「まほろ駅前多田便利軒」映画
4月最後の日、「まほろ駅前多田便利軒」を仕事帰りに見てきたわ。ビール片手に見てたせいで、最後の多田(瑛太)のためにためたアップのシーンで数秒寝てしまったわ。そう、ちょっとそういう「ゆるーーい」感覚がとっても心地よい映画。古臭い昭和の映画の匂いがする映画ね。探偵「マイク濱」シリーズとか。村上龍が撮った「限りなく透明に近いブルー」とかこの大森監督の前作「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」ほどキリキリとしてないけど、なんとなくこの監督さんの好きな世界感が伝わるわ。多田と行天(松田龍平)の共同生活って、やっぱり70年代の「傷だらけの天使」を思い出させるし。「必要とされている人のところにいるのが幸せなんだよ」っていう、ストレートなセリフがテーマなのかな。あと、ダダダン ダン♪という二人のシーンで重なる音楽が、スタンドバイミーのイントロを思い出させるのよね。瑛太と龍平というと「あひると鴨とコインロッカー」で共演してるけど、近頃見る映画って、同じ俳優さんでぐるぐる回っている気がするのは私だけ?それとも、私の見る日本映画が偏っていて同じ俳優さんをみるのかなぁ。