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カテゴリ:少年誌コミックス感想
大分遅くなりましたが6巻感想です。
これまでの感想はこちら。 【内容情報】(出版社より) 2次試験当日、目に激痛が走り動けなくなってしまった八虎。 痛みに耐えながら試験課題に臨むも、集中して作業ができない…。 そこで予備校講師・大葉が提案したのは「飛び道具」!?-- そして試験2日目にしてテーマを決めた八虎は他と差を付けるため豪快な 秘策に打って出る! 藝大受験編クライマックス第6巻! 二次試験に進んだ八虎。 でもプレッシャーが半端ないというか、ストレスから蕁麻疹だけでなく、 頭痛と眼精疲労もピークで・・・ 大変なコンディションになってしまいましたね。 旦那も二次試験では関西とはあまりに違う試験内容にほぼパニックになった ようで、何をしてたか覚えてないというか、どんな内容だったかすら思い出 せないようですわ。 ただあの嘔吐くような緊張感だけは読んでたら蘇ってきたようで。 ご苦労さまです。 私はただ想像するだけですけどね。 娘はまだ受験から時間が経ってないのでリアル過ぎて読むのはしんどいよう。 八虎は1日目はテーマを決めるだけでやっとだったようですが、そのテーマ すらそれでいいのかどうかわからないという・・・ もう泥沼ですよね。 モチーフはヌードモデル。 石膏かヌードという大葉先生の予想通り。 裸=ありのままの自分ということで八虎は進めていきますが、平凡といえば 平凡なテーマみたいですが、それをどう表現していくかで作品の良し悪しを 変えることができるよう。 八虎は表現方法を色々考え抜いて戦略を練って・・・ デッサンとかの技術力だけでなく、演出とか全部ひっくるめての作品だから ホント考えることが多いんですね。 私には経験のない世界だけど、実際に体験してきた人には相当リアルな世界 のようです。 だから読んでるこっちもそれが伝わって臨場感を味わえます。 現役で八虎ほど短期間でこれだけの追究ができるのって凄いなと思いますわ。 旦那も自分は優れてないからとにかく努力で補ったってなことを言ってまし たが、それで補えるものと補えないものがあるようで・・・ 厳しい世界ですね。 頑張ったからといってそれが結果に繋がるわけではなく。 藻掻いて藻掻いて足掻いて足掻いて苦しみの中から生み出した八虎の作品の 評価はいかに??? もう一年ってのはリアルでは当たり前というか現役合格の方が少ないのが藝大 ではないかと思いますが、見事八虎は合格!! 漫画としてはまたここから1年浪人生活を描いてもしんどいだけで変化があり ませんもんね。 この結果は上手く行きすぎとも言えますが妥当でしょう。 それに長いこと受験生を抱えていた身からするとホッとしましたわ。 受験生の親は軽く胃を悪くしますよ。 晴れて八虎は藝大生に。 次からは大学編のようですが、入ったら入ったでまた作品を作る上での産みの 苦しみを味わうのでしょうね。 藝大生の学生生活怖そう・・・ とは言え、かなり興味持ってますがw これで卒業してしまったので美術部顧問の先生や画塾の大葉先生の登場がなく なってしまうのは寂しいです。 時々この二人の先生が見せる狂気の片鱗みたいな顔が好きだったんですよね。 藝大生は一筋縄ではないでしょうから、それ以上の強者が登場するのを楽しみに したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年02月23日 01時08分27秒
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