山への情熱　音楽への愛

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  コロナ副反応で一日ゴロゴロ

  8月25日木曜日。昨日4回目のコロナワクチンを接種した。その夜までは何事もなく過ぎたが、夜になって注射を打った腕が内側からリンリンと腫れる感じで熱を持ち、すごく痛くなってきた。その部位を見ても特に赤く腫れているわけではないのに感覚として腫れている感じがする。腕を動かすのも痛くなり、めげた。息子が副反応でだるい時にとポカリスエットとゼリーを買っておいてくれたので気晴らしにゼリーを少しづつ吸った。息子の優しと見通しの良さと用心深さに感謝した。何度も熱を測ったが熱はいつも36度台で37度に近づくことはなかったので一応安心ではあった。今朝も腕が強烈に痛むのと何となく体がだるいし何かをする意欲が全くわかないので自分を甘やかして一日ゴロゴロしていた。夫も同じで大好きなデイケアを自分から休むと言ったので施設に欠席連絡をいれた。何もする気になれずソファに寝そべって音楽を聴いてすごした。猫だけがいつも近くにいて慰めてくれた。これからの心の友は猫たちかと言う気がした。

  2022年08月25日

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  コロナワクチン4回目無事接種

  8月24日水曜日。今日は一日健康と医療関係の行事が続いた。まず朝イチで夫を病院へ連れて行き、いつもの薬をもらってきた。次はコロナワクチン第４回目の接種だ。ホームドクターの医院で予約が取れていたのでこれも夫を伴って出向いた。何人かシニアの受診者が既にいてみんなワクチン接収の人だった。接種券と問診表はあらかじめ記入してきたのでスムーズに進んだ。診察室でいつものドクターに左腕に注射してもらった。今回はファイザーだった。これでファイザー、ファイザー、モデルナ、ファイザーと接種してきたことになる。とてもほっとした。  診察室のドクター医院から帰宅する途中、夫とファミレスに寄った。ワクチンを打ったし夏の疲れもでているので、少し家庭とは違ったメニューを食べて栄養をつけたいと思ったからだ。夫がとても喜ぶのでもうこれ以上食べられないというほどランチからデザート、ドリンク類と盛大にご馳走した。 　その後は帰宅しておとなしくして様子をみたが特に何の変化もない。午後４時半からは夫のケアマネさんの家庭訪問があり、デイケアの確認などをした。ケアマネさんもコロナ禍なので必要な用件が終わったらすぐに帰るようになっているのですぐに終了した。以前は様々な雑談をしたものだったが。

  2022年08月24日

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  今日もルーティン行動の一日

  8月23日火曜日。今日も同じことをして一日が過ぎた。朝、ヨガをし、家事をこなした後はウォーキングに出た。昨日とは少しルートを変えて森林公園を通ると木陰が気持ちよく広がっていたので日陰ばかりを選んで歩いた。しかしその他の道は日が照ってかなり暑く、快適とは言い難かったが時々風が吹く時もあったので何とか耐えて歩いた。途中、コンビニで水分補給したついでに店内で休んだので寛げた。夏場のウォーキングはこれで良いのだ。セイバンモロコシの枝があちこちに伸びていて季節の変化を感じた。  　鮮やかな朱色ノウゼンカズラ　　　　　　　　　　　　　セイバンモロコシ　　　　　　　　　ネリネ？              夏バラ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森林公園の樹林のトンネル　　　　　ヤナギラン      ブラシの木　これって春も咲いてたような　　　　　　　百日紅が真っ盛り午後はまた船橋ロッキーへ。元気がでなくて易しい課題を休みやすみ昇った。初級サーキットもなかなか疲れるので自分流にアレンジしてやった。これで良いのだと自分を納得させながら小一時間昇って終わりにした。

  2022年08月23日

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  船橋ロッキーで初級サーキットにトライ

  ８月22日月曜日。今日も曇り空で風が少し吹いたので比較的過ごしやすく助かった。朝イチでヨガをし、ウォーキングに出かけた。藤崎の子安神社を回って90分、少し体が慣れてきた気がする。午後は久しぶりに船橋ロッキーにボルダリングに出かけた。 あまりに長い間、ご無沙汰していたら壁は新しい課題に張り替えられていたし、これまで見なかった「初級サーキット」なる案内が貼ってあった。早速、その初級サーキットなるものにトライしてみた。要するに最も易しいルートを①としてそこから始め、徐々にグレードアップして㉒まで昇ってゴールになる。これを30分以内に昇ってサーキットトレーニングにするのだ。黄色やピンクや茶色のグレードは楽々だったが白になるとそう楽々とは昇れず、休憩を入れた。ひと月余り休んでいた間に大分腕力が落ちてしまったことを実感する。体は正直だ。更にボードの種類がウエルカムからナイアガラ、スリラー、ボムライト、ボムレフトと形状が異なってくる。ボムライト、ボムレフトは球形や傾斜の強い被り壁だから厳しい。結局、被り系の壁は昇らないまま30分が終了した。でもいいんだ。普段からボムレフトやボムライトはでっぱりが怖くてトライしない壁だから無理をして怪我でもしたら元も子もない。力まず自分の現状を受け入れてぼちぼちやっていくしかない。あまり上手に昇れなくてもここに来てホールドに触っているだけでも良しとしよう。

  2022年08月22日

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  福島の桃と散らし寿司

  8月21日日曜日。一日曇り空だったけどものすごく蒸し暑い日だった。これ以上体調を悪化させないために朝夕のヨガとウォーキングを課している。今日は朝のうちはだるかったが自分を励ましてヨガをやり、ウォーキングに出た。日が照ってないので少し距離を延ばして藤崎方面を90分ほどのろのろ歩いた。夏も終わりに近く、新鮮な風景は見いだせなかった。帰宅すると福島の桃農家が実家のKさんから桃が届いていた。ものすごく大きく色も暁色で美しい桃が箱の中から姿を表した時にはちょっと感動した。こんな見事な桃を育てるにはどれだけの手間と暇を要したことだろう。頭が下がる。早速一個を頂いてみた。ジューシーで柔らかくとても美味しかった。胃腸が弱っているこの頃、この柔らかくて栄養豊富な桃は身も心も潤してくれる。Kさん、有難う。心から感謝した。 夜は久しぶりに家族が揃ったので散らし寿司を作った。錦糸卵を散りばめ、エビにイクラにアボカドをトッピングした。みんな好きなのであっという間に食べつくされて完食だった。     

  2022年08月21日

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  同世代女性のお通夜で明日は我が身を感じる

  至急の回覧板が回ってきてお世話になっている元町内会長の奥様が亡くなられたことを知った。ご主人は長く町内会長を務められており、奥様は影になり日向になりご主人と活動を共にして支えてこられた。私は会計を3年間担当していたのでしばしばその事務処理でお宅を訪れ、とても親しくさせていただいてきた。奥様は民生委員を務めて地域福祉のために尽力される一方でお茶やお花のお稽古もされていた。お会いした時はいつでも華美にはならない美しいスタイルの服をまとわれて上品で優しい方で私より３歳年上だった。昨年秋頃会った時、乳がんが発見されたんだけどそう悪くはなく、手術の経過もよいと明るく話されていたので、そう深刻にも考えず過ごしてきた。最近、どういうわけか彼女のことが脳裏に浮かんできてその後どうされているだろうかと気がかりだった矢先、訃報が来てしまった。市川市の真間山弘法寺（ままさんぐほうじ）でお通夜が営まれたので参列してきた。驚いたのは弘法寺が奈良時代から長い歴史をもつ由緒あるお寺であったこと、彼女は弘法寺の下の家で生まれ、結婚式もここで行ったということである。 真間山弘法寺仁王門お通夜はものすごく立派で格調高かった。中心となる大僧侶と３人の僧侶の４人がお経を唱えた。日蓮宗ということで最後は参列者全員が「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」と何度も唱和した。ご主人は一回り小さくなられたような気がした。最後に娘さんが心に染みる立派な挨拶をされた。こんな立派なご主人と娘さんを残して旅立たれてさぞ心残りだっただろう。私と３歳しか違わない知人のお通夜でいろいろ考えることがあった。人間いつどこでどうなるかわからないから毎日を悔いのないよう精いっぱい生きようと思ってはきたが、それを更に痛感させられた。最近の体調不良で明日は我が身ということを現実的に感じた。  

  2022年08月20日

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  久しぶりの押し花教室～アルミニュームで本を作る

  ８月19日金曜日。朝は湿度が下がり気温も下がってとても涼しく、久しぶりに気持ちよい朝だった。秋を感じさせるスタートだったが、良かったのは昼まで。午後は気温が上がり陽射しが照り付けたのですごく暑くてぐったりした。その暑い午後に2か月ぶりに押し花教室に出かけた。今日は先生の一斉指導でアルミニュームで造る本だ。アルミニュームを原画の上に粘着させて凹凸を際立たせる技術らしい。大きな机の周りに全員が集まり、先生の指導に沿って進めた。手順は以下の通り。①自分の好きな本のデザインを切り抜く　②角バーツを厚紙の上に切り離す　3全パーツを重ね、凹凸を作る　④署名や表紙の飾りを置く　⑤アルミニューム粘着シートをかぶせて密着させる　6表からスプーンでなぞり凹凸を際立たせたら完成             ①好きな本のデザインを切りとる　　　　　　　③全パーツを重ねる　　　　④署名と飾りを置く  　　　⑥完成したアルミニュームの本　　　　　　　　　先生の指導久しぶりに教室の皆さんと一緒に学習した。みんな子どものように口々に質問をするのでうるさくとても疲れた。先生もこれでは小学校と同じでお疲れのことだろう。あまり上手にはできなかったけど一応順調に進められたので良しとしなくちゃ。

