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カテゴリ:【小説】十太夫先生お日向日記
「お蝶。そなたは若い。まだまだ良い男に出会えるじゃろう
何をそんな男のために自分を傷つけるのじゃ いかんいかん。さっきヒデ殿が言おうとした事も尤もなのじゃぞ そなたはその美貌で幸せにならなければならないのじゃ 相手を呪うという事は自分を傷つける事なのじゃぞ その男に縛られている事なのじゃぞ。縛られているという事は先はないのじゃぞ 相手を呪い殺したとて、ずっとその男に縛られるのじゃ それはこれより先の自分を殺す事になるのじゃ 下らん男なのじゃぞ、そなたにそのような思いを抱かせる男と言うのは 本当の男とはの。別れた後でも女が幸せになるように仕組むものじゃ ずるずると引かせはせん このすっとこどっこいはの、本当はそう言いたいのじゃ のう、そうじゃろ」 ヒデ公、本当は違うのだがそういう事にして 「そうだ」 と言った 「お姉さん。あっしらにやらせるって事は、わら人形と同じ結果になるかもしれやせんよ」 ヒロイが口を挟んだ 「そうじゃ、そうするのじゃ。だけど、しっかり櫛のわら人形でやりなさい」 美和姉さん、お蝶と他4人を交互に見て言った 「兄貴」 ステとヒロイだ 「親分、わたしも力になりますよ」 是川厚真だった 「なんでえなんでえ。学者先生もやるのかよ」 「五寸釘を櫛にするなんざ、江戸っ子、じゃなくて幽冥界の粋ってなものですよ」 「なんでえ、そりゃ」 その4人の様子を見て 「では、徹底的にやっておしまいなさい」 と美和姉さん、笑って言った お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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