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カテゴリ:国際恋愛
(最終話です) 朝になるのは早くて・・・。 帰りの便の時間もあったから、朝は6:40にタイマーをセットして起きました。 彼はそれよりももっと早く起きてたみたい。 シャワーかなんか浴びてたみたいだし、 その後はテレビを見ながら寝てる私の逆サイドに横たわってました。 彼なりにとても気を使ってたんだろう。 私はそう思いました。 それからホテルを出て、地下鉄に乗って、 私の気持ちはどんどん切なくなっていきました。 "あと1時間後にはもう韓国を出てるんだ・・・。 テギョンとはまたずっと、ずっと会えなくなるんだ・・・。" そんなことしか考えられなかった。 溢れる気持ちと伝えられない雰囲気になんとも言えなかった。 全ては自分で蒔いた種。 今更調子のいいことなんて言えなかったんです。 地下鉄を降りてからタクシーを拾って、 その時点で最終チェックイン時刻まで30分しかありませんでした。 その時間に焦る自分もいたけど、 他に何に焦っていたかって、彼に自分の正直な気持ちを伝えられるか、だったんです。 空港には8:10頃に着く。 その時の時間は7:50・・・ あと20分しかない。 そんなことを考えているうちにも、時間は待ってくれるわけじゃない。 "ありがとう。" "もっと一緒に居たかった。" ずっと伝えたくてもどかしかった。 でも無情に時間は過ぎて・・・結局ため息しかだすことができなかった。 というか・・・ ため息をつくことで彼に気持ちを分かって欲しかったのもあったかもしれません(汗) なんてバカなんだろう。 言葉で伝えないと伝わらないなんてこと、とっくに分かってたはずなのに・・・。 結局タクシーは、時間は、皆私を裏切るように空港へと連れていきました・・・。 タクシーを降りる時点で私の目からは涙が溢れていました。 止めることができなかった・・・。 ほんとに、ほんとに、自分のせいでこうなっちゃったのにね。 彼からはめんどくさそうに 「Why you crying~..?」 と言われてしまった。 ただ「It's too short...」というしかありませんでした。 彼は何も言いませんでした。 その後慌ててお土産を買いに行って・・・ もう時間がなくて、ゲートに向かいました。 「You need to go now, go.」 行きたくなかった。 予定では自分の気持ちをしっかり伝えてゲートをくぐるつもりだったし、 笑顔でハグして彼と別れるつもりでした。 でも、それができないまま彼とは別れてしまいました。 一生懸命言えたのが 「コマウォ~。(ありがとう)」 そしたら彼は頷いて、フライトまで時間のない私を急かしました。 「You should go now.」 「yeah, i know...」 泣きながら別れを惜しむ私を見て彼が言いました。 「we had fun, right~?」 「yeah....ok, see ya..!」 「see you, bye^^」 「see you..!!」 それから私は自動ドアのゲートをくぐりました。 最後に彼を一目見て・・・。 ゲートをくぐってからは現実が待ってて。 コートを脱いだり、バッグなどのセキュリティチェック。 それから誰かが後ろから入ってきて、自動ドアがまた開きました。 急いで振り返ると、彼の姿はもうありませんでした。 切なさがこみ上げて、もうどうしようもない気持ちでいっぱいで、 本当に本当に韓国から帰りたくなかった・・・。 できるなら彼とずっと彼と一緒にいたかった・・・・。 時間さえあれば良かったのに・・・。 もっとゆっくり関係を取り戻せたのに・・・。 それから飛行機に乗って離陸するときは彼と一緒にいた時間が幻想だったように感じて 悲しさがこみ上げてきました。 私、数十分前までテギョンと一緒にいたんだよね・・・? 金曜日、彼と会って笑いあった時間があったんだよね・・・? すべての彼との時間が幻に思えたほど、現実は上手くいかなかった。 現実はハッピーエンドじゃなかった。 また、あの金曜日に戻れたらと何度願っても、 もう彼とはの"次"はないのでしょう。 もし彼が本当の運命の相手だったら、 それが2年先でも、5年先でも、 また一緒になれることができるのかな・・・と密かに願いながら・・・。 (★おわり★) ~追加日記~ 日本に帰国してからずっと悩みました。 ずっともやもやして、気づけばテギョンのことばっかり考えてた・・・。 悩んでいくうちに気づいたのが、 "やっぱり私はテギョンが好きなんだ・・・。" 矛盾もしてる。 どうして今更・・・? 自分の答えが出たのが遅すぎて後悔の念しかなかった。 遅すぎるのは分かってるけど・・・ 言うしかない。 そしてテギョンに自分の素直な気持ちを書いたメールを送りました。 「テギョンが好き。 自分勝手だし遅すぎるのも分かってる。 でも伝えたかった・・・。」 彼の答えは・・・。 「we are good freind~!」 彼のメールをどきどきしながら開いた瞬間、 心に穴が開いたような気分だった・・・。 "当たり前か・・・何もかも自分が蒔いた種だし・・・。" そんな思いで自分を納得させようとしたけど、 本当はちょっと期待してしまった自分の気持ちが裏切られた気分だった。 すべて遅かった。 何でこんなに上手くすれ違うように、神様はいたずらをするんだろう・・・。 12月25日、 クリスマスの日に、私は同じ人に2回振られました。 また・・・ 傷が癒えるのに時間がかかりそうです。 でも、必ずいい出会いが待ってるよね・・・★? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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