  2022年08月19日

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  清野菜名のアクションが光った映画キングダム2

  8月18日木曜日。一日雨模様ですることもできることもなく所在なかったので話題の映画「キングダム２」を幕張新都心まで観にいった。正直言って前作ほどの新鮮味は感じなかった。全体的に戦闘場面が圧倒的に多く、その手のものは嫌いな私は殺し合い場面が延々と続くのは苦痛だった。ただ前作には登場しなかった清野菜名扮する女性兵士が異様な姿と超絶アクションを展開させていて目を見張った。あんなキレのよいアクションができる女性はそういない気がする。とにかく体が柔らかく動きが大きい上、全身バネのようなダイナミックなアクションは見ているだけでとっても気持ちよく驚異的だった。主役の山崎賢人と吉沢　亮は相変わらずかっこよかったが山崎の大活躍に比して吉沢の出番が少ない気がしたし、橋本環奈に至っては単なるお飾りみたいな存在だった。一方、秦と魏双方の軍の武将に豊川悦司、大沢たかお、小沢征悦、要潤、玉木宏、高島政宏、佐藤浩一など大物が勢ぞろいしていた。中でも豊川悦司、大沢たかおは堂々として独特の存在感を見せていて見事、さすがという貫禄を示していた。またこの戦いの最下層の下っ端歩兵は伍という5人組を組んで戦うのであるが、この弱いことこの上ない5人組が戦いの中で人間の弱さを表現していて良い味つけをしていたと思う。まあ、一応話題の映画を観たというところである。  　　　　　スターが勢ぞろいしたポスター　　　　　　　　清野菜名のアクション　　　　弱者揃いの伍

  2022年08月18日

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  大久保から実籾・屋敷とリハビリウォーキング

  ８月17日水曜日。日が照らず曇り予報だったのでリハビリでウォーキングに出かけた。しかし日は照らなかったものの蒸し暑く予想外にしんどかった。京成大久保駅を超えてアスファルトの道をまず大原神社へ。更に鴇田家住宅からホタル野を歩いて大好きな野道を歩いた。もう稲が大分実って初秋の風景になっていて心和んだ。私の心の原風景はこういう田舎の風景であることを再確認させられた。そりゃそうだろう、四国の田舎で農家に生まれ、幼少期から田植えや稲刈りをしながら育ってきたのだから心の奥深くにしみついているのは田舎の田んぼの風景だ。        人気なく静かな大原神社　　　　　　　　　　鴇田家住宅内部　反対側の緑が美しい　　　　ホタル野の初秋の田んぼ稲田を観ながらパークゴルフ場まで歩き、その後は屋敷の畑地帯を歩いたがここは日陰がなくて蒸し暑く辛かった。途中で何度も水分補給しながら何とか歩き通して2時間余、最後は大久保図書館前のフィロコフィアでスペシャルティコーヒー・ホンジュラス１３５を呑んで大休憩した。          もう萩の花が咲いていた　　　　　　　　　　　　屋敷の畑の生姜の花　　　　フィロコフィア　ホンジュラス１３５けっこう苦しかった。暑い日にうかつに平地を歩くのは考えものだ。

  2022年08月17日

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  香住公園から浜田川へ

  ８月16日火曜日。今日の天気予報は昨日に勝る猛暑日で屋外の運動は止めるようにとのことだった。しかし実際にはこの湾岸地方では海風が吹いて思ったほど高気温ではなかったので、思い切って香住公園に散歩に行った。なぜ香住公園まで？というと公園の側道が両側樹林帯なので日陰になっていてこの時期に歩くのに丁度良いからだ。超久しぶりの香住公園はお盆休みの家族連れが集まっていて、ポップアップテントが並びジャブジャブ池で水遊びする風景がのどかでとても和んだ。ジャブジャブ池は地震で長い間閉鎖されていたのが復活したのだ。平和のシンボルとも言える。嬉しいことだ。　ジャブジャブ池側道の樹林帯をのんびり歩くと習志野市から千葉市に入る。時たまジョギングする人に会う位で人は少なく静かでのんびりできた。少し頑張って浜田川まで歩き、川をみるとすごく落ち着いた。やはり水の力は大きい。もうずっと川を観たことが無かったことに思い当たった。         緑の樹林帯は涼しい　　　　　　　　　　　　　浜田川と京葉道路　　　　　　幕張新都心と浜田川浜田川公園はもう日陰はなく暑かったのでダラダラと引き返した。テニスコート脇にウバユリが沢山咲いていた。1本1本の花は小さく貧弱だが沢山そろうとそれなりに綺麗だ。

  2022年08月16日

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  マイナポイント20000ゲット

  ８月１５日終戦の日。今日は一段と暑かった。掃除や洗濯などほんの軽い家事でもう汗が出た。体調は相変わらずで激しく下痢はしないが、とにかく食べるとすぐ出るのが気持ち悪い。体力を消耗することは止め、市役所にマイナポイント第2弾の申請に行った。①マイナカード取得で5000ポイント②保険証と紐づけすることで７500ポイント③公金受け取り口座をつけることで7500ポイントで最大20000ポイントが付与されるという制度だ。ネットで説明書を読むと簡単そうに記載されているのだがイマイチはっきりしない。昨年申請したマイナカードと貯金通用などをそろえて役所に行った。  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　使える電子カードなど1階にマイナカード専用の特設会場が設置してあってけっこう混みあっていた。しかし落ち着いてよく見ると激混みなのはマイナカード取得申請のほうでポイント取得のほうはそうでもなくすぐ対応してもらえた。所が落とし穴があった。ポイント付与のために電子カードが必要で相当数の電子カードが使えるのだがそれを持参していない。止むをえず一旦、帰宅して電子カードを持参し、再度受付へ。それがあれば後は楽々だった。②③と順調に進んでめでたく20000ポイントをもらった。思ったより楽だったし、スタッフがとても親切に対応してくれたのも良かった。

  2022年08月15日

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  目標を失って宙ぶらりん

  8月14日日曜日。台風一過の朝は割と涼しくてしのぎやすかった。これまで北アの北鎌尾根の登攀を目標に計画をたて、様々な努力を重ねてきた。それが最後の最後になって自分の体調不良によって断念せざるを得ないことになった。悔しくてたまらないし無念でならない。この体調不良の原因は何だ？考えられることは以下の3点だ。①7月から遠征が続いて疲労がたまってしまった②老化が胃腸の不良を招いた③夫によるエアコン16度設定によって風邪をひいたことが遠因になって全身不調を招いた①はそうかもしれない。北海道遠征1週間の疲労が完全に抜けないまま東北遠征5日。それが残ったまま神津島へいった。これがしんどかった。神津島へ行くべきでなかった。自分の体力を過信していた。②は老化によってこれまでなかった症状が腸にでるようになると聞いた、憩室というらしい。これもあるかもしれない。③は当然ある。どれだけ言っても16度設定を変更しないのでそこで炊事をする。結局寒さが喉や鼻を痛めてしまうのだ。今回もはじめは咳、くしゃみ、喉の痛みから始まった。体調壊して2週間も過ぎ、治療もしているが回復しない。こんなことはこれまでなかった。困惑している。健康についての自信を失って気弱になっているし更には北鎌尾根という目標を失ってしまった。これが最大の痛手だ。私は目標があれば頑張っていけるタイプなので、目標がないのは行く先がなく空中に漂う糸くずみたいなもんだ。困った事態になっている。しかし何はともあれ回復第一、次にリハビリだ。少しづつでも前を向くしかない。　朝食は消化が良く栄養豊かな桃

  2022年08月14日

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  新習志野図書館で気分転換

  8月13日土曜日。台風が接近してくるので昨日までとは天気も様変わりしている。予報を聞いて早めに戸締りや片付けを済ませた。体調はそう悪くはないが改善もしない。下痢は止まり胃痛も収まったが、何しろ食欲が湧かず、無理やり消化のよいものを口にいれるのだが美味しさを感じない。朝から寝たり起きたりしていたが、やはりこれではますます悪くなる、何か動かなきゃあと思ってまだ雨も酷くなっていなかったので超久しぶりに新習志野図書館まで出向いた。図書館はコロナと台風とお盆のせいか、極端に人がいなかった。閲覧室の机を独り占めして雑誌を読んだ。家から近いのはプラッツ習志野にある大久保図書館なのだが、この新習志野図書館も馴染みがあり、蔵書の種類も違っているので悪くない。3時間ほどいろいろな分野の本を読んで気分転換した。前庭に白と紫のキキョウの花が雨に濡れてうつむいて咲いていて清楚だった。  　　　　　　　　　新習志野図書館　　　　　　　　　　　　　　　　　　雨に濡れるキキョウ

  2022年08月13日

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  やっと家の外に出て久々の散歩

  8月12日金曜日7月半ばから北海道、東北遠征と離島旅行、その後に体調悪化で寝込み、ウォーキングの余裕がなく、生きる基本の歩くことをすっかり忘れていた。今日は朝から意識して少し体を動かしてみようと思い、掃除や洗濯もしてみた。最初はふらついたりもしたがゆっくりゆっくり行動して何とかできた。じっと寝たままだと代謝も下がって更にだるくなるのでお腹の具合が落ち着いている時間も見計らって超久々に近所の好きな道を散歩した。あちこち咲いている花が様変わりしていた。盛夏の花と初秋を感じさせる花が混在していた。マスクをしていると暑苦しくて辛いので人がいない所ではノーマスクで歩いた。歩いて少し元気が出た気がした。  　　　　　　　さるすべりが最盛期　　　　　　　　　　オオケタデ　　　　　　　　　　　　ミソハギ

  2022年08月12日

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  今日も一日寝たっきり

  ８月11日木曜日。山の日。今日も体調悪く、ほとんど寝たり起きたりの一日だった。下痢はなんとか収まったが食べると胃が痛くなるので、食べられるものが限定されている。おかゆに出来上がったばかりの梅干しが安心して食べられるがそれも大分飽きてきている。何より食欲がわかない。胃の中がすっきりしない。胃の中で雲が湧いているような感がある。ずっと寝ていたせいだろう、起き上がるとめまいがし、しばらく天井がぐるぐるする。メニエル病ではないにしても気持ちが悪いし、不安だ。買い物に出ることもできなくて食料がない。毎日麦茶で飽きているし消化のよい果物でも食べたい。薬を飲まねばならないので何か食べておかないといけないのだ。ああ、はやく元気になりたい。　薬の山

  2022年08月11日

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  孫二人が来宅したのに何もできず

  8月10日水曜日。今日は一段と暑さが厳しい一日だった。昨日から孫の葵ちゃんと結ちゃんが我が家にステイしていた。来る前は一緒にフルーツ寒天やパフェつくり、ボルダリングにプールにとあれこれ計画を考えていたがその後、私の体調が悪くなって、結局ろくな料理もしてやれなかった。代わりに娘と息子がいろいろ面倒をみてくれた。昨日はカラオケに連れてゆき、夜は花火をさせた。今日はアンデルセン公園で美術作品を制作してくるなど何とか二人を楽しませて帰すことができた。せっかく来てくれたのに申し訳ないがどうしようもない。でも田舎にきて環境も変わり気分転換ができて少しは良かったかなと思う。  　　　　出来合いの品ばかりの夕食　　　　　　　　　　ガレージで花火　　　　　猫を遊ばせる結ちゃん

