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カテゴリ:編集・文章・表現
身近にある本は、私の場合、文字数にしておよそ
8万~10万程度 のものが 多いようです。 四六版で、200~300ページ数くらいのものです。 (楽天日記の文字数は、おそらく スペースも入るので、 随分多いような気がしますが、これは例外的文字数 ) 先日、やっと読み終えた『亡国のイージス』ですが、 読んでも、読んでも まだまだ続いていた。 計算してみると… 35字 × 22行 × 2段× 650ページ(約) ⇒1001000 字!! おお、何と100万字を越してます。 つまり、普段 接している本の、10冊以上というわけ。 長かったはずです。 ―――――――――――――――――― 山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。 住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、ありがたい世界をまのあたりに写すのが詩である、画である。 ―――――――――――――――――― (漱石「草枕」冒頭より…) どうでもいいのだけど、これで 約 400字 ふう う~ ちなみに青空文庫を参照させてもらうと「草枕」は、 概算で9万字くらいでしたが、ルビ文字も入る数字なので、 実質は二割くらい減るような気がします。(正確ではありません…) ~~~~~~~~~~~~~~~~ 自慢にならないけれど、私は 読む量も多くなく、 速度も遅い。 「速読法」というのも、今まで何通りかの本を、 読んで挑戦したけれど その都度挫折… ^_^; (「マスターしたよ!」という方、おられますか?) いつも子供が読んでいる 二段式の、分厚い本は、 傍で見るよりもっと、スゴイ量なのだという事も、 よく分かりました。 (う~ん。。それにしてもよく読んでいるものだ…) ~~~~~~~~~~~~~~~~ 10万字の長編を書く人のパワーには感心します。 一方、短い文字に 思いをギッシリ凝縮したもの といえば、やはり俳句。 五 七 五 このリズムに 四季の情緒を綴ってきた、無駄のない、 洗練された文学は、 世界に誇ってもいいものでしょう。 余韻、余白を重んじる心は、水墨画とも通じる、 日本人固有の美学といってもいいかも知れません。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 子供たちがまだ保育所くらいのころ… 出かけると、車中でよく五七五の言葉遊び をしました。 しんごうが あかからあおに かわったよ もうつくの? おなかがすいた たべたいよ ○○○ちゃん おしゃべりしたら とまらない しりとりは いつまでやっても つづいてる こんな感じだったと 思います。 出てくる、出てくる。五七五・・・ みそひと文字の力、おそるべし。 子供の言葉のシャワーの一端に このリズムが、 残ってくれたらいいなと、少しの期待もあったけれど、 そして、残ったという証言(?)は ないけれど、 まっ、いいか。。 (^^)v 春の夜は桜に明けてしまひけり 芭蕉 この日記は 楽天では何文字と 表示されるのかしら ? おやすみなさい。 ――――――――――――――――― 【本日の同音異義語の驚き(o^^o)】 四泊を充分にとって書きました。 ――――――――――――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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