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カテゴリ:【小説】フィクションアクションハクション
小説というのは名前を考えるのが面倒くさい
そこに手を抜いてはいけないのだが 面倒くさくて書けなくなるのも何なので 昔使った名前を使う 「みつけたか」 革ジャン、皮パンツの川中が言った 「みつけたらしい。連絡が入った」 川中の兄弟分の山中が言った 「行くか」 「行こうぜ」 2人はマシンに跨って走り出した 「スガちゃん。加藤英雄って名前聞いたことあるか」 朝雄が言った 「何者だ?俳優か」 「今、街で有名だぜ」 「歌手か?」 「不良だよ」 朝雄の言葉を聞いて 菅原は「な~んだ」と言った 「俺は不良には興味ないよ それはさておき、お前バイト代入っただろう」 「行くか」 朝雄はたかられているのに喜んでいる 「別に部屋でも良いんだけどよ」 「飲みに出ようよ」 「良い天気だな」 英雄は文庫本をくるくる回しながらスキップに近い動きで歩いていた 「夕焼け小焼けの赤とんぼ あはは。トンボなんていないか」 ひときわ大きな体がくるくる回って 楽しそうに歩いていた もう少しで春が来る季節 でもこの男 半そで姿だった 夕暮れのダウンタウン 人の動きは駅とこの街に分かれる 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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