  2022年08月10日

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  想定外の検査が続いて気弱になる

  ８月９日火曜日。やっと病院に行けた。咳と鼻水がひどいし喉も痛いのでまず耳鼻咽喉科へ。受付で症状を説明していたら風邪症状なので検査をと言われ、通常のルートとは違う道を歩いて案内されたのは抗原検査室。重装備した看護師さんに鼻をグリグリされて待つこと15分、覚悟していたが陰性だった。ほっと胸をなでおろして耳鼻咽喉科を受診。若いドクターが私の症状も聞かず薬を処方して1分もかからず終了。何だこれは！！これが診療か？という感じだった。つぎが外科消化器内科。１週間前にも受診していてその時は酷い下痢。薬で下痢はおさまったが普通食を食べると胃が痛くなってくるのでここ１週間ほどおかゆとか飲み物、ゼリーなどしか口にしていない。そのことを告げると「では検査しましょう」と言われ、血液検査とCTスキャンを撮る。結果的に大きな問題はないが血液マーカーの数字が気になるとか言われて胃カメラ検査を受けることになってしまった。説明によるとけっこう大掛かりな検査でほぼ１日を要し、前日からのめんどくさい準備も必要だ。９月初めに予約を入れた。全く何てことだ。胃腸が強いのが自慢だった私が胃に苦しめられている。 病院のスタッフがとても親切だった。せき込んでいる私に受付の女性が「よければこれを」と言ってのど飴をくれた。消化器内科のドクターが胃薬をあげますと言ったのに処方箋を出してないので困惑していたら、別のスタッフがあちこち動いて確認してドクターから処方箋をもらってきたくれた。体がしんどい時や気弱になっている時だけにとても有難く、感謝した。こうして朝９時過ぎに受付したのに終わったのは13時20分頃でとても疲れた。

  2022年08月09日

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  孫の咲ちゃんの笑顔に支えられた一日

  ８月８日月曜日。快調不良で寝たっきり生活をした翌月曜日は以前から上の娘宅に育児サポートに行くと伝えてあったので、突然断られると娘も困るだろうと思い、症状が多少落ち着いたのを見て、頑張って都内の娘宅まで行った。そこまで歩いていけるだろうかと不安だったが割と大丈夫だった。何か食べると胃が痛むのでせいぜいおかゆしか口にいれるものがない。娘宅では元気な子供たち４人が迎えてくれた。翔君と結ちゃんは学童に行くので葵ちゃんと咲ちゃんをみてればよい。葵ちゃんは成長してほとんどのことは判断できるし、咲ちゃんも聞き分けがよいので助かる。体力消耗するのですることが無い時はソファで横たわったていた。姉妹二人とても仲がよい。咲ちゃんは無邪気で可愛い声で「おばあちゃん」と言って寄ってきてくれる。すごくきれいな肌をしている。トイレトレーニングも全く問題なくこなして一度も失敗がなかった。  自分でトイレをして流す時、バイバイといってトイレに手を振るのが何とも可愛い。大したこともしないまま一日が無事安全に終わり、娘婿に自宅まで車で送ってもらって役目を果たした。

  2022年08月08日

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• 原因不明の体調不良で一日ねたっきり

  ８月7日日曜日。昨日あたりから体調不良を感じていたが、今日になったら著しく具合が悪くなり、朝から一歩も家から出ず、ずっと寝たり起きたりしていた。原因がわからないのも不安だ。ことの発端は下痢から始まった。神津島から帰ったあと、ひどい下痢になり食べ物はおろか水を飲んでもすぐ水溶性の下痢に襲われる。あまりの酷さに外科消化器科を受診して整腸剤をもらった。すぐには収まらなかったが2日後位に何とか収まった。しかしその後、鼻水が出て咳も少し出始めるようになった。何しろ室温を16度にする珍獣と同居しているのでとにかく寒い。寒さのせいだろうと思って上着を着たり温かい汁物を呑んだりしていたが喉も痛くなり、風邪のような症状になってきた。今朝はもう具合が悪くて動けず、寒すぎない程度のエアコンをつけてじっと横たわっているしかなかった。日曜日で医者も閉まっているし手の打ちようがない。救いは熱がないことだ。何度も何度も計測したが、せいぜい36.１から36.3程度で36.5にも届かない。もともと平熱は35度台ではあるが。食欲も全くないので娘に買ってきてもらった水分・栄養ゼリー・カステラなどを少々食べて生き延びている。コロナかもしれないし、熱が低いことを考えるとそうでないかもしれない。とにかく早く医療機関を受診したい。久しぶりの体調不良だ。

  2022年08月07日

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  盛夏のアンデルセン公園

  ８月6日土曜日。今日は雲が多く陽射しが少なかったのでしのぎやすい一日だった。このところのんびりしているので久しぶりに真夏のアンデルセン公園を訪ねてみた。夏休み真っ只中の土曜日とあって道路の混雑がひどかったがめげずにたどり着いた。園内は沢山の家族連れで賑わい、元気な子供たち声が響いていた。私も結ちゃんや咲ちゃんを連れてきて一緒に水遊びさせてやりたいなと思いながら、シニアの一人歩きをした。ひまわり迷路が人気でみんな集まって写真を撮っていた。　ひまわり迷路  大道芸をする青年が元気な声を出して一生懸命がんばってパフォーマンスしていて、その懸命に生きる姿が心地よかった。 　大道芸と岡本太郎の像更に押し花アート展もあったので観たが、花の色が強すぎて自然感に欠け、私にはいまいちだった。   　　　　風車と水鳥　　　　　　　　　　　　　　　押し花展　　　　　　　　　　　水辺で遊ぶ子供たちひまわり祭りを開催中で大道芸や押し花展など夏休みの企画もあって飽きずに過ごせた。良いくつろぎと気分転換になった。

  2022年08月06日

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  月に一度の贅沢・Fhilocoffeaフィロコヒィアでランチ

  ８月５日金曜日。飯豊連峰縦走が無くなったので今日もフリー。午前中は図書館に行って雑誌をあれこれ読んだ。「山と渓谷」「婦人公論」「ダンサー」の三誌が定番だ。山渓は南アルプスの特集、婦人公論は老後の友達作りがメインテーマ、ダンサーはバレエ関係の雑誌で豊富なカラー写真で一流バレリーナの超絶技巧を観ることができるのでとても気にいっている。3時間ほど雑誌を楽しんだ後はすぐ前にあるコーヒー専門店「Fhilocoffea　フィロコフィア」に入った。このところ、胃腸が本調子でないので胃に負担のないコーヒーをバリスタに選んでもらい、食事も油分やボリュームのあるものは避けてパンツアネッタサラダにした。 　パンツァネッタサラダとコーヒー　ホンジュラス135　　　　　　　　店内から眺めるプラッツ習志野ホンジュラス135というコーヒーはレモン風味ので全く胃に負担を感じずさらっとした自然な味でとてもよかったし、サラダは炒めたごぼう、玉ねぎ、カボチャの上にミニトマト、ブロッコリー、レタス、ナッツなど多種類の素材がトッピングされて程よく甘酸っぱいドレッシングでこちらも口にあった。安くはないが心が満たされる食事はそうそうはないので月に一度の贅沢だ。

  2022年08月05日

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  衝撃！！飯豊連峰縦走災害級悪天のため中止

  ８月４日木曜日。衝撃が走った。朝、携帯を開くと電話とメールが入っていて本日からスタートする東北飯豊連峰縦走が中止との連絡が入っていた。まさかと思ったがまさかが的中した。昨夜テレビを見ていたら東北地方の災害状況が放映されていて大丈夫かなと危惧していたが、馴染みの添乗員Kさんから前夜に最終確認の電話も頂いたので催行されるものだと思い、満を持して出発準備を整えていた。とても残念至極だ。しかし災害発生している地域には入れない。地元ガイドの意見だというから正しい判断だ。そもそも集合地が磐越西線の山都駅なのだが、その近くの喜多方から山都の間で鉄橋が崩落して運転不可能になり、集合地に到着することすらできない状況なのだ。予想以上に災害が甚大だった。もはや登山とか言ってる場合ではない。人命優先の事態だ。                磐越西線で橋が崩落して運転不能　　　　　　　　　　　飯豊町の橋も崩落突然のことでしばし放心状態だった。しかししばらくすると災害地帯の皆様には申し訳ないが解放された気分になり、久しぶりにスタバに行って美味しいスイーツとホットミルクを注文して寛いだ。飯豊に登るぞと意気込んでいたのが遠い日のように感じられた。

  2022年08月04日

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  梅干しの土用干し

  8月1日月曜日から今日3日まで梅の土用干しをした。連日朝からギラギラと陽射しが照り付け、35度以上になる猛暑日が続いたのでしっかり干せた。今年は梅雨が明けるのが早かったのとあちこち遠征に出かけて留守をしていたので、3日間晴天の日を見つけることができなかった。やっと3日間の在宅と安定した天気を確保して実施できてほっとした。梅干しを漬けこんだ容器のふたを開け、重しを取り除くと赤く色づいた紫蘇の葉と薄赤い梅干しが姿を表した。一個一個を菜箸で挟んで干す容器に並べていった。６月に頑張ってした漬け込みの成果が目の前に結実していてちょっとした感慨を感じた。今年は大粒の梅が多いでふっくらしてとても果肉が多い。  　　　　重しを取り除いくと梅が出現　　　　　　　　一個一個を並べていく　　　　　　大粒でふっくら大きなトレー3枚分に梅と紫蘇を並べ、ベランダに運んで3日3晩干した。きっとおいしい梅干しになるだろう。紫蘇の葉も干してカリカリにし、ゆかりとして使う。 　ベランダで干す明日からの飯豊連峰縦走にこの自家製の梅干しを携えて塩分補給していこう。

