林艮酔記　

ベル（良）コーレ（心）なのだそうな。
ドニゼッティのオペラ「愛の妙薬」では，
女好きの軍曹の名前がベルコーレ，なのだそうな。

で，このワインと同じくイ・ジュスティ・エ・ザンツァ社製の，
いわゆるスーパー・タスカン（候補？）が「デュルカマーラ」で，
こちらは同じオペラの中で，結果的に愛のキューピッドとなる
ペテンの薬売りの名前なのだそうな。

イタリア人の中で，このオペラがどういう位置を占めるのか，
みんなが知っているのか，
多少なりとも商売に役立つのか，
そもそも勝手に名前を使っていいのか，
興味はあるけれど，
皆目見当がつきませぬ。

面白いのは，主役でも二枚目でもない（のであろう）登場人物の名前をつけていること。
日本だったら，誰に当たる？

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さて，飲んでどうかというと，

色は濃い。
サンジョベーゼとメルローで，こんなに濃い色になるの？
というほど濃い。

舌触りも濃い。

香りはといえば，
８ヶ月オーク樽（フレンチ＋アメリカン）で熟成後，ボトルで６ヶ月以上
――という香り。（手抜き？(^^;）

味はといえば，
サンジョベーゼとメルローを合わせたら，どうなると思う？…はい正解
――という味。（また手抜き(^^;;）

要するに，コクが（ありすぎるぐらい）あって，うまいんだけど，
「想定の範囲内」

…んなこと言ってると，逮捕されちゃうかしらん？(^^;;;

少なくとも，ミートソースには合います。

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ワインの名：ベルコーレ（ＩＧＴ）
生産者：イ・ジュスティ・エ・ザンツァ
生産地：トスカーナ／イタリア
生産年：2003
ぶどう：サンジョベーゼ80%，メルロー20%
種類：赤
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食べたのは，
ペンネのミートソース（茄子入り）
じゃがいもと小松菜とトマトのサラダ（マヨネーズ）