ラッキーにも不戦勝でベスト4になっちゃったエ―ちゃん。
さすがに全日本優勝は無理だろうけど、いい試合をすればこの先の展望が
開けるようですが。。
前巻の感想はこちら。
対戦相手が棄権したため、不戦勝で全日本選手権本戦ベスト4に
進出したエーちゃん!
一方、ナツは、日本女子最強の矢沢美樹相手に惜しくも敗退。
翌日の試合がなくなった二人が向かった先は、ナツの家!!
しかも家には、二人っきり!!!
のんびり休息のはずが‥‥胸の鼓動がおさまらない━━。
そして、ついにエーちゃんの準決勝が始まる!!
ナツの家でご挨拶することになるのかと思ったら、なんと両親まだ帰って
なくて二人きり。
ナツの部屋に上がったエ―ちゃんはドキドキ。
そりゃそうだろう、エ―ちゃんが女の子の部屋に慣れているとは思えないw
ナツの部屋は畳にベッドなんだね。
2階に子供部屋ってのはよくあるけどフローリングにしそうなのに。
それにしてもいつ誰が来ても部屋がきれいな状態ってのは素晴らしい。
うちの娘も見習っていただきたい。
ナツは自分の部屋ってこともあってかエ―ちゃんにモーションかけて・・・。
エ―ちゃん赤面だけど、積極的なナツに押される形でちゅう
えーちゃん、やるなw
ってなんでナツは扉を開けてるかなwwww
こういうところがちょっと雑ww
帰って来たお姉ちゃんに見られてしまったようで(^^;
お姉ちゃんも別嬪さん♪
で、ナツのタイプは可愛い系ってことが判明。
それでエ―ちゃんだったんだね~~
池くんは海外行っちゃったけど、タクマみたいに強いプレイヤ―とか近くにいて
なんでまたエ―ちゃんだったんだろうと思ったけどナツとしては最初からタイプ
だったんだねw
なるほど~
7時にはナツのお家から帰る優等生のエ―ちゃんでしたv
翌日はデートを兼ねて全日本選手権4日目の観戦。
エ―ちゃんは不戦勝で試合がないから他の人の試合をゆっくり見れます。
池くんは決勝にピークを合わせるかのように徐々に調子を上げ、難波江くんは
第三シードを実力で破り二人ともベスト4進出。
これでベスト4のうち3人が18歳ってことに。
これは確かに凄いわな。
そして残りの一人は池くんに抜かれるまで6年間日本一でその後も2位につけて
いるという門馬選手。
試合後、観戦してたエ―ちゃんに声を掛けてきて・・・
挨拶もそこそこにエ―ちゃんの今後の活動拠点について質問してきます。
まだプロになると決めたばかりのエ―ちゃんにはそんなことを考える余裕なんて
なくて・・・
ナツはアメリカの大学に留学し海外に拠点を移す予定。
門馬選手はエ―ちゃんにはまだ国内で学べる対戦相手がいっぱいいそうな気が
すると・・・
エ―ちゃんはなんで門馬選手が声を掛けてきた理由がわかりませんが、ナツは
日本代表ナショナルBチームのことじゃないかなと。
タクマはもうその一員だそうで。
今のエ―ちゃんはタクマにも勝てたし実力的に可能性は十分。
門馬選手が今のエ―ちゃんの状況が知りたかったのはエ―ちゃんがBチーム
に見合うかを見極めたいんじゃないかとナツは推測。
もし、門馬選手に勝ったらBチーム入りで、拠点はNTCだと。
そしていよいよ準決勝。
まずは池vs難波江。
同世代のプロアマ頂上対決になりましたv
池くんは難波江くんの緻密に練られた多彩な攻撃でなかなか自分の思い通りの
テニスが出来ず。。
それでも難波江くんの緩急つけた攻撃に対し、それ以上の緩急差を見せつけて
きて。
池くんの超攻撃的テニスを可能にしているのはその判断力の速さと運動神経だ
という青井コーチ。
でも池くんの本当に恐ろしいところは、戦いの駆け引きを心底楽しめるとこだと。
なるほど。
“楽しめる”ってことはそれだけメンタルが強いし冷静で居られるってこと。
難波江くんは規格外の池くんの攻撃力をどう戦略で凌ぐかを考えます。
こちらも冷静。
昔は池くんの圧倒的な強さを目の当たりにして感情を爆発させてた難波江くん
でしたが今ではメンタルをコントロールし応戦。
が、攻めあぐねていた池くんについに火が付き、神懸かり的なショットを連発。
第1セットは池くんが取りました。
この調子だとまだ難波江くんは池くんに勝てそうにないかな。。
池くんの“火が付く”って状態は“ゾーンに入る”ってことのようですが、そういう
状態に難波江くんも到達出来たらあるいは・・・ってとこでしょうが。
えーちゃんは自分の試合のために途中でウォームアップへ。
っと、浅野さんがエ―ちゃんにアドバイス。
なんと浅野さんは門馬選手に一度も負けたことがないようで。。
ということは同じタイプのエ―ちゃんにも勝てる可能性があるのかも??
門馬選手は鉄壁の守備があるから攻撃に切り替わる時が狙い目。
また、守る必要はないけど攻めづらい状況を作ること。
浅野さんはエ―ちゃんに負けたことで日本代表チームのコーチを引き受ける
ことにしたようで。
エ―ちゃんにはかなりの期待を寄せているようです。
自分のテニスの後継者みたいなものですからね。
試合が始まるとエ―ちゃんはいつものようにいろいろと試しながら生の情報を
収集。
でも、なかなか門馬選手には通用せず。
自分のテニスで突破口を見つけようと強引に攻めるもアウトの連続。
さすがに無謀の悪循環だと浅野さんからのアドバイスを活かすことにします。
エ―ちゃんのことを期待の若手だと聞いた門馬選手は力が入っていて。
攻撃が後手に回ってるエ―ちゃんに腹を立てているようです。
門馬選手はかなり浅野さんのプレイスタイルをリスペクトしてるようで、それを
簡単に高校生が出来るものではないと。
自分で体感しないと信じないしいい加減なものなら許さないって勢い(^^;
エーちゃんはなんで門馬選手に怒られてるっぽいのか分からずww
そりゃそうだわ。
一方的に門馬選手が熱くなってるだけだもの。
浅野さんは門馬選手にエ―ちゃんのことを聞かれて持ちうる限りの情報を
伝えたようでwwww
なんなんこの人wwww
浅野さんの門馬選手へのアドバイスは「自分のテニスをした方がいい」と率直
に言っただけのよう。
ただ、エ―ちゃんの「情報戦略を甘く見ない方がいい」とも助言してるようで。
アレは門馬選手にとっても新しいテニスで、自分のテニスが「いつの間にか
徹底分析されて状況が変わる前に勝負を決めた方がいい」と。
うん、うん、そうだよね。
エ―ちゃんと試合をするとみんな自分のテニスを丸裸にされて弱点をさらされ
ることになる。
だからエ―ちゃんとの試合はみんな嫌だろうけど、より強くなるためのヒントも
もらえるんですよね。
ペースをダウンさせ膠着状態を抜け出す道を模索するエ―ちゃん。
期待してる分、エ―ちゃんが不確かな結果に頼るプレイをすると苛つく門馬選手。
さぁこの先、エ―ちゃんがどう門馬選手を攻略していくんでしょうか。
門馬選手は浅野さんレベルの戦術と技術を待ってるようです。
これはまた長い試合になりそうです。