  2022年08月03日

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  釣りをしたものの1匹も釣れず

  一夜明けた7月30日土曜日。翔君が釣りをしたいというので、島の釣具屋さんに行って竿2本とバケツをレンタルし、釣り餌を買う。港の船着き場の埠頭まで歩いてそこで釣り竿を垂れた。餌をまくと美しい緑の海に魚がどこからかワラワラと集まってくる。大きな魚も見える。しかし一匹も釣れないのだ。撒き餌に群がって食べても釣り竿の針には引っかからない。何度も何度もやってみたが結局二人とも1匹も釣れなかった。がっかりしたものの、ほかの皆さんも同じで釣果があった人はいなかったので諦めがついた。それに炎天下の埠頭なので長くは続けられない。  　　　　　　　　　　　埠頭で釣りをする　　　　　　　　　美しい海が広がるその後はまた赤崎海岸でシュノーケリングを楽しんだ。もう昨日の経験があるので余裕だった。 赤崎から船着き場に戻り、最後のお楽しみはお土産買いだ。このために1時間を確保した。二人とも中々賢く、熱のため一緒に来れなかった妹二人や両親・祖父母とあれこれ見繕ってお土産買いに専念した。  　船の待ち時間に～まだまだ元気な二人　　　　　　　海辺に沢山咲いていたノカンゾウ　　　　ハマユウ　　　　　　　　　　　　3時の高速艇に乗って再び3時間の船旅で無事竹橋桟橋に到着した。上の娘夫婦と妹の結ちゃん、咲ちゃんも一緒に出迎えにきてくれ、楽しい旅は無事終了したのだった。

  2022年08月02日

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  神津島の民宿で大盛り上がりの孫二人

  葵ちゃんも翔君も民宿泊まりは初めての体験だ。今回お世話になった鈴屋さんは港から近い高台の上にあり、庭先にはブーゲンビリアの花が鮮やかに咲いていた。今夜の宿泊客は有難いことに私たち以外に1組だけでほとんど貸し切り状態だった。 　ブーゲンビリア咲く民宿夕食は海の幸満載だったが、孫二人は魚が食べられないというので夕食は頼まず代わりにカップラーメンを持参していた。しかし早朝から船に揺られ、真夏の太陽の下でシュノーケリングしてる訳だからそんなもので足りる筈がない。葵ちゃんはご飯は好きで食べられるのでご飯を沢山お代わりし、魚のフライとスイカをシェアして何とかお腹を満たした。 　　　　　　　魚尽くしの夕食　　　　　　　　　　　　　ご飯とカップラーメンを食べる葵ちゃん夕食後は花火大会だ。3年前には島の花火大会が開催されて大きな花火が海の上に上がって素晴らしい眺めだったが、コロナで中止になったと聞いた。宿の好意で離れの屋上を借りてキャーキャーと気兼ねなく花火した。花火を大量に買いすぎて全部使いきるのに時間がかかったが、とにかくパワー全開で楽しそうだった。こんなに開放されて楽しそうな姿はあまり見たことがない。                                            花火で大はしゃぎの二人その後も二人のエネルギーは余っていた。ふとんの上に寝転がって修学旅行みたいに元気な声をあげて色々な話で盛り上がっていた。果てることのない子供のエネルギーに私は全くついていけず、ふとんに横たわるといつもは不眠症なのにこの日ばかりはなぜか寝ていたのだった。　盛り上がる二人とくたばる私

  2022年08月01日

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  神津島赤崎海岸でシュノーケリング

  7月29日金曜日。娘と孫の葵ちゃん、翔くんの4人で伊豆の神津島へ行った。朝日連峰から帰宅して2日おいての日程なので疲れが残っている。こんなハードな日程は組みたくなかったのだが諸般の事情で止むを得なかった。娘とともに早朝に自宅を出発し、竹橋桟橋で孫二人と合流して8時出発の高速船に乗った。船中3時間、大島、利島を経由して神津島に11時到着。ひとまず民宿に荷物をおいて落ち着き、その後、海に入れる姿をして赤崎海岸に向かった。  　　白砂と紺碧の海が広がる　　　　　　　　　　　　3年前登った天上山　　　　　　　　　神集いの像孫二人はシュノーケリングは初めてなので娘が説明し、ひとまず海に入って顔をつけ、要領を掴むまで練習。その後娘と3人連れ赤崎の海を潜って遊泳した。  　　　　　　　使用法の説明　　　　　　　　　　　　　　練習　　　　　　　　　　　　　　　　本番二人ともキャーキャーワーワー言いながらすぐ要領を飲み込んで海に繰り出し、そのうち、飛び込み台から飛び込んだりしていた。子供の適応力は早い。私も遅ればせながら海に入って3年ぶりのシュノーケリングを楽しんだだ。コロナのせいか、前回より人が少なくて海も広々していた。何より笑ったのは葵ちゃんが海の中で泳いでいる魚が怖いと言ったことだ。魚を観るためにシュノーケリングしてるのに魚が怖いのでは楽しみが半減してしまう。  　　　　　　飛び込み台で緊張気味の葵ちゃん　　　　　孫たちとシュノーケリング　　　　お疲れ気味の私2時間半ほど遊泳してこの日は終わりにした。

  2022年07月31日

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  日本・東洋・フランス近代美術の逸品が揃った山形美術館に感動

  ７月26日火曜日。登山は終わったが旅は続く。山形駅に早く到着したのでかねてより訪ねてみたいと思っていた山形美術館を訪ねた。山形駅から近く徒歩15分ほどで到着。正面に重厚な和風の建物が見えた。案内パンフによると山形美術館は「幅広い県民の美術館」という理念の下、まだ地方に美術館の少なかった1964年に開館し、現在の建物は地域性と近代様式をマッチさせた多層民家風3階建で1985年に完成したものである。日本及び東洋美術、フランス近代美術、そして山形の美術を3本の柱として調査研究・収集展示を行っている。    　　　　　　　　　                山縣美術館外観　　　　　　　　　　　　　　　　　　戸外の展示作品中に入ってまず高レベルな収集作品に驚いた。「巨匠の広場」と題された中央にはロダン、ブールデルなどの彫刻作品がすぐ目の前手が届きそうな近くに惜しげもなく展示され、ルオーの「告発されたピエロ」がそのうす暗い色調と意味ありげなまなざしでこちらを見つめていた。もう惹きつけられてしまい、近づいて見入った。魅せられた。 　　　　モネ　睡蓮　　　　　　　　　　　　　ルオー　告発されたピエロ　（画像は2点ともパンフレットのコピー）吉野石膏会社が寄贈した吉野石膏コレクションと呼ばれているコレクションでモネ、ピサロ、ルノワールら印象派の作品と服部コレクションと呼ばれるピカソ、ルオー、シャガールなど好きな作品が次々と登場してきたので私は大興奮してしまった。山形でこんな上質の名画にたくさん会えるとは予想もしてなかったのでとにかく喜びに満たされた。更に驚いたのは日本及び東洋美術を集めた長谷川コレクションだ。与謝野蕪村の「奥の細道図屏風」渡辺崋山、谷　文晁、松尾芭蕉など江戸期の狩野派・文人画・丸山四条派の日本画が揃っていたことだ。いずれも歴史や美術史に登場する人物でその作品が現実の目の前に並んでいるのだ。紅花豪商で山縣銀行の長谷川家から寄贈されたものだという。とにかくその歴史的・美術的価値の高さとそれを300点も寄贈した長谷川家に尊敬の念を覚えずにはいられなかった。要するにこの美術館はほとんどが寄贈作品なのだ。これが山形県人の魂なのだろうか。　与謝野蕪村　奥の細道図屏風最後に2階に上がっておまけにみた「ますむらひろし」展もこれまた素晴らしかった。以前、両国のすみだ北斎美術館で葛飾北斎の絵におかしな猫を登場させてパロディっている失礼な人という印象だったが、その人が米沢市出身のますむらひろしとは知らなかった。彼の全容を把握すると北斎のパロディと思っていた作品が全く異なる作品に見えてきたから不思議だ。北斎以外にも宮沢賢二の作品を題材にした作品もあり、「銀河鉄道の夜」の作品は幻想的でイメージが銀河に広がり目を見張った。作品がどれもすごくていちいち感心してみているうちに予想外に時間が過ぎてしまっていた。最後に「ブローニュの森」と言う洒落た名前のカフェで寛いで美術館を後にした。 

  2022年07月30日

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  朝日連峰で出会った花

  どこの山に行っても高山植物との出会いは大きな楽しみである。今回の朝日連峰は特に豊富な高山植物でまさにフラワートレッキングの感があった。その上、ガイドさんたち3人がものすごく花に精通されていて一つ一つの花について詳しく説明して下さったので楽しかっただけでなく、これまで概略しか知らなかった花名ももう一つ入り込んで正確に把握できた。しかし下山するとすぐ忘れるのが悲しい。とても全部は紹介し切れないので一部をアップしました。   昔、ハクサンシャジンと覚えたが今はツリガネソウ　　　　レースフラワー　　　　　咲き残っていたウスユキソウ  　　　　　　　　　大朝日岳山頂のお花畑　　　　　　　　　　　　　　　　　フデリンドウ       色が濃くあでやかなハクサンフウロ　　　　　　　　ウラジロヨウラク　　　　　　　　アオノツガザクラ  斜面に咲くニッコウキスゲ　　　　　　　　　　　　　雪渓とコバイケイソウ　　　　イワギキョウ  　　　　マツムシソウ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　車ユリ　　　　　　　　　　イワカガミ  とても小さなマイズルソウ　　　　　　　　　　　　　華麗なシラネアオイ　　　最後の一輪ヒメサユリ標高が下がった樹林帯で不思議な植物を見つけた。全身茶色で一見不気味な感じすらする。これは花？　早速、ガイドさんが調べてくれてラン科のツチアケビと判明。帰宅して調べたら光合成をしない腐生植物で高さ１メートルに達する巨大種かつ日本固有種とあった。秋にはソーセージのような巨大な実がなるという。初めて見た珍しい花だった。花もいろいろあることを実感させられた。        ツチアケビ　樹林の暗い所に咲いていた　　　　　　　花　　　　　　秋にはこんな実がなるらしい

