カテゴリ:キャリアデザイン
さて初日の翌日になる。
いったい、彼・彼女らの最後のタイムカードは誰だろう。 それは、熟睡のSさんと向き合うデスクの配置にある「Kさん」であった。 20代なかごろのKさんは物静かであるが、鬱積したものを感じた。 声は静かで小さいが、これはKさんが「鬱積している怒り・感情」を殺しているからである。 熟睡のSさん、鬱積のKさんを含めたスタッフは、どちらかといえば、仲のよい関係であるらしい。チーフのKさんの指示・命令を適確にこなそうという姿勢もある。 しかし、責任者というと「チーフのKさん」ではない。 Kさんは、チームのチーフでありながら権限はなく、代表でクライエントの交渉を行っているぐらいだ。入社年数は、まだ数年であるが、30になろうとしている「チーフのKさん」。そこに、部署外のN次長が入り込んでくる。 さて「鬱積のKさん」は、相当に「チーフのKさん」に気遣いしながら、仕事をしている。 コミュニケーションとは、隙間時間の無駄話や、プライベートの飲み食いではない。仕事上の”やりとり”である。そういった無駄話やプライベートの交流があるはずだが、なぜ「仕事のやりとり」が伝わらないのか。 本来の上司は20時で退社。 20代前半のOさんは、午前1時で退社。 熟睡のSさんは、午前3時で退社。(夕方17:00~翌午前3時までは、よく働く。) チーフのKさんは、特に慕っている気配のN次長と共に、午前2時で退社。 鬱積のKさんは、午前4時で退社。 チーフのKさんは、鬱積のKさんに、こういって帰宅していった。 「修正が当たり前。修正がないものを、時間をかけて完璧に作るより、クライエントから校正が来たときに、クライエントの要望どうりに修正できるかどうかだよ。」 どうやら「鬱積のKさん」は、自分の仕事を修正されるのが嫌なようである。 チーフのKさんは、早急にクライエントに仕上げを送りたいようなのだが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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