濃霧の中の利尻島フラワーハイキング
7月5日火曜日。昨晩は雨が降ったようで地面が濡れている。礼文島フラワーハイキングの日なのだが肌寒いのでカッパを来て出発する。香深の町はずれの知床(あの知床ではありません)まで車で移動し、そこからハイキング開始。今日は濃霧という予報でどこも煙っているが歩くには問題なく花もしっかり見える。ルートは知床⇒元地灯台⇒桃岩展望台⇒香深フェリーターミナルまで全長7キロ、約3時間40分の絶景のゴールデンコースで花好きな者なら一度は訪ねたいフラワーロードである。元地灯台まで霧の中のゆるやかな坂を次々出てくる花の名前を確かめながらゆるゆる歩いていく。参加者の皆さんとも段々打ち解けて談笑しながら歩く。皆さんここに来るだけあって花にはものすごく詳しい。 濃霧の中を歩く 元地灯台 案内板元地灯台から桃岩展望台までがこのルートのハイライトだった。全く背の高い木がない草原の中に花が咲き乱れている。礼文島だけにある固有種もいくつも見れて興奮し、歓声をあげながら進んだ。特にレブンウスユキソウの可憐な姿を見つけた時は大興奮した。草原の中でとりわけ多かったのがイブキトラノオ、エゾカンゾウ、シシウドで至る所に贅沢なほど咲き乱れていた。 イブキトラノオの群生 桃岩展望台でしかし濃霧の中なので晴れていれば見える桃岩、猫岩の奇岩や海を隔てた利尻島の絶景は全くみえず残念ではあった。その先に進むとキンバイの谷という花の名所があり、レブンキンバイが咲いていた。桃岩展望台で一休みした後はゆるゆるした坂道を下って再び香深の街に下山した。遠くの視界がきかなかったため、利尻岳の絶景が見れなかったのが心残りだったが楽しいフラワーハイキングだった。