  2022年07月29日

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  ガイドと添乗員3人の強力なサポートに心より感謝

  今回の朝日連峰縦走4泊５日は参加者以外にＳ旅行社から添乗員のSさん、地元ガイドの男性Ｕさん、女性Ｋさんの3人のサポートが大きかった。添乗員のＳさんは山岳部出身で若いが、頭脳は緻密で行程管理は万全だった。私とは次回・飯豊連峰でお世話になる添乗員Ｋさんとの話題や山岳関係で共感できる話題が多く、とても楽しく過ごせた。地元ガイドのＵさんはすごい人だった。61歳で30㌔超のザックを背負い、軟弱なシニア軍団10人を雨中行軍させ、4泊5日1人の落伍者も出さず登山を完了させた。非力な私たちをほめ、なだめ、たまには正論も加え、ジョークと山形弁もいれて苦しい道中の気を紛らせてくれた。とにかく感心することばかりだった。これまで沢山のガイドにお世話になってきたがほとんどが登攀系のガイドである。洒落て素敵な人ばかりだができて当たり前、またはこれだけのことができなければこのルートは無理だからお帰り下さいの世界である。Ｕさんは違った。朝日連峰縦走するには脚力不足のシニアばかりをこの人は内心不安に感じながらも万全のアドバイスと判断でサポートしてくれた。東北のガイドさんの底力と誠実さを感じてガイドを見る目が変わった。             ガイドのＭさん、Ｋさん                                       添乗員のSさんもう1人は女性で山岳看護師の資格を持つＫさんだ。女性というだけでもこの分野では希少なのに看護師さんでものすごく心強かった。３日目に顔の10か所を虫に刺された。かゆいし熱をもって赤く腫れあがり、瞼が落ちてきて重苦しい。Ｋさんはすぐに薬を塗り、スプレーを吹き付け、小屋に着いたら氷で冷却してくれた。それだけでとても安心した。その後も目が開くか、痛くはないかといつも気を遣って頂いた。不眠の相談をしたら薬を沢山分けて下さった。こんなに適格で優しく力持ちのガイドさんに会ったことがない。感謝にたえない。パワフルでいつでも元気なので30歳台と思っていたら53歳だった。それにも驚いた。このお三方のサポートがあって今回の登山は成功した。心から感謝する。

  2022年07月28日

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  左沢線に乗って山形駅まで

  7月26日火曜日。お世話になったガイド二人と分かれ、山旅の最終日は左沢駅の解散で幕を閉じた。左沢と書いてあてらざわと読む。最初はひだりさわと読んでいたがその後、なぜあてらさわと名付けられたのかガイドさんから聞いたが諸説あるようだ。駅は小さかったが付属する建物がモダンな外観に加え、この地方の文化度の高さを示す山車などの展示があって目を見張った。               左沢駅と円錐形の交流ステーション　　　　　　　　　　　　　駅構内圧巻だったのは交流ステーション内部に展示してあった山車の展示である。施設内に入ると自動音声で解説が流れ、らせん状の通路を上がれば真上からも山車が見れたし、楽器を演奏する山車内部もまじかに見えた。自分が無知だったのではあるが東北のこんな田舎町に京都の山鉾にも劣らない見事な山車があった。相当栄えていたのだろう。現在でも夏祭りはとても賑わいをみせるという。　山車の展示一階には沢山の俳句が掲示されていてそれにも目を見張った。この地に住む皆さんの作品なのだろうがそれにしても膨大な数なのには驚いた。私の故郷・愛媛県は正岡子規が活躍した地で松山市の随所に俳句を詠んでポストに入れる粋な計らいがあるがこの地の俳句に対する情熱はそれに勝るとも劣らない。　市民の俳句作品何も知らず通った左沢の文化に感心しつつ、左沢線の電車に乗り、田園地帯をのんびり眺めて90分近く、山形駅に到着した。もう田舎ではなかった。山形のシンボル・花笠踊りの飾りが迎えてくれた。 　　　左沢線　フルーツライナー　　　　　　　　　　　山形駅

  2022年07月27日

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  朝日鉱泉ナチュラリストの家で寛ぐ一夜

  遂に下山した。宿は朝日鉱泉という古くから湯治場としてあった素朴な湯の宿「ナチュラリストの家」だ。この鉱泉は江戸時代から胃腸病の特効湯として有名で湯治場としてにぎわったそうだ。​​​​​​5日間雨風の中を歩いてくれた登山靴を脱いで泥を落とし、泥だらけのスパッツも洗った。ストックも折りたたんで収納した。　朝日鉱泉ナチュラリストの家全景5日ぶりに鉱泉に入って汗を流した。抗菌防臭のアンダーウエアを着ていたがやはり5日分の汗を吸って自分でも汗臭いと感じていたので、頭を洗い、石鹸で体を洗い、歯磨き粉を使用して歯磨きできてすっきりさわやかになり気分もあたった。　低温で赤茶色の鉱泉（HPより）久しぶりに畳の上に座り、調理場でちゃんと調理された夕食を頂いた。アルコールやソフトドリンクの販売もあったのでみんなで乾杯した。ナチュラリストの家というだけあって自家栽培された野菜や山菜をふんだんに使った超ヘルシーで美味しい夕食を頂いた。開放感に満たされてとっても楽しかった。  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夕食と朝食しかしあくまでもここは山小屋なので談笑も夜8時まで、その後は電気はつくので10時ころまで同室の皆さんとよもやま話をして打ち解けた。全国各地から参集したシニアばかりだったが5日間も一緒に歩くと心を開いて自分のこれからの予定などを色々話した。翌朝はテラスで美味しいコーヒーを味わって心から寛いだ。次の山に向かう活力が湧いてきた。　朝のテラスで

  2022年07月26日

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  鳥原山を超えて朝日鉱泉に下山

  7月25日月曜日。遂に朝日連峰縦走最終日を迎えた。紆余曲折あったがこの日を無事に迎えられたことに感謝する。5時起床６時半出発。朝は小雨模様だったが予報は徐々に良くなるととのこと。小屋前の鐘をつき、気持ちよく歩き始める。初めは下りなので朝の景色を楽しみながらゆるゆると下る。谷から湧き上がる雲海が素晴らしい景観を作り出している。  どんどん下って最低鞍部まで来ると次は小朝日岳に向かう急登だ。じりじり高度をあげて着実に登り、小朝日岳山頂に到着。山頂には三角点とは異なる図根点という測量上の貴重な石標が設置されている。振り返ってみる大朝日岳の残雪模様が何とも素晴らしい。        立ちはだかる小朝日岳　　　　　　　　　　　　　　　　山頂にて　　　　　　　　図根点　振り返る大朝日岳しかし喜んだのもここまで。次の鳥原山までは急な下りと鎖場が２か所あり、鎖や梯子に慣れない皆さんがほとんどなのでガイドが安全かつ丁寧に降ろしてくれたのでものすごく時間がかかった。鳥原山に着くころには日が照り付けて暑くなり、私は脚の痙攣防止のため大量の水を飲んだ。しかしここまでくればあとは少しだと思ったのは甘かった。高尾山程度の緩やかな下り道なのだがのんびり歩くので時間がかかった。最後に清流の上にかかる吊り橋を1人づつ渡って朝日鉱泉に到着して最終日が無事に終了となった。　遂に登山は完了した。大きな安堵に満たされた。鉱泉前の広場から大朝日岳が見えた。あそこに登りあそこから降りてきたんだ！！。達成感に満たされ、感慨が胸に広がった。　朝日鉱泉から見る大朝日岳

  2022年07月25日

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  朝日連峰縦３日目花の咲き乱れる稜線を大朝日小屋へ

  ７月24日日曜日。縦走3日目の今日は今回の登山の山場ともいえる大朝日岳に登る日だ。本来なら竜門小屋から反対方向に向かって寒江山を登って再び戻って大朝日だったが、シニア軍団で歩みが遅いのでそちらは割愛して直接大朝日に向かうという判断になった。とても残念だったが昨日一日の雨で士気が低下していたので反論もできないし結果的にはそれで良かったのだ。5時起床随時食事して7時スタート。昨日の濡れ物の整備があったし行程が楽なので7時で大丈夫なのである。昨夜の雨風は朝方には収まり、朝からすっきり晴れた良い天気に恵まれた。竜門小屋前で鳥海山や月山などの素晴らしい景色を楽しんで出発した。                                     雲海のかなたに鳥海山と月山 　　　　干し物の並ぶ小屋前　　　　　　　　　　　　　　　龍門避難小屋　3階建て水洗トイレありしばらく坂道を登ると稜線に出、龍門岳の分岐から直接朝日方面に向かう。至る所に高山植物が咲き乱れている。はるか前方に大朝日岳の姿が見えてくるとみんなで歓声をあげた。今日の目標がはっきりと見えている。にわかに元気が湧いてきた。                                     ピラミダルな朝の大朝日岳緩やかな草原の中の道を花を愛でながらゆるゆると登っていくとまず西朝日岳に到着。ここからは稜線歩きになり、大朝日に至る道がうねるように伸びている。  西朝日岳からは残雪の中に残るコバイケイソウやわずかに残ったヒメ小百合など豊富な花を観ながら登り、小屋に近づくと石だらけの道になって高山ぽくなってきた。一登りで大朝日小屋に到着。   大朝日小屋と小屋前の鐘ザックを部屋に預け、空身で山頂を目指した。30分も登らないうちに山頂に到着した。山頂からは四方が見渡せて爽快感満載だった。天気が下り坂で雲が広がってきてはいたが時折、太陽も刺して気持ちよかった。昨日が昨日だっただけにみんなすごく満足感に溢れ、リラックスして存分に楽しんで小屋に降りた。  大朝日岳山頂にて小屋前にはこれまで見なかった車ユリがオレンジ色にあでやかに咲き、ハクサンフウロやボウフウ、マツムシソウなども加わったお花畑になっていて素晴らしかった。優雅な花の山旅の一日だった。　夕暮れの大朝日小屋

