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テーマ:本のある暮らし(3309)
カテゴリ:読書生活
原題が「Chasing Holden」なので、ほんとは「ホールデン(ライ麦畑の主人公の名前)を追っかけて」という感じの題名がよいかも?詳しい方、教えてください。
この映画の主人公は、いっつも小脇に「ライ麦畑」を抱えてて、精神病院から帰ってきたばかりの男の子なのです。まさに、ホールデンっぽい。 最初は、「ライ麦畑」を好きな主人公がサリンジャーに会いに行く、無邪気でさわやかな青春もの、と思ってたのですが、かなり違います。少しヘビーな内容の映画です。 「ライ麦畑でつかまえて」は18歳ぐらいに好きだったですが、今、手元に本がありません。読みたい! 「車はビュンビュン走る。男の子はまっすぐ歩いてく」みたいな文章があったと思うんですが、そういう感じのスピリットみたいなもんが好きでした。上手く言えないんですけど。 今、読んだらどう感じるんだろ。 サリンジャーってまだご存命なんでしょうか?それにしても、サリンジャーは、よっぽどのことがあって、世間とのつながりを断っているんでしょうね。 人間不信?世間がイヤになった? 作家が小説を書く場合、言いたいことは全部、小説に書くのでは?と思うんですが、世間は、これ以上、サリンジャーに何を質問したいのだろう。 私が、とある文学学校に行ってるとき、酒を飲みながら自分の書いた小説について延々と語る人が多いのに閉口した覚えがあります。 話を聞きたい人は黙して語らず、別に話を聞きたくもない人は、ペラペラとしゃべり続ける…これが世の常です。 自己の小説について語り続ける人をそばで見ながら、なぜか、いつもジョンレノンの言葉を思い出してました。 「会話は、コミュニケーションの最も遅い段階だ。音楽の方がずっといい」 カッコイー! かくなる私も、このようにわけわかんない文の垂れ流し状態…。いいねん、プログはすぐ消せるし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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