嵐山よしむら!
嵐山よしむらで最高の席で北海道の新そばをいただいてきました。今回の京都行きは、前田珈琲のカプチーノパフェと出町ふたばの豆大福、それによしむらの蕎麦をいただくことというのが家内の主目的でした。私はといえば、家内のお付き合いのルートから少し足を延ばして、建仁寺、天龍寺、妙心寺の龍図を見ること。そして、一人残された息子の目的は、一人暮らしの訓練だったのです。娘を施設に預かってもらうことができ、今回のこの我が家の計画を実行に移せることになったのです。京都はトラベルアンドレジャー誌で2年連続で第1位に選ばれた観光地だけあって、最近は外国人が、なかでも中国人がとても多いらしく、一部の欧米人からはまるで上海を訪れているかのようだといわれているようです。私たちは人混みを避けるため朝イチで竹林の道を散策して堪能した後、天龍寺でところによっては七分ほどにまで進んだ紅葉を愛でながら雲竜図を見て、まだ時間があったのでたまご屋まで足を延ばしてゆで玉子をいただき、そして渡月橋まで歩いてよしむらの行列に開店10分前に並んだのでした。家内の情報によると、渡月橋を臨みながらいただける席は12、3席とのことなのに、私たちが並ぶことができのがちょうど12、3番目だったのです。家内はもうひとつ楽しみにしていた天龍寺での御朱印は印刷だといわれて断っていました。よしむらには少し出遅れた感があって、家内の望んでいた渡月橋を眺めながらお蕎麦をいただく席には着けないかなとのんびりしすぎたことを悔やんでいたところ、案内されたのが渡月橋と紅葉し始めた嵐山を眺めるにドンピシャのガイドブックに載っていたそのものズバリの席でした。家内は京の野菜そば、私は半量のざるそばと半量のとろろそばに小天丼がセットになった渡月膳をいただきました。少食の家内はいつも一人前を食べるのは難儀なのですが、あまりの美味しさに感動しながら、そして予想もしていなかったのに希望通りの席に通された感動も加わったのでしょう、私のとろろそばにまで食指を伸ばしていました。息子は口煩い私たちがいないことをいいことに、2日限りの一人暮らしを堪能したようでした。留守番中の息子にメールすると私たちが嵯峨嵐山駅に隣接するジオラマ京都ジャパンを目の前にしながら立ち寄らなかったことと嵐電に乗ったことに大きな反応を示していました。