  2022年07月24日

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  朝日連峰縦走２日目日強風をついて竜門小屋へ

  7月23日土曜日。朝日連峰縦走2日目。初日が変更になったことに伴い2日目も変更になり本日は竜門小屋まで。あいにくの天気で一日雨予報。稜線は強風が予測されると朝、Mガイドから知らされた。5時起床随時朝食と準備を整えて6時半スタート。軽量化を苦心した結果、本日のザックは9.5㌔で参加者の中で抜群に軽かった。他の皆さんは12㌔とか15㌔とか、一体何を入れてるの？と思うが本人が背負えるからよいとしよう。　スタート前　準備体操をする皆さん朝の間はまだ日が少し出ていたが登り始めてしばらくすると雨が降ってきた。雨は次第に本格的になり、雨の中、ブナ林の急坂を黙々と登り続けた。途中水場があり、そこで自分が持っている水が入る用具全てに水を満たした。私はプラティパス1200CC、ペットボトル600CCとテルモス350CCで全量約２リットルだ。竜門小屋に水が無いための処置だ。ずしりと重くなったザックにうめきながらも、と言っても私など重い部類に入らない。ガイドと添乗員の3人は調理用の水も運ぶから30㌔以上の重いザックを背負っていた。写真を撮ったり話したるする気力もないまま、やっと清田岩山に到着。一面真っ白で何も見えない。 少し休んで稜線を登る。ひたすら耐えて登るが、竜門岳の分岐から小屋に下る稜線がものすごい強風で吹き飛ばされるかと思った。数年前の赤岳ショルダー右から下山するときの地吹雪を上げた強風並みで瞬間的には風速30mくらいだったろう。でもみんな何とか耐えて竜門小屋に無事到着した。上から下まで全身ずぶ濡れだった。小屋に着いてからが第二の戦いだった。避難小屋なので乾燥室も乾かすストーブも何もない。濡れてしとしとする衣類一式を更衣室で何とか総とっかえし、濡れ物を室内のロープに干す。そのロープの位置が高くて手が届かずとても辛かった。体が冷えてしまって寒いのでダウンを出して羽織った。そうこうしているうちに夕食が用意されたので感謝して頂いた。メニューはほとんど尾西のごはんとスープにカレーなど調理したおかずが一品付いた。取り立てて美味しいと言うようなものではないが充分だった。 干し物が一面に垂れ下がった室内　　　　　　　　　　　　　　夕食夕食後はまたしてもすることもできることもなく7時半就寝。夜半ものすごい雨風の音がして不安だった。

  2022年07月23日

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  朝日連峰縦走第１日目鶴岡から日暮沢小屋へ

  7月22日金曜日。夏山第二弾は東北の朝日連峰縦走4泊5日。今日が初日で鶴岡駅12時の集合だ。早朝3時半起床、４時半自宅を出て最寄り駅から総武線に乗り、東京から新幹線とき301号で新潟まで行き、次は日新線村上行きで村上へ、更に羽越本線酒田行きに揺られて12時前に鶴岡に到着した。新幹線は超高速で快適だったがその後は全て普通電車で田園地帯や北陸の海岸線をのんびり眺めながらの旅だった。                   上越新幹線とき301　　　　　　　　　　日新線　村上行き　　　　　　　羽越本線酒田行き鶴岡駅でS旅行の添乗員、参加者10名と顔合わせして本日の宿に向かった。昨夜、連絡が来て、悪天のため、当初の予定のルート泡滝ダム方面が通行困難になったので急遽日暮沢から入山することになった。朝日連峰の主脈に入れなくてがっかりしたが、地元ガイドの判断なら止むをえない。小さなバンに分乗し、途中で現地ガイド2名とも合流して田舎道を1時間半ほど山奥に入ると三階建ての日暮沢避難小屋に到着した。豪雪地帯だけあって避難小屋も三階建てでスリムである。周囲を緑に囲まれていてとても気持ち良い場所だった。　日暮沢避難小屋それぞれに寝る場所を決めてしばし休息する。その間にガイド2人と添乗員が夕食を作ってくれる。ここは水場が近くにあるのでとりあえずは楽だ。  　　　　　　　　　　　　　　　　　　避難小屋の夕食つくり有難く感謝して夕食を頂き、明日の準備をするともうすることがない。というよりできることがない。電気がないから暗闇だし、電源もないから無暗にスマホを使うことも本を読むこともできない。寝るしかないのだ。ここで不眠症の私は困惑気味だったがとりあえずシュラフに入ってじっとして体を休めた。

  2022年07月22日

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  親友とランチして自分の幸せを実感

  7月21日木曜日。朝から晴れてとても暑い一日だった。今日は在職中からの親友であるAさんと半年ぶりでランチしてお互いの積もる話をした。 彼女はずっと私と同じ職種についていたが3月末で退職し、今は完全なフリーで自由の身である。どう過ごしているのと聞くと遊びに忙しいとのことで安心した。平日は公民館の大極拳や植物観察など公民館活動を始め、夏には友人と長岡の花火大会に参加するということでイキイキと楽しそうに話してくれた。私も職場の様子や近況報告をして情報交換しあった。彼女の情報によると在職中交流のあった人や同じ職場でともに頑張った人が何人も癌や心疾患・肺疾患などで病気になっていた。そんなことを知ると元気で登山できる自分がものすごく幸せな人間に思えてくるから不思議なものである。積もる話が沢山あり、共通の話題が多い私たちなので朝11時半からランチを挟んで午後3時頃まで喋った。コロナが激増しているのでマスク越しではあったが、久しぶりに話せて晴れ晴れした。帰り際。お土産をもらった。手作りのチーズマフィンで、帰宅して家族みんなで頂いた。チーズがふんだんに使われているけど砂糖はゼロでこっくりしたヘルシーな味だった。　　　　　　　　　　　頂いたチーズマフィンさあ、明日からはいよいよ夏休み第二弾東北の朝日連峰縦走4泊5日に出発する。このために毎週ハイキングに行って足腰を鍛え、衰える大脳の知恵を絞って所持品の軽量化に努めた。避難小屋泊で不便でしんどい山旅ではあるがここまできたら頑張るしかない。ブログは帰宅してからじっくり報告しますね。

  2022年07月21日

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  １学期の仕事無事終わる

  ７月20日水曜日。今日で1学期の仕事が終わった。この職場に転勤してきて2年目。年度末の人事異動で大幅に職員の異動があり、新しく入ってきた二人は職歴も長く手馴れていてさばさばと仕事をする若い皆さんでとても好感度が上がった。人的環境が改善されたので出勤するのにストレスを感じない毎日が続いて今日で学期が終わる。有難いことだ。コロナが拡大していることもあり、終業式はオンラインで行われた。夏休みはハードな登山計画満載だが、いつまでこんなことができるかわからない年齢なので休暇を活用して後悔のない夏休みにしたい。 

  2022年07月20日

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  恐れるか、戯れるか「北斎百鬼見参」がとても面白かった

  7月18日三連休最後の日は朝からそこそこ晴れて暑い時間もあった。午後、娘と両国のすみだ北斎美術館を訪ねた。Jr両国駅から近いので割と気軽に行けるのが有難い。   　　　すみだ北斎美術館　外観　　　　　　　展覧会ポスター　　　　　　近くにはスカイツリー展示は３階と４階に分かれ「鬼とは何か」「鬼となった人、鬼にあった人」「神話・物語の中の鬼」「親しまれる鬼」の４章構成で１４５点の作品が展示されていた。怖い鬼、哀しい鬼、ユーモラスな鬼など鬼を多面的に掘り下げていて、これまで一律に「おに」だったのが分類されてすごく理解が深まり、整理された。どの作品も北斎らしい精密さと大胆さに溢れて魅力的だったが、特に初公開された肉筆画「道成寺絵図」と鋭いデッサンとすっきりした構成の「角大師と蝸牛図」が心に残った。         百物語「笑いはんにゃ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　琵琶に白蛇図（原画フリーア美術館蔵）

  2022年07月19日

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  葵ちゃんコンサートで頑張る

  7月16日土曜日。孫の葵ちゃんのコンサートかあるので都内まで出かけた。葵ちゃんは小学5年生になり、吹奏楽部に入ってトランペットを吹いている。駅前で娘と合流し、娘、結ちゃんと私の3人で葵ちゃんの学校に行った。コンサートは体育館で行われ、既に大勢の保護者や関係者で大賑わいだった。でも後方には巨大なエアコン4機が設置されていて涼しくて快適に過ごせた。さすが都内の学校は設備が整っている。コンサートは合唱部の発表に続いて吹奏楽部の発表になり、全員お揃いの赤いＴシャツを着て活気ある雰囲気だ。葵ちゃんは最上段だったのでよく見えてラッキーだった。   ミッキーマウスのマーチなど3曲演奏された。なかなかまとまって良かった。葵ちゃんは今年4月に入部したからまだ3か月余りしか楽器の経験がないのに楽しそうに一生懸命吹いていて嬉しかった。　吹奏楽部ミッキーの被り物を着けたりアクションも入ったりして変化をつけて陽気に演奏して終了した。とてもよいものを見せてもらった。葵ちゃんの成長が頼もしく、今日の活躍を見て安心した。この地域は江戸時代の俳人・松尾芭蕉が居を構えていたので俳句の指導が盛んである。校内には俳句コンクールや関連した掲示物があちこちに掲示されていた。　　　　　　　　　　　　

  2022年07月18日

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  北海道ツアー1週間のまとめ

  長々と綴ってきた北海道の旅の記録もこれで最後になる。行程を記録に残し、まとめとしたい。7/4 　羽田空港10:45　ANAで稚内空港へ→稚内港からハートランドフェリーで礼文島へ　　民宿花心泊　　　　　　　　　7/5 　午前中礼文島桃岩展望台コースフラワーハイキング→真ホッケ定食→香深港→利尻島沓形港へ→　　　利尻島一周観光→旅館田中家泊7/6 　利尻岳登頂　鴛泊ルート⇒田中屋泊7/7　鴛泊港からハートランドフェリーで稚内港へ→稚内散策→鉄道で旭川→札幌→小樽　　　ドーミーイン小樽泊7/8 　　赤岩マルチクライミング　テーブルリッジ5P7/9  　 不動岩稜5P　　東大壁　マルチ5P7/10     西壁　ノーマルルート3P  カンテルート3P　　　　小樽駅→新千歳空港→成田空港→帰宅最も良かったことは怪我無く事故なく、安全に1週間を充実して過ごし毎日を満喫して帰宅できたことだ。礼文の可憐な花、利尻岳登頂、爽快な赤岩クライミング、予想外に感激した鉄道の旅などどれも良かったが、心残りは利尻岳の姿が見えなかったことだ。でも贅沢を言ってはいけない。これだけ満足できる旅なんてそうそうあるものではない。人にも恵まれた。ガイドは優秀だったし、同行した皆さんも良識ある立派な皆さんばかりだった。　　　　　　　　　　　　　　　

