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カテゴリ:【小説】フィクションアクションハクション
「おっととと」
菅原と朝雄は人の移動方向が急に変わったので ちょっと躓きそうになった 「どうした、おい」 菅原は人懐こい 簡単に人に声をかける 「喧嘩」 女の子はそう言うと走って行った 「喧嘩らしいぜ」 菅原は朝雄に言った 「おお」 朝雄はちょっと喜んだ この菅原と一緒に居ると 何が起こるか分からない これまで田舎で暮らしてきた朝雄にとって この男の行動は見たことがないものだった 「みせもんじゃねえぞ」 革ジャンの集団が言っている 決まり文句だ 「避けようぜ」 菅原は言った 「ナンだよ」 朝雄は意外だった 喧嘩となれば喜んで参加するのかと思ったが 「俺の喧嘩じゃないだろ つまらないじゃないか」 という回答だった 「ま、いいから。な、いいから」 菅原の台詞が何となくおかしい朝雄だった 人気blog お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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