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カテゴリ:少年誌コミックス感想
美依はクリエーターの才は薄いけど、そんなものよりも代えがたい才を持って
いる・・・それは可能性をみつける人脈。 これまでの感想はこちら。 【内容情報】(出版社より) 身長は、158cmから伸びなかった・・・。 藤戸千雪の夢は「パリ・コレ」モデル。 モデルとして致命的な低身長ゆえに、周囲は「諦めろ」と言うが、千雪は折れない。 そんなとき、千雪はクラスの貧乏男子・都村育人の諦めきれない夢「ファッション デザイナー」を「無理でしょ」と切ってしまい・・・!? 麻衣から“novice”を売る新戦略を任された美依。 だが、美依は失言で大物スタイリスト・照実を激怒させてしまい、PRの肝・TGC出展 自体が危ういことに! 育人もまた、バッグ制作が難航し、実物完成が間に合わない…!? 照実へのプレゼンチャンスは一瞬。 なんと、それはTGCスペシャルコレクションのモデルオーディション! 育人初・コレクションアイテムの成功は、一人の少女に託された──!! なるほど~~~~必要なとき、必要な場所で繋がる。 美依は人脈だけでなく、今回は革の扱いでの知識も役立てることができましたよね。 才能ないのにチーフデザイナーってのはどうなんだろう?って思ってましたけど、 他のことで役立つ力を持ってたんですね。 バッグと靴では革に必要な知識は同じ。 作り方は大分違うと思うのですが、材質が革というところでは確かに同じですね。 これで靴もバッグも扱えるとなるとブランドとして強味になりそう。 美依がスタイリストの照実にスペシャルコレクションのアイテムを全部アプロに してくれと言い出した時は、なんて大それたことを言い出すんだろ、それは無理と いうものやろと美依の無茶ぶりにびっくりしましたけど、全く相手にしてもらえな かった照実から結果的には注目を得る形にしちゃいましたね。 これはちゃんとした物を作ったからですよね。 まるで目にかけてもらえないような代物なら相手にしてもらえなかったはず。 チャンスを作ったのは千雪ですけどね。 “TGC”と“パリコレ”は全然繋がっていないし、遠回りにもならへんやろと思うのです ですが、まずはTGCからってことで育人と千雪の目指す方向が一致しました。 思いつきで育人のバッグを身に付け照実のコーデに手を入れた千雪。 モデルとしては瞬殺されるべき行為だったのに、初めからバッグがそこにあるのが当然 って感じるほどコートに馴染んでいたものだから、さすがに照実も興味を覚えたよう。 その上、モデルとしての千雪にも関心を持った照実はセイラと千雪を比較。 同じコートを着て同時に歩く2人。 千雪はバッグを売り込むだけじゃなくてしっかり自分も売り込みましたね。 が、どう考えても見た目で千雪は不利。 それでも千雪の感性がテルミを驚かせたようです。 なんと!スペシャルコレクションのファーストルックは千雪に決定。 あっらぁ~~~~モデルとしてなら絶対にセイラの方が上なのに 照実のコンセプトを完璧に表現しているのはセイラ。 それなのに照実は千雪の圧に押されてしまったようで。 何より“流行の発信源“という言葉が照実を捉えたようですね。 テルミは自分は“流行“の種を見つけて育てる義務があると思ってるようで、それは そのまま千雪にも当てはまるようです。 千雪が“咲く”か“枯れる”かどうしようもなく気になるという照実。 かなり印象付けることができたようですね。 これくらい攻める根性がないとモデルは務まらないのかなぁ~~~ セイラはFLに自分ではなく千雪が選ばれたことで逆上しますが、厚手のコートを フォルムが綺麗なままたなびかせるウォーキングは自分には出来ないと、千雪の ウオーキングの技術の高さを認めざるを得なかったようで。 千雪はやはり低身長ってことでかなり損をしてますが、モデルとしての力量は決して セイラに劣るわけではないようです。 照実は千雪の感性を評価したようですが、千雪の身長ではショーモデルを勝ちとる ことは正攻法では無理と指摘。 うん、うん、誰でもそう思うでしょう。 でも、もし彼女の感性を殺さず千雪のための服を作れるデザイナーがいたなら・・・ 彼女の存在は世界に知れ渡るかもしれないと。 あっらぁ~~~~ついに千雪に世界への道が見えてきましたね。 全く無理ではなくなった。 ショーモデルではなく“Chiyuki Fujino”に着て貰うことに価値を生み出す ほぉ~~~~ということはこのデザイナーに育人がなるってことですねv 育人の方へも照実から課題が。 デコレーションバッグが想像以上に良かったから、3段階か4段階へとスタイルが 変わるデコレーションバッグを完成させたら、スペシャルコレクション全ルックに アプロのバッグを使うと。 おお~~~~~!!! 美依の頑張りがここで効いてきましたね。 大きく出たなと思いましたけど、こちらも可能性が見えてきましたv さぁ育人がこのチャンスをどう活かすか。 形態が変わるデコレーションバッグって発想は凄くよかったのでしょうが、一つ だけではダメなんですね。 ということでデザインを考えることになるようですが・・・ こちらももうすぐ次巻発売ですね。 楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2020年03月13日 00時07分25秒
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