ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー / ブレイディみかこ
ベストセラーはあまり読まない私だけど、これはちょっと別。書店の平積みでも棚差しでも目だつイエローの表紙。ちょっと吊り目の少年のイラスト。そして何よりも心をわしづかみにされるタイトル。いろんな所で紹介されていて、著者本人の話も聞いて『これは読まなくては』と思った。珍しく相棒も読みたいと言ったので購入することに。国際社会の常識が分からない私には、移民のこととか、世界の中の日本人の立ち位置とか,そういう視点が欠けてるんだな。宗教も『なんとなく』仏教で、他人から自分の宗教をけなされるなんてことはまずない。けなされたところで、本気で怒ったりもしないし、第一自分の宗派のことをほとんど知らないから、言い返すこともできない。そういうことをもっと考えながら読んだら、また違う感想を持つのかもしれないな。読み終えたばかりだけど、もう一度読んでみようと思う。そして著者の他の本も何かしら読んでみようと思う。文体とか私好みだからね。