12年通っている場所
卒業して実家でフリーターをして2年、
実家を出ることを決め、岡山に出てきました。
24歳の4月でした。
その時、家に近かったという理由で行き始めた美容室。
そこで出会った美容師のなっつさんと気が合って、
ずっと通い続けています。
お互いの20代をともに過ごしてきて、
今は岡山と東京に離れても、会えば関係は変わらず、
むしろ、普通に深い話をしあえている今があります。
3年ぶりに来ることができました。
今ではお互い結婚し、家庭の話や人生観の話をしてます。
それに刺激を受ける若い美容師さんがいたりして、
面白いな、と思ったりしてます。
今回は、なんかシャンプーしてもらってるとき、
12年前を思い出して、
「そうそう、こうやって洗ってもらったなぁ」
と覚えてる感覚にグッとくる瞬間がありました。
あの頃、本当に先が見えない生活の中で
ラクロスという光だけを心の支えにしていた気持ちを
思い出しました。
どんなに辛くても、川崎のみんなの笑顔に
支えられてたな、と。
そんな中庄でも日常の中に、当たり前にあった美容室。
今では、数年に一度あるかないかの特別な時間。
最近では、また、会おうね、と言って
写真をとるのが恒例です。
次にいつ会えるかは分からないけど、
きっと、なっつさんが美容師であり続ける限り、
私は機会を作って、そこに行きたいと思います。
大切な私の帰れる場所のひとつです。