  2022年07月17日

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  六泊した北の宿

  １週間北海道の旅をしたので６泊、北の宿に泊まった。１日目　礼文島の民宿　花心（かしん）　　２日目・３日目　利尻島の旅館　田中家　４日目　小樽駅前　ドーミーイン小樽　　　５日目・６日目　小樽　グランドパーク小樽民宿花心はこじんまりして一般家屋の造りだったが内部は清潔で料理がとても美味しかった。少しづつであったが、地元の海の幸が存分に使われていて大満足だった。特に味付けが絶品だった。　花心の夕食次に連泊した利尻島の旅館田中屋は旅館なので玄関やロビーはそれなりに見栄えする造りだったが、客室は花心と同じようなやや余裕がない広さでどちらとも畳に布団形式だった。ここも夕食や朝食には海の幸がふんだんに供されたが味はイマイチの感がした。でも二日目に小ぶりではあるがうに丼が出て一同歓喜した。                 品数が多い田中屋の夕食　　　　　　　　　　　　　　　　　うに丼！！移動した小樽駅前のドーミーイン小樽は料金は安く施設設備は整っており、サービスも満点で素晴らしかった。浴場の隣に無料ランドリーがあり洗剤もついていて洗濯ができて有難かった、乾燥機だけ１００円だったが当然だろう。到着すると冷蔵庫の中にウエルカムフルーツが冷やしてあったし、夜９時からはこれも無料で夜泣きそばのサービスがあって至れり尽くせりだった。人気があるのもわかる。素泊まりだったので近くのコンビニに食料を買いに行った。最後に連泊したグランドパーク小樽は倉庫通りの先にあり、外観は巨大で内部の装飾なども大がかりだった。海に面していて海辺の景色が素晴らしかった。部屋はダブルベッドで広々して豪華だったが料金が安くない割にはランドリーもないしサービスも悪くイマイチだった。 　グランドパーク小樽の部屋から見る海の風景グランドパーク小樽も素泊まりだったので夕食は皆さんと美味しい店を探して出かけた。5日目の夜はホテルの焼き肉屋でとても美味しく、この肉を食べればどこでも昇れる気がした。次の日は市内の路地裏のような小さな店だったが、ここの野菜料理が絶品だった。オーガニック的でヘルシーな食材が使われていてみんな大満足だった。 　 　　　　　豚肉のステーキ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シークワーサー甘酒と野菜プレート

  2022年07月16日

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  優秀で個性的なガイド5人にお世話になりました

  北海道の旅1週間のうち、前半の利尻礼文ツアーはM新聞旅行の企画に参加した。ガイド兼添乗員はTさんと言う年配の男性だった。彼は私達に着かず離れずの程よい距離感で添乗してくれた。特筆すべきは参加者15名全員に桜の木で手作りした名札とドングリのアクセサリーをプレゼントしてくれたことだ。温かい人柄を感じた。　Tガイド手作りのドングリのアクセサリーこの利尻岳登頂の日は別に二人の地元ガイドが実際の登山をガイドしてくれた。その内の一人Yさんは何と私と同郷の習志野市出身で住所が近く、小学校は子ども達が通った小学校を卒業していた。Yさんも私も同郷のよしみで他の参加者を尻目にローカルな話題に花がさき、大いに盛り上がった。植物にすごく詳しくて頼りになった。早く歩かせないで体力温存させ、シニア１５人全員を登頂に導いてくれた。最後の小樽赤岩クライミングは馴染みのMガイドとOガイドの二人にお世話になった。MガイドはJAGU（日本山岳ガイド組合）の会長を務めるベテランでこの数年間クライミングやアイスでお世話になってきた気心しれた男性である。Oガイドは以前、甲斐駒ヶ岳の七丈小屋や剣岳でお会いしたことがあるが実際にガイドしてもらったのは今回が初めてだった。若いがクライマーのノーベル賞と言われるピオレドール賞を受賞している実力者である。Mガイドは温和で山以外のジャンルにも精通しているので話題も豊富でとても丁寧なガイディングだが、Oガイドもそれ以上の懇切丁寧さで細やかな気配りを見せた。山岳系のガイドにありがちな威圧感が全くなくてリラックスして昇ることができてとても嬉しかった。   　　　　　　　　　　　　二人揃って岩場で　　　　　　　　　　　　　　　　Mガイド　　　　　　　　　　Oガイド

  2022年07月15日

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  小樽赤岩最終日爽快感に満ちた西壁2ルートで完了

  7月10日日曜日。あっという間に小樽赤岩クライミングも最終日になった。これまで二日間は東側のテーブルリッジ周辺を昇ったが、今日は西側の樹林帯を少し長く歩いて西壁まで足を延ばし、ノーマルルート３ピッチとカンテルート３ピッチの二つを昇った。天気予報が悪く、低気圧接近で朝から雨予報だったので様子見に初めはトップロープで練習していたが、次第に天気が回復し安定してきたのでノーマルルートのマルチに出た。結局この日は天気予報は完全にはずれ、雨どころか青空が出てお日様が降り注ぐクライミング日和になったのだった。             西壁の洞窟に拠点をおいて　　　　　　ノーマルルート第１ピッチ　第３ピッチ　素直なフェースでストレスフリーで昇れるノーマルルートの後は更に西側にあるカンテルートに移動した。カンテ伝いにラインを辿ってゆく爽快憾に満ちたルートで高度感たっぷりで景色も最高だった。  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カンテルート両方とも岩のグレードが高くないので困難を感じることは全くなくてとても快適に昇れ、自分がクライミングが上手いのではないかという錯覚に陥るほどだった。こうして有終の美を飾って小樽赤岩クライミングが終わった。３日間でマルチルートを５本も昇れたので思い残すことは何もなく、満ち足りた気分で小樽の街に戻った。小樽駅でガイド２人、同行者３人とも別れ、再び独りになって新千歳空港に向かい、成田行きの飛行機に乗って帰宅した。

  2022年07月14日

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  小樽赤岩マルチ2日目不動岩稜と東大壁

  7月9日土曜日。2日目の今日は不動岩稜と東大壁をマルチした。朝６時にホテルを出て赤岩に向かい、昨日と同じテーブル状の岩場からクライマーズトレイルを下り、窓を潜り抜けて左側の道を下ってゆく。青い空に青い海、その間に緑の樹木と灰色の岩壁、今日も心を惹きつけられる風景が広がっていた。不動岩は巨大でのしかかるような圧迫感があって私たちを威圧していた。 　　　　　不動岩稜への道　　　　　　　　　　　　　　　不動岩稜取り付き　圧倒的岩壁今日はガイド交代で私たちはOガイドについて昇った。不動岩稜はかぶり気味のライン取りで巨大な岩壁が迫ってくるので最初はこんなの昇れるかしらと思っていたが、取り付いてみたら何とかなった。第２ピッチのハングと遠いホールドに苦戦したがホールドが遠いのはいつものことで自分なりにムーブを工夫して乗り越えるだけだった。  　　　　不動岩稜第１ピッチ　　　　　　　　　　　　　　同　第２ピッチ　　　　　　　　第５ピッチ 最終ピッチを昇りきって再びテーブルリッジの岩場に出る梯子の横の断崖の窪みに仏像が４体佇んでいた。何か心惹かれるものがあった。はるか東側にはドーナツ型の巨大岩壁がくっきりと見えていた。ここで一旦、テーブルリッジに戻って水分・栄養分を補給してランチし、午後は東大壁に方向を変えて５ピッチをマルチした。こちらも不動岩稜に劣らない巨大岩壁だったし、見栄えもよかったが特に困難はなく快適に昇れた。  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東大壁　　　　　　　　　　　　　　　　　　終了点にて今日は朝早くからスタートして不動岩稜と東大壁に二つのエリアを５ピッチづつのマルチをやってすごく昇りごたえを感じた。

  2022年07月13日

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  小樽赤岩でクライミング開始

  7月８日金曜日。北海道ツアー後半戦は小樽赤岩のマルチクライミングだ。初日の今日は朝１０時半に小樽駅でガイドの二人と待ち合わせ、同行の３人とも落ち合って車で赤岩に向かった。赤岩までは車で２５分程度と近く、駐車場に車を置いて岩場まで歩く。岩場までのアプローチも近くて良いのだが、問題が一つ。道の両側にウルシが沢山生えていてそれに触ったり掴んだりするとひどい目にあう。この情報はあらかじめ周知されていたので長袖に手袋をして注意深く歩いた。３０分も歩かないうちにテーブルのような平らな大石のある岩場に到着した。早速身支度を整え、クライマーズトレイルと言われている鎖と梯子が連続する急斜面を慎重に下っていく。最初に見えたのは窓。洞窟のように岩がかぶってきている中に仏像が見え、その先は大岩壁と切り取られた美しい海が見える。更に下ると阿弥陀岩と大黒岩が海の中から屹立している。すごい眺めである。下りきった狭いテラスがテーブルリッジの取り付きだった。  　　　　　赤岩案内図　　　　　　　　　　　　　　　　窓　　　　　　　　　　　　阿弥陀岩と大黒岩本日はテーブルリッジ５ピッチのマルチだ。Oさんご夫妻の二人とOガイド、私とKさんの二人がMガイドと２チームに分かれてそれぞれ昇った。５ピッチだが特に難しい部分はなく通常のクライミングで快適に昇れた。何と言っても暑いほどの天気だったので海の色がこの上ない美しさでそれに感動した。積丹ブルーというらしい。青い空に青い海、乾いた岩で快適なマルチができて最高に素晴らしかった。 　この美しい風景の中でクライミングを楽しめる幸せ２チームとも順調に昇ったので早く終了してやや物足りなさは残ったが、初日ということもありこれで終了して小樽の宿に向かった。

