退職の電報
女性初の係長のTさんが定年退職する。今日はその最後の日。Tさんは、昨年病気で旦那さんを亡くしている。更衣室で聞いた話。「今日ね、電報をTさん宛てに電報がきたのよ。私が受けとっって、”T係長~。電報です~。って渡したのよね。そしたら、T係長が読んだとたん涙がとまらなくなっちゃてってて、その電報読ませてもらったら“退職おめでとう。遠くから見守ってるよ・・。”って、天国の旦那さんからの電報だったのよ!」旦那さんが退職のときにもTさんは電報を送ったらしい。だから、余命の宣告をされていた旦那さんが予約電報をいれたのかもしれない。もしくは、そういう夫婦仲を知っていた娘さんからかもしれない。とにかく、Tさんの人柄を知ってるだけに、泣けて、泣けて・・・・。