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カテゴリ:【小説】十太夫先生お日向日記
「自業自得なのは分かるが、あれでは五寸釘ではないか
ほとんど動けない体になったというし 町方も動いていると言うではないか まあ、主人の言うところではヒデ殿絡みだから不問になったというが」 美和姉さん、ぶりぶりして言った なぜヒデ公絡みだと不問なのか?? 「兄貴も面白がってやっていたんですよ。お蝶さんを縄で吊るして上げ下げして “幽霊じゃあ”って」 「そうなんですよ。親分もそれはそれは機嫌よくやってました」 是川厚真だ 「厚真殿がおって、なぜああなったのじゃ」 振り向きざまバッサリと云う感じに是川も怒られた 「そ、それがあの野郎。金がなくなったもんだから新しい女をひっかけやしてね」 ヒロイが言った 「うむ。それで」 美和姉さん、目だけでヒロイを見た 「それがお春姉さんだったんですよ」 「あっ、それは自業自得というものじゃ」 「でしょう」 と是川厚真 「そうそう」 ステとヒロイ 「あっはははは」 これは美和姉さんとお蝶 「で、肝心のヒデ殿はどうしたのじゃ」 美和姉さん、瀕死の人間の話をしながら笑いが止まらなかった 「へい。お姉さんがきっと怒ってくるだろうからって 裏をかいてお姉さんちのご近所のお染ちゃんに会いに行きやした」 安心したのかステが口を滑らせた 「馬鹿」 是川厚真とヒロイが同時に言った 「な・ん・じゃ・と」 美和姉さん、また怒り出した お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/10/13 11:06:12 PM
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