今から遊園地です”ではなく、開演前のロビーから遊園地は始まってるんです。ロビーパフォーマンスとして、ロビーで色んな芸が行われるんです大道芸人のようなものですね。だから、始まる前から心ウキウキして、自分自身がもう遊園地にいるような気分で舞台はスタートします。 死んでしまったマコという女の子が、光の世界(天国)に行く前にお母さんに会いたいという希望をかなえるためにピコという女の子にお願いをして、一日だけ交代して人間界に行き、ピコは代わりに霊界に行くという話しなんですが、設定がとても面白いんです霊界空港という所でみんな、白いパスポートやグレーのパスポートや黒いパスポートを持っているんです。白いパスポートはキレイな魂を持った人が持っていて、光の世界(天国)に行ける。黒いパスポートは極悪人が持っていて、地獄に行く事になる。グレーというのは、人を悲しませたり、世の秩序を乱したりした人が持っていて、グレーを持っている人は、空港内で人の為にお仕事をしてその罪を浄化して、パスポートが白色になったら光の国にいけるんです。設定は、子供が見てもわかりやすいんですが、大人が見ると、自分の生き方を考えさせられます。“自分の事ばっかり考えてんじゃないわよ”って、空港でお役人をやってるデビル(なぜかオカマ口調)が口癖のように言うんですが、今の世の中、そういう人が多いですよね。自分は絶対そうじゃないと言い切れる人は少ないんじゃないかなぁと思います。皆がお互いを思いあって、助け合って生きていく事の大切さを子供には学んでもらって、大人にはもう一度思い出させてくれる舞台です。 家に帰ってから主人に話しました。自分だったら何色のパスポートをもらえると思うと。主人は単純に“白やろ~”と言ってました。私は、最近悩み多き年頃!?なので、白いパスポートもらえるように、これから心掛けて行動し考えていく事が必要なんじゃないかなぁと、これからの生き方次第かなぁと思いました。 劇中に、仕事人間で、家族をかえりみず出世して死んだ部長さんがいてその人はグレーのパスポートを持っていて、白くなるのを霊界空港でお掃除とかの奉仕をして待っていました。こんな人っていっぱいいると思うんですよねぇ。でも、こういう生き方は罪になるんだなぁと、なんて言葉にしていいかわかんないけど、複雑な気持ちになりました。うちの主人は、そんな仕事人間のようなタイプではないんですが、色々考えさせられました。 さて、皆さんは何色のパスポートがもらえると思いますか?