また13巻感想は飛んでましたね。
13巻は大河のお話でした。
才能があると思っていたのに挫折して、引きこもって、それからまた這いあがって
きたお話。
小さいときの神木清流は容赦ないなと思っていたら、彼にはもっとトンデモナイ
過去があったようで・・・(^^;
12巻の感想はこちら。
雪、清流、総一が個人戦で一堂に会する弘前津軽三味線全国大会。
まずは、団体戦でチーム竹の華の一員として参加した雪は、そこで
かつて共に三味線を弾いてきた梅園学園の津軽三味線愛好会の
メンバーと再会を果たした。
一方、青森で行われる津軽三味線日本一決定戦には、竹の華の梶と、
雪の兄・若菜がエントリーしていた。
同日に行われる二つの大会。
それぞれの勝者になるのは果たしてーー。
なんでまた日本一を争うような二つの大会をどうして同日に行うんでしょうねw
これじゃ真の日本一を決めることにならないのでは・・・とか思ったりww
とりあえず、青森で行われてる大会では若菜が優勝しそうな感じ?
でも、その若菜が敵わないと思ってるような三人が弘前の大会に出ているんじゃ
弘前の大会こそが事実上の日本一決定戦ってことだよね(^^;
男性A級の部が始まり、3人のうち最初に演奏するのは田沼総一。
審査員にはお父さんの神木流絃こと田沼源造の姿が。
洸輔の師であり、総一と舞の父親であり、雪の実の父親。
この人、才能ある子を独り占めしてるよねw
で、「三つ巴を一番楽しみにしていたのは私だ」って。
面倒くさい人だなぁ・・・。
若菜のことは無関心なので、若菜は神木流絃の子ではないってことですよね。
梅子は自由奔放って女なので父親が違うんでしょうね。
総一は洸輔や雪と一緒の大会に出られて嬉しそう。
彼の演奏は多くの人に褒められたいという思いがあるようで、自己顕示欲が
強いのかな。
それが熱い演奏となって観客に観客を魅了するようです。
洸輔や雪と競う状況を楽しんでいるようです。
次は神木清流こと緒方洸輔。
間に何人か演奏してますが、それはスルーの方向で。
洸輔もまた小さい頃から天才と言われてた口かと思ったら・・・
トンデモナイ幼少期を過ごしてました!
総一と雪は選ぶまでもなく三味線が側にあるという恵まれた環境だったのに
対し、彼は・・・
ここまで悲惨な状況は辛い。
母親はいなくて、父親はロクに食事も与えず、世話もせず。
ちゃんとした会社で働いてる人なんだろうけど、アカンわな・・・・
近所のおじさんに三味線の曲を聞かせてもらい、近所のお姉さんに三味線を
貸してもらって独学で覚えて門付けを始めたというのが彼の出発点。
でも、お姉さんの付き合ってた彼氏に突然三味線は取り上げられ、優しかった
お姉さんもいなくなり、彼には何もなくなってしまって・・・
父親は自分はこぎれいにしてるのに息子風呂にも入れないし、着替えもさせない
ってどゆこと!?
その後、父親と引き離されて叔父さんに引き取られたってことですが、それが
神木流絃だったってことのようで。
これはラッキーなのかしらん。
洸輔が求めるものは自分の居場所であり自分の存在意義。
神木流絃は洸輔の音は全部喰らい尽くす音で熾火だと。
洸輔は音に飢えて貪欲なんですね。
でも、彼の三味線を聴く人はその音を美しいと感動。
雪は美し過ぎる闇だと感じたようですが・・・
さぁ、次巻はいよいよ雪の番。
あれこれ悩んで鬱々としていた雪ですが、ようやく納得のいく演奏ができそうです
ね。
これまで、ずっと悩みっぱなしだった雪なので、ここらで主人公らしくインパクトを
与えて欲しいですわ。
日本一をかけた戦いはどんな決着となるんでしょうかね。
流絃が雪欲しいとか言っちゃいそうな感じ??