テーマ:ライフ&ワークスタイル(21)
カテゴリ:キャリアデザイン
Do more with less -より多くを果たし、より少数とともに-
「やることが違うんじゃない?」 かるてーかさんの投稿記事から2005/06/28 10:01:18 PM 私の住んでいるところは田舎だ。当然都会のように働き口がたくさんあるわけではない。さらにここ数年はどんな会社にも派遣や業務請負が入り込んで、正社員で雇用という求人はなかなかないのが実情である。直接雇用でもパートや契約社員(たとえそれがフルタイムであっても)だったりする。 月ごとに発表される有効求人倍率は1割をきったまま。しかもその中にはそれこそ派遣も業務請負もパートも契約もゴタマゼに入っているのだ。一つの会社に業務請負が何社も入っている場合、求人が重複するのであるが、そのあたりを職安が丹念に計算して数字を出しているとは思えない。さらに求職者数って、雇用保険が切れた段階でカウントされなくなるのだそうだ。 つまりあの有効求人倍率だの就職率だのは、まったく実態に即していない数字ということになる。 で、どこで働けって言うの? 派遣で働いていたら、結婚も難しかったりするのに。 業務請負は、数ヶ月仕事をしたら数ヶ月仕事がなかったり平気でするのに。 おなじ業務内容で、パート扱いだとボーナスも貰えず、保険だって有ったり無かったりという状態で腐るなって? 国がしなけりゃいけないことは、企業に安定した雇用を求めることじゃないのだろうか。使い捨ての駒であることがわかっていてなお働かざるを得ない状況に、好きで甘んじる馬鹿はいない。 それでも食っていかなきゃならないから、フリーターや派遣で働く。 それを揶揄されたんじゃたまらないつーの。(全文ではありません) それで、さきほどのDo more with less 1「義務」と「権利」を読み返してほしい。 私たちには「義務」と「権利」がある。 「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」 国民にその生存を維持するための具体的手段として労働権を保障する規定。 義務とは何か。 法的意味は積極的ではなく、代々の遺産によって、衣食住を満たすことができるなら「働かない自由」は認めるが、正当な理由なくして、能力をもちながら、勤労の義務を履行しない者に対して、国が最低限度の生活の保障を行なわないという消極的側面としての意味なのだ。 【いま、社会にとってキャリアカウンセリングは、職業と勤労者のミスマッチを減少させ、技能の需給結合を促進させる重要な役割を持っている。すなわちキャリアカウンセリングによって、特定の職業や職業分野を選択し、特定の職業における技術、技能、知識、態度を身につけさせることである。 企業にとって、技術革新、グローバリゼーション化、高齢化、リストラクチャリングの推進になど、産業変化のなか、効果的な労務管理をおこなうためにキャリアカウンセリングは重要である。 個人にとって、こういった環境激変の中、『働き方や生き方の選択肢が増し、』どういった生き方を選択すればよいかのライフキャリア、組織内外を問わず、どういったワークキャリアを選択したらよいのか、意思決定をできず、悩んでいる人は多い。-キャリアカウンセリングの重要性から-】 『個人の働き方や生き方の選択肢の多様化』 本当にそうだろうか。 実際、企業はギリギリの最少人数ではないか。 Do more with less -より多くを果たし、より少数とともに- かるてーかさんの記事投稿を読むと、働き方や生き方の選択肢が多様化したわけではないことがわかる。 『それでも食っていかなきゃならないから、フリーターや派遣で働く。 それを揶揄されたんじゃたまらないつーの。』 -まったくもってそのとおり。- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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