水盛り・遣り方~根伐り
ここに建物を建てるんじゃい!ここはオレんちじゃい!と縄張りしたら、次の工程は『水盛り遣り方(やりかた)』です。縄張りが外壁の中心線なら、その外側に杭(水杭)を打ち、レベルを見て小幅な板(水貫)を水平に、杭にぐるりと横に回します。(仮設物です)この建物の高さや位置や水平を示す『遣り方(やりかた)』を基準にして、次は、基礎を打つために、地面を掘る作業(根伐り)です。基礎工事をしてもらっているのは、弊社とは長いお付き合いの業者さんですが、これから1軒の家が完成するまでに、まだまだたくさんの業者さんが携わることになります。皆が誇りあるいい仕事を気持ちよくしてもらうために、各業者さんや職人さんたちとは、いい関係を築いておこうとするのも工務店の仕事ようです。工務店の仕事は、オーケストラの指揮者だっていうたとえがあるのを、聞いたことがあります。