フランス田舎生活～dans nos campagnes

先週末は、今年最後の日本語レッスンでした！
（これで私は産休に入らせていただきます～大して仕事もしてないんだけれど…ホホッ）

で、最後だからと習っていたムッシューとその娘さんからのリクエスト
“巻き寿司”の作り方講座～♪
私で良ければと引き受けたのですが、これがなかなか何と言ったら良いのか…
色んな意味でカルチャーショックで、楽しい夕べとなりました（笑）。
（今回長いです、あしからず～）






前回のレッスンで、材料は僕たちが用意するから、
eummieは、お米だけ炊いておいてね～♪とムッシューに言われたけれど、

どんな材料を持ってくるのか分からないし、
カリフォルニア・ロールをするのに、
熟したアボカドじゃないと美味しくないので、
ある程度のものは全て準備しておきました！
（我ながら、さすが気の利く日本人っ笑）


予定の1時間ぐらい前に、電話がリリ～ン
まさか、ドタキャン　以前、レッスンを一回すっぽかされたこともあるし～～と思って出ると、

「鮭は買ったよ　マグロもあったほうがいいかな～？
　ホタテとか？！」

えっ、生もの

「お寿司に、お刺身も出来ればいいよね～♪」とムッシューは続ける。。。

おおっと、私は寿司職人でもなければ、板さんでもないので、
握り寿司＆刺身はできないわよ～っ。

おまけにこう言っては何だけど、スーパーで売ってる魚の鮮度がイマイチ怪しいので、
私は生では食べたことないし。

それに、えっ？！娘さんのお友達も一緒？！

はぁ、どうなるのか早くも暗雲がたちこめてきたけれど、
予定時刻の25分遅れで、ご一行参上。


「マグロはなかったんだよね～」

「でもタラはあったから、買ってきたよ♪」と魚を手渡してくれました。

タラ　タラは日本人は生では食べないのよ～と説明したのだけど、

「でも食べたことなくても食べてみることは出来るよね♪」

「僕、以前タラのお刺身食べたことあるし…フランスでだけど」とムッシュー。

えっ、その後大丈夫だったんですか　腹痛も起こさずに


とにかく、タラはお持ち帰りいただいて、
鮭は、活きが良さそうだったので使うことにしました。
（ちなみに私は、トキソプラズマ抗体が陰性なのでニンプの間は生ものは控えてま～す）

アシスタントのお嬢さま2人？！に団扇で煽ってもらって、
シャリを用意して、

いざ、裏巻き寿司（←ゴマをまぶしたカリフォルニア・ロール）と普通の巻き寿司を作ります。


シソの代わりに用意しておいたコリアンダー（香草）も皆食べれるって言ってくれたので、
カニカマ（フランス語ではスリミ←すり身みたいでしょ！）もしくは鮭ね、とアボカドと巻いて～。


おおっ、みんな上手♪上手♪
上手く巻けてますっ！！


只、作業工程は、子どもの粘土細工より凄まじいものがあって、
決してお見せできませんっ

いや～っ、途中で味見はするは、のり巻きは水を付けなくても巻けば
くっつきますと言っているそばから、ムッシューがぺぺっと。。。
おおっと内緒。内緒っ（笑）。


切る時は一回一回包丁を拭くのよ～と教えて、
巻いたのり巻きを切ってもらって、完成♪






日本から船便で送った大皿の出番が遂に来たわと用意しておいたんだけど（まっ、大した大皿ではないのだけど日本の柄だから雰囲気がでるかしら～と思って）、

ここで彼等が来たときから気になっていたフランスの大きなオーブン皿
（鶏一羽とかグリルするお皿）が登場。

私の巻いたお寿司は、こっち。あなたの巻いたお寿司は、そっちとそれぞれの持ち皿に並び始めます。

ムッシューの娘さんは、eummieがせっかくお皿を用意してくれてるけど…と
気を使ってくれたけど、いいのよ！！別にっ。気にしなくてっ。


でも、流石に作ったお寿司、全部持って帰りたかったとは想像しなかったのよね。。。
聞くと、せっかく作ったお寿司なので、
家族やお祖父ちゃん＆お祖母ちゃんに見せたいらしい。なるほどっ


漆器のお椀で、お味噌汁を一緒に飲もうかと用意しておいたから、
一先ず皆で味見ということにはなりました（笑）。


もう1人のお友達は、お寿司も日本料理もお箸も初めてで、
娘さんがお箸はこうやって使うのよ～なんて教えてあげたりしていて、
なかなか楽しんでいる様子♪

喜んでいただけたみたいで、良かった
私はお寿司を一つ摘まさせていただいて、後はお土産に☆


帰り際、「このお寿司、明日まで持つかなぁ～」と。



生鮭が入っているものは今日中に食べてね♪
冷蔵庫に入れれば、明日まで持つけど味は変わってしまうわよ～～。
なので、出来るだけお早めに！と言っておいたけど、
その後、腹痛になっていないことを祈っております


長々と最後までお付き合い、ありがとうございました




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