  2022年07月12日

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  日本最北端の駅・稚内から小樽へ素晴らしい鉄道の旅

  さて、初めて北海道の鉄道に乗ることになった。午後13:01発宗谷本線特急サロベツ4号自由席⇒旭川で函館本線特急ライラック36号で札幌まで⇒更に快速エアポート179で小樽まで６時間余に及ぶ長丁場だ。当日気がついたのだがサロベツ号は期間期日限定の特急だった。そんなこと知らないのんきな私は乗ってみて驚くことばかりだった。自由席で展望車がついていて広い窓に広い客席、電源もあるうえ乗客はまばらという稀にみる最高の環境に恵まれたのだった。ひょっとしたらこれは鉄道ファン垂涎の的の旅ではないか。           宗谷本線特急サロベツ４号　　　　　　　　　　　同　　　室内　　　　　　　　こちらは稚内駅を出る普通列車展望席を占拠し、久しぶりにクラシック音楽を聴きながら窓の外を眺めた。緑の原野が車窓に流れてゆく。青い空に白い雲、緑の畑、時々建物といういかにも北海道らしい風景が展開して、とても落ち着き、心穏やかになった。  稚内駅を出ると次々に読み方のわからない地名が登場してくる。幌延、音威子府、美深、名寄、和寒などなど。ほろのべ、おといねっぷ、びふか、なよろ、わっさむと読む。アイヌ語に源を発する地名なのでとても読めないが、ひらがなの駅名表示を見ると納得する。和寒＝ワッサムとはすごい。　名寄駅鉄道の旅を満喫しているうちに電車は交通の要衝旭川に到着し、次は函館本線のライラック36号札幌行きに乗り換えた。こちらはまあ、普通の特急だった。 旭川を出ると列車は都市部を通過して順調に札幌に到着。この頃から急激に乗客が増えてきて、空席も無くなった。札幌からは新千歳空港に繋がるエアポート179に乗ったが、ほとんど首都圏の電車の雰囲気だった。ただ車窓に広がる風景だけが違っているのでそれを眺めているうちに小樽に到着した。予想外の素晴らしい鉄道の旅に鉄道ファンではない私なのにかなり興奮してしまった。　エアポート179から見る小樽の夕日

  2022年07月11日

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  日本最北端の稚内駅でほっと一息

  利尻岳登頂を果たし、ツアーは最終日になった。利尻島の鴛泊港からフェリーで稚内まで戻り、私はそこで離団した。皆さんは宗谷岬に寄って稚内空港から東京に向かうのだが、私は旅の後半・赤岩クライミングのため小樽に向かう。皆さんと分かれて久しぶりに独りになった。出発の電車は午後1時なので4時間も余裕がある。これまで４日はグループ旅行なので私なりに気を遣ってきたので、ここにきて自由の身になって解放的気分に満たされた。小さな稚内駅に荷物を置き、周辺を散策した。最北端の線路という標識をみるとよくぞここまで来たものだとしばし感慨にふけった。稚内駅は数年前にリニューアルしたので駅前は近代的に整備されていた。 　　　　　最北端の線路　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　稚内駅前駅前から少し歩くと海辺に世界でここだけしかないというドーム式の防波堤があるというので観に行った。稚内港北防波堤ドームと言い、稚内から樺太を結ぶ旧稚内航路整備の一環として建設された半アーチ式ドームである。海上からの高さ14ｍ、柱間６ｍの円柱70本を並べた長さ427ｍの世界でも類をみない独特の景観と構造を持ち、港湾土木史に残る傑作であると同時に旧樺太航路時代の記憶を残す歴史的遺産で、設計者は同時２６歳の土木技師・土谷実と記載されている。まるでギリシャのエンタシスのような柱が並んでいてその防波堤とは思えない美しさと防波堤らしい強固さに見とれた。いやあ、すごい。これを若干２６歳の青年が設計したのだという。驚いた。良い物を見せてみせてもらった。　稚内港北防波堤ドーム付近にはまだまだハマナスの花が咲き乱れ、タンポポのような黄色い花が絨毯を敷き詰めたように一面に路面を覆っていた。 再び稚内駅に戻り、とにかく時間があったので駅に隣接している道の駅に入って久しぶりにコーヒーとクロワッサンを食べて旅情を味わった。素敵な時間だった。

  2022年07月10日

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  利尻岳で出会った花

  念願だった利尻岳の登頂を果たして達成感に満ちていた。更にこの山が礼文島にも引けをとらない花の山であったことも嬉しかった。長くしんどかった登り道のあちこちで珍しい花が姿を見せてくれたので、登りの苦しさや長さをひととき忘れさせてくれ、気分転換とリフレッシュに絶大な効果があった。その花を紹介します。 利尻岳の固有種　リシリヒナゲシ　9合目から上の荒れ地に咲いていた。　　　　　色の鮮やかさで目を惹いたエゾツツジ        至る所に咲いていたウコン色のウコンウツギ　　　　　　ハクサンイチゲ　　　　　　　　　ベンケイソウ           ムカシヨモギ（？）                               　　　 ベニバナヒョウタンボク（?)         イワキキョウ     　　　　　山頂直下のアオノツガザクラと対をなして咲いていたツガザクラ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   　　        ？　　　　　　　　　　　　　レブンでも見たハクサンチドリ　　　　バイケイソウ

  2022年07月09日

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  長大な尾根を登り詰めて利尻岳登頂

  7月6日水曜日。前半の山場である利尻岳登頂の日を迎えた。朝3時半起床、4時半に宿を出て車で北麓夜営場まで移動する。私たちが登るのはよく整備されている鴛泊コースである。曇ってはいるが天気は悪くはない。北麓夜営場で２人の地元ガイドと合流し、二組に別れて登ることになった。若い男性ガイド二人を見て皆さん、テンションがあがっている。私は年長のガイドについて登山開始。  　         北麓野営場　かなりの数の登山者がいた　　　　　　　甘露泉水　　　　　　　静かな樹林帯を歩く初めはとても気持ちのよい爽やかな樹林帯をゆっくり登ってゆき、しばらくすると日本名水百選にも選ばれている甘露泉水に到着。ここが３合目。湧き出る冷たい水をペットボトルに詰める。本日は長い行程なので水は2リットル必要と指示されている。その後も長い長い樹林帯の中を第１見晴台、第２見晴台とじっくりと標高をあげてゆき、登り４時間余りで８合目の長官山に到着する。その後も登り続けて、いかにも古そうな避難小屋に到着した。ここでトイレタイムになる。利尻岳は環境保全のため、携帯トイレの持参が義務づけられていて、途中にそれ専用のトイレブースが設置されている。携帯トイレで1人1人用を足すため時間がかかる。大勢のパーティーは特に時間がかかるためしばし休憩し、行動食を食べて寛ぐ。  　　　　8合目　　長官山　　　　　　　　　　　避難小屋　　　　　　　　　8合目標識熱中症にならないよう水分補給しながら登ってゆく。けっこうなゆっくなので苦しくはなく息があがったりすることもなかった。9号目付近は利尻岳固有種のリシリひなげしやボタンキンバイなどの珍しい花が登場し、谷には雪渓も残って高度があがったきたのを実感した。ザレ場を登っていたら向こうから見たことかある男性の姿がみえた。確か山カフェの石丸謙二郎さんだ。あまりのサプライズに嬉しくなり、記念に写真を撮らせてもらった。              あの割れ目の先に出る　　　　　　　　　　　雪渓も少し見えた　　　石丸謙二郎さんと長い登りの果てにやっと山頂が見えてきた。 右手に巨大なローソク岩が威圧的に周辺を睥睨し、もう山頂までは一登りだった。この頃になると天気は良くなってお日様が照りつけていたが湿度は低く爽やかなだった。遂に念願の利尻岳（北峰1719ｍ）山頂に立つことができた。感慨無量だった。  　　　　ローソク岩　　　　　　　　　　　　　　　山頂への道　　　　　　　　　利尻岳山頂にて山頂でしばし休み、水分と栄養を補給したらすぐ下山にかかった。 登りも長かったが下りも長かった。疲れを感じながらも黙々と来た道を北麓野営場まで下った。長官山を下ると眼下はるかに鴛泊港が見えた。陽射しの中に青い空に青い海、緑の樹林帯と北海道の美しさが満ちていた。　俯瞰する鴛泊港朝4時半出発到着午後４時半、休憩時間を含めて12時間を要した。一般登山者もそれなりにいたが、何と言ってもシニア15人が登山するので時間がかかったが全員登頂を果たして素晴らしかった。

  2022年07月08日

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  利尻島を一周して島内観光

  礼文島でフラワーハイキングした後は香深港に戻り、港の食堂で昼食。ウニ丼を食べたいと思っていたが、今年は不漁で5500円から8000円で、それも限定数とのこと。諦めて真ホッケ定食にしたらこれがとてもおいしかった。再びハートランドフェリーに乗って利尻島の沓形（くつがた）港に入港した。時間的に早かったのでオプショナルツアーで島内一周観光に参加した。大型タクシー2台に分乗し、親切な運転手さんのわかりやすい説明を聞きながら利尻島の名所めぐりが始まった。最初は港近くの沓形岬で小さな岬なのだが時雨音羽の碑があった。～山はしろがね　朝日をあびて～のスキーの歌などを作曲した時雨音羽の名前は知っていたが利尻島出身とは知らなかった。こんな離島からよく後世に名の残る作曲家になれたものだと感心してしまった。いやいや、これは才能のない田舎生まれの私の勝手な思い込みで才能ある人はどこにいても活躍するのだ。車は島内一週道路を走り、人面岩、寝熊の岩、北のいつくしま弁天宮などを見学して進む。海岸沿いをずっと走るのでカモメやウミネコが沢山飛んだり鳴いたりして山育ちの私にはとても珍しく異国だ。途中の霊峰湧水で喉を潤して島の最南端である仙法志御前海岸に到着した。   　　　　時雨音羽の碑のある沓形港　　　　　　　　　　　　　ウミネコ　　　　　　　　　仙法志海岸ここでゴマフアザラシが泳いでいる姿や利尻昆布が海の中で揺らいでいるのを見せてもらった。海産物を売る店も沢山あったので土産に本場利尻の昆布などを買い込んだ。一休みした後は再び車で海岸線を走ってオタドマリ沼に着いた。沼と言うより静かな湖で全く波がなく静寂そのものだった。茶屋があったのでハスカップソフトクリームをペロリ。ほのかな味でしつこさが無く美味しかった。他の皆さんは焼きホタテを食べていてよい香りが漂っていた。  　　　　　　　　　　　　　　　オタドマリ沼　　　　　　　　　　　　　　　ハスカップソフトクリーム最後は姫沼だった。入口から少し歩き、橋を渡ると姫沼が現れた。透明度が高いのだろう、緑の樹林がそのまま沼に投影されていて神秘的な佇まいだった。東山魁夷の白い馬が出てきそうな雰囲気だった。　姫沼姫沼が最後の島内の名所になり、今夜の宿がある鴛泊港まで移動した。この日から連泊で田中屋という旅館に宿泊した。港の先にあるペシ岬が良く見えたが、肝心の利尻岳は今日も全く姿を見せてくれなかった。           2連泊した旅館田中　　　　　　　　　白い灯台があるぺシ岬　　　　近くには利尻山神社もあった

  2022年07月07日

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