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カテゴリ:読書生活
カモカのおっちゃんが亡くなったことは聞いていたが、徹子の部屋で、闘病中のカモカのおっちゃんの写真を見て、本当なんだなーと実感。
高3の頃、田辺聖子が大好きだった。「ほしがりません勝つまでは」と「言うたらなんやけど」という本から始まった。「ほしがりません」は祖母の友達からも、文庫本をもらって、二冊もうちにあり、祖母も私も田辺聖子が大好きだった。 エッセイからは、考え方にかなり影響を受けた。大阪弁で言うと「そないにきばらんときー」とか「世間の目ぇなんてどーでもええやん」みたいな。 でも実際の田辺聖子は「しんこ細工の猿や雉」で書かれているように、若い頃はすっごいマジメで読書家であった。「しんこ細工」には、OLしてる時の悩みとか、無職のプーになってからの文学修行的生活とかが細かーく書かれてた。私は20代の頃、「しんこ細工」と「放浪記」を何回も読んでは心慰められてきた。実際に役立つ本であった。 私も10代の頃は作家志望(歴史小説)だったので、勝手に田辺聖子を師と崇め、同じ文学学校というところに行ってみたりもした。 今の私は書くことを必要としてない。だけど、今、この時期、田辺聖子の本を読むことを必要としてるような気がした。なぜだか、心がひび割れてるきょうこの頃…。 あー、田辺聖子の本は、ほとんど実家に置いてきてるのだ。まあ、よい。この際、もう一度買ってもよい。 徹子の部屋での田辺聖子は、昔とほとんど変わらず、ホンワリとした話し方をして乙女チックな服を着てはった。 五年前ぐらいに大阪・梅田の旭屋でサインをしてもらった時も「お名前はこれでええのん?」とホンワリと尋ねてくださった。その時、祖母宛にサインをもらったが、祖母は四年前に死んだ。サインもらっといてよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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