最近憤ったニュース ふたつ マイケルフェルプス アメリカの8つ子の母と医者
比較的穏やかに過ごしていた昨今ですが、ニュースを読んで こんなに腹が立ったことはめったにありません。最初は 水泳の金メダリスト マイケルフェルプスの大麻疑惑事件。疑惑じゃなくて 本当は認めているのですけれどね。今の世の中、携帯電話や携帯ビデオ、小型カメラと、一般社会だけではなく、戦場でさえも隠し撮りされて問題が発覚することがあるのが現実。フェルプスは子供たちの憧れであり、仙人になれとは言わないまでも、人としてスポーツマンとして規律とモラルを守るということは 当然わかっていたはずです。それなのに・・・ 2004年には保護観察にはなったといえ、飲酒運転で逮捕されたこともあります。社会人として カウンセリングを受けてでも、自分の立場を自覚して生きていって欲しいと思います。「ほんとうに がっかりだぜ~」 なニュースでした。アメリカでは シリアルの箱をはじめ、あらゆる場所で彼の名前と顔が広告塔となっていますが、今回の事件で、さて どれだけのスポンサーが手を引くか。楽しみでもあります。(皮肉)そして ふたつめ。アメリカで生まれた8つ子。母親はすでに6人の子持ちであり、精子提供を受け今回も妊娠したそうです。結婚しておらず、ちらっと読んだところでは、精子提供者のIDを調べ 二人の男性だったらしいですが、名前が出ており、彼らこそ迷惑な話に違いありません。医師は どうしてこんなにもたくさんの受精卵を子宮に戻したのか。それよりも、どうしてこの女性にこんなにも次々と体外受精をしたのか。資金はどこから出ていたのか。なぜ倫理的にこれを良しとして 治療をしたのか。カウンセリングも受けていたというこの女性が、いくらティーンの頃から母親になるのが夢だったとしても、まわりの良識ある大人や医者が ずるずると 言うがままに今回の出産まで許してしまったのか。話によると 子供たちを育てるための数億の資金を一般から寄付でまかなおうとしていたとか。それから、凍結させていた受精卵をすべて使いたかったからとも。許せません。でも 生まれた子供たちが幸せに生きる権利はあります。できれば 養子に出して 愛情いっぱいに育ててくれる家庭で育つのが このケースでは最善なのでしょう。子供を育てるのは、本当に大変です。お金だけの問題でもありません。彼女がカウンセリングをきちんと受け、子供たちの将来のために、自分のためにではなく、決断して欲しいと思います。にこやかに記者会見していた医師団にも さらに憤ります。ヒューストンで生まれた8つ子がひとり亡くなっているから 今回は新記録樹立!とでも舞い上がったのでしょうか?人の体がだいたい そんなにもたくさんの赤ちゃんを妊娠・出産に耐えるようにできていないことくらい医者なら知っているはず。母体の安全を考えこれからは 一定の数以上の受精卵を子宮に戻すことは禁止するべきです。本当に考えられへん!!! (キム兄風に) どちらのニュースも 自分さえ良ければ・・・という今の時代を反映しているようで どうにも憤ります。末っ子が歴史研究で今回賞をいただきました。杉原千畝氏の研究です。人のためにできる何かをする、誰かに何かをするとき見返りを期待しない、助け合う。杉原さんを選んだのは、私がなにより、わずか8歳の子供たちに、人として覚えておいて欲しいこと、これを伝えたかったからです。「His action taught us so many things like we must not be a burden to other people, that we need to take care of others, and we should not ask for a reward for helping others.」