|
全て
| 徒然奇2
| 【小説】加藤英雄無頼控え
| 【小説】但為君故(完)
| 風来坊の唄
| モリの大冒険~金曜の夜と土曜の朝~(完)
| Jeysomコーナー(旧ギャラリー)
| 【小説】風来坊旅の途中にて
| 【ドキュメント】ハムレット
| 【ドキュメント】細谷十太夫
| 【小説】加藤英雄無頼控え最終章(完)
| 実話控え
| 【小説】恋愛小説?
| 【小説】フィクションアクションハクション
| 【セミフィクション】無頼控え外伝
| 市民Ken
| 【小説】十太夫先生お日向日記
| 片岡さん
| 片岡義男北紀行(北海道2007)
| 嗚呼 先輩
| 片岡義男北紀行(北海道2009)
| 【小説】不動明王
| 【小説】鴉組
| ミステリーハンター
| ちゃーちん
| 武術
カテゴリ:【小説】フィクションアクションハクション
「スガちゃん、あれが加藤英雄だぞ
向かいのでかいのが川中軍治だ」 「朝雄、お前詳しいな」 「知らないのはスガちゃんだけだって」 菅原と朝雄が暢気に話をしていると 「あっ、バット」 菅原がバットを持った男の動きをみてそう言ったと思ったら 英雄はもうその男を殴っていた 「手ぇ、早いなあ」 菅原がそう言うと 英雄と川中2人が 菅原を見た 「おい。こっち見てるよ 俺の喧嘩が始まっちゃったな、朝雄」 朝雄は何を言っているんだと思った どうせ好きで挑発したくせに 「良いじゃないか」 どうせ自分も混ざるんだけどね 「3対10にしようか 12対1じゃ、格好悪いしな 2対10対1じゃ、わけ分からないだろ」 菅原の言いたい事は 英雄について3対10にした方が 川中について12対1にするよりマシって事だ 「何だあんたら。ヤクザか」 山中が言った 「おい。俺たちを喧嘩に混ぜたいのか」 菅原は一際大きな声で言った 「ヤクザなのか」 山中はもう一度訊いた 朝雄はその間に金属バットを拾っていた 「ホームラン、行く?」 そして菅原にそれを渡した 「そっちの人 俺たちが加勢してもいいか」 菅原は英雄に声をかけた 英雄はニヤリとして 「迷惑じゃなければな」 と言った 菅原は、実は英雄を最初見たときから ビリビリと来ていた 野生の男だ こんな男を見て血が騒がない奴はいない 英雄は思わぬ加勢に冷静に状況を見ることができた 相手は10人 こちらは3人 少し晴れ間が見えた 川中は状況が読めなかった 何で急に人が増えるのだ 「車もバイクもどうなっても良いんだよな」 菅原は山中に言った 「あっ?」 精一杯突っ張っても山中も怖い と思った矢先 腿に凄い衝撃が走った 菅原にバットで殴られたのだ 「頭つぶせ、頭つぶせ 人質にしろ」 菅原が英雄に言った 「よーっし」 英雄は川中にとび蹴りを食らわせた が、避けられて殴られた 川中も会心のパンチが入ったと思ったら 腿に激痛が走った 菅原のバットが入った お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[【小説】フィクションアクションハクション] カテゴリの最新記事
|
|