|
カテゴリ:少年誌コミックス感想
今回も重かったですわ・・・
というかよりヘビーになってましたね。 これまでの感想はこちら。 18巻、16巻 前の巻でも思ってた以上に下平と羽座川の関係がヘビーだった ので驚いたのですが、今回はそれがさらに発展した形で・・・ 羽座川にとってバレークラブが唯一の自分の能力を活かせる場所 だったのにそれを奪ってしまったのは下平。 もちろん、故意にそうしたわけじゃなくて、良かれと思っての ことだったわけですけどね。 でも、結果的には下平の価値観と周りとが必ずしも同じではない ことから羽座川を追い込むことになってしまいました。 これってホント難しい。 自分はそうではないからと当たり前のように取った言動が、価値観 の違う人からしたら理解してもらえなかったり、誤解を生んだりっ てことは大人の社会でもよくあることで。 今回は下平は羽座川の家庭のことも含めてみんなが正確に知れば もっとみんなは羽座川のことを理解して味方になってくれるはずと 考えますが、そんな奴ばかりじゃないんですよね、世の中は。 下平も世間知らずの子供だったわけで。 世の中には貧困の家庭に育った子はしつけが出来ていないとか手癖 が悪いとか思ってる人が多いのは事実。 確かに全くそういうことが無いわけでもなく、親が忙しくて子供に 構ってあげられないためにそういうことになってしまうのは割合的 には多いと思われるんですよね。 でも、みんながみんなそういうわけでもないし、家庭の貧困状況に 関係なく、人の物を取ったりルールが身についていない子はいる わけで・・・ ただ、下平も親に内緒で勝手なことをするのではなく、子供では どうにもならないことなら親に相談すべきでしたよね。 下平の親はさすがというか、適切な言葉を息子にかけてましたし 自分たちに出来ることとして支援制度について教えてましたよね。 あのおばあちゃんではとても利用してるとは思えないけど、こんな 風に制度を知らなくて貧窮してる家は多いのではと思ったり。 下平のやったことは取り返しが付かないことだけれど、羽座川には やはり自分と同等にあろうとしてくれて友達であった下平のことは 好きだったんでしょう。 下平は世間知らずの子供ではあったけれど、純粋で友達思いという ことは間違いないですし、二人が普通の親友関係であれたらよかった のにと思わずにはいられず・・・ あの場面で下平を殴ってしまったのは羽座川だってそうしたかった わけではなかったけれど、下平を止めるために思わず・・・って ところでしょうし。 その後に交通事故とか・・・ もう手の施しようがないというか・・・ どこまで追い詰めるの???って辛くなる一方なんですが、羽座川 に何があったのかはわかりませんが、リハビリを経て再びバレーを 選び、リベロとして完璧な選手になっていたのは良かったです。 下平もよく社会復帰できましたよね。 羽座川は記憶がなくなってしまったようだから却って下平よりも 復帰するのに時間は掛からなかったのかも知れませんね。 下平の方がダメージを残したままの復帰だから・・・。 それにしても下平と羽座川の過去について知ってしまった豊瀬の みんなもショック大ですよね。 松方は泣いてるしで・・・ 今の下平の周りにいるメンバーがみんないい奴でよかったです。 下平も羽座川とのことは消せない辛い思いとしてずっと心に残って いたと思うのですが、みんなに話をしたことで少しは軽くなったん ではないでしょうか。 決勝はみんなでバレーを楽しむという姿勢も豊瀬らしいです。 これは最高の試合になりそうだわ~っと思っていたのに・・・ あらら・・・ 他にも確執があったようで。 駿天堂のMBの鴛淵は旧姓山縣だったとは・・・ これって完全に豊瀬の山縣先生の息子ってことですよね。 かなり歪んだ関係になってそう・・・ 相当鴛淵は父親を憎んでる感じですよね。 先生の方は理由があってのことのようですけど。 鴛淵かなり闇を抱えてそうですし、わかってはいましたけど決勝は またまた一筋縄ではいかない展開になりそうです。 スタートは豊瀬が上手く攻めてますが、そう簡単には続かないでしょ うね。 うわぁ・・・ドキドキです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月17日 21時32分34秒
[少年誌コミックス感想] カテゴリの最新記事
|