新刊が出てるようですが、とりあえず、1~10巻までの感想です。
最近バレーボールの漫画をいくつか読んでますが、これもなかなか
面白いです。
一番はやっぱりバレーを戦略的に楽しめる「神様のバレー」が私は好き
ですが、こちらもなかなかキャラで楽しめる内容になってます。
「少女ファイト」はバレーってより人間関係だったりに重点が置かれてる
感じでそれはそれで面白いし「ハイキュー!!」はいかにもジャンプって
熱さがいいんですよね。
日向はあまりバレーを知らずにやってきたから技術的には全国目指す
ようなチームがその程度のことを今知ったのか!?ってびっくりの連続
ですが勢いがあるから許せるというw
で、こちらの「ハリガネサービス」は身体能力も大したことないんだけど
ただ一点、サーブだけは飛び抜けて凄いって主人公。
狙ってネットイン出来るとか、同じコースに何度も打てるとか、完全無回転
とかとにかくサーブに関しては神業です。
確かにサーブは最初の攻撃だしこれで点が稼げたらゲームはホント楽。
例えレシーブされたとしても相手を崩せたらそれだけで優位に立てます
からね。
ピンチサーバーが主人公では相当話が地味になるんだろうなと思ったら
途中からはちゃんとレギュラーに。
いろいろ考えながらやってるところは好感です。
無名の公立高校を強くする名将と言われる人が監督ってのも魅力ありです。
体はごついし顔は怖いしで、この作品中一番強いのは監督なんじゃないか
と思うくらいのド迫力。
この監督が中学の引退試合で主人公が24-8からサーブだけで24-23
まで追い上げたのをみて声をかけてくるんですよね。
他にも東京選抜に選ばれた同学年プレイヤーがこの監督の元でバレ―が
したくて集まってくるんですが、他の子らは声はかけられていないものだから
下村に注目が。。
最初は誰もが下村のサーブをまぐれだと思ってるんだけど、全て練習の
成果で実力だと分かると評価が一転。
監督も凄いけどいい選手も集まったから公立校ながら私立強豪校を倒せる
チームに育つのだろうと楽しみなのです。
ただ、ちょっとキャラが濃いというか正当なバレーとはおよそ言えない形で
試合が進むこともありで(^^;
テニスなんだかテニヌなんだか・・・に近いようなw
他のスポーツ経験者がバレーに自分の良さを活かしていくのはいいことだと
思うけど、それで正当なバレーが負けるようなことがあったらバレ―舐めてる
としか言えないわと、ちょっと憤慨しながら読みましたが・・・
ま、それはなかったですね。
変な格好でトス上げるとか、物理演算が瞬時に出来るとか、あんまり離れ業
が過ぎるとギャグに感じてしまいますが、弱虫ペダルの御堂筋くんのラインは
はみ出してないからセーフってとこでしょうかw
1年でレギュラー取るような子らが沢山入ってきたものだから先輩たちが
焦るんですが、この先輩たちもただ仲良しとかではなくてちゃんと自分たちも
レギュラー取るために努力したり、自分は何ができるのかを考えチームに
貢献しようとするところがいいなぁと思ってます。
特にセッター・ブサイク家守の「いやらしいプレイは俺に任せろ」的なとこや
リベロで小さくて可愛い顔してるのにやることや言うことが乱暴って猫田とか
好きです。
二人共1年にレギュラー取られちゃうんだけど、キャラとしてはとてもいい味
出してますv
10巻からは王葉高校、雲類鷲叡との対戦でこれまた化物相手にどう戦う
のかってところなんですが、小さなリベロ猫田くんがキーマンになるようで。
可愛いのに毒舌な彼が小さい身体を活かして活躍してくれるのを期待した
いと思います。
バレ―はデカい方が有利だけどそれだけではつまらないですもん。
王葉の監督は元オリンピック金メダリストセッターってことですが、よぼよぼ
のじいさんだし、なんか戦略もショボそうなんですけど何かあるのかしらん。
早く次巻読みたいです。
「ハイキュー!!」とはまた違ったねちっこい面白さがいいですね。
連載誌による作風の違いも楽しんでます。