テーマ:ネットでの交流(403)
カテゴリ:ことばのこと。
今日は、朝から微熱があって、体がしんどひ・・・。
と思っていたら、さっき測ると、8度くらいまで上がっていました。 おぅ。 頑張れ私の体。 まだお仕事がたくさん残っているぞ。 ところで、最近、 「あなたが一番辛いのはどういうときですか?」 という質問をされました。 私は、「ことばで説明しても、それが相手に伝わらないときです」 と答えました。 私はことばにずっと興味があり、それを専門にしてきたので、ことばは有限であると知りながらもやはり、それに頼って意思疎通を図ることの多い自分が、伝えたいことをことばで伝えられない、というのは本当に辛いです。 素敵に絵が描けたら、少しはこの閉塞感が打ち破られるかもしれない・・・ などと思ったこともあります。 けれど実際問題、私は絵が下手だし、日常生活で多くの場合、ことばを頼りに生活しています。 ネットを初めて経験したのは、中学生の時でした。 本格的にネット社会に出入りするようになったのは、大学生の時でした。 現在はネット環境が整備され、つなぎ放題でも定額というのは、とてもありがたいです。 それに伴って、掲示板や、この日記のように、文字に頼ったやりとりを多く経験するようになりました。 私は字や文を書くという行為も好きなので(なのに、筆無精ですが・・・矛盾してる)、文通や交換日記はよくしていました。 文字でのやりとりには、こうして考えてみると昔からなじんでいたように思います。 けれど、ネット上での文字のやりとり、というと、手紙や交換日記というのと、少し違うという感触があります。 それは、不特定多数の人とやりとりできるようになった点です。 そして、ネットは匿名性が高いという考えに基づいた、書き込みの乱暴さです。 よく見かけられることですが、「アホ」「死ね」とか、「お前馬鹿だろ」とか、そういう書き込みをする人がいます。 こんな直接的な書き込みでなくても、高圧的な言い方をする、嘲笑する、揶揄するという意図の書き込みも見られます。 私はこういう書き込みを見るたびに、ネットは匿名じゃないし、人と人とのつながりであることには(現実と)変わらないのにと思ってしまいます。 また、難しいと感じるのは、レスポンスが発信内容と噛み合わないときです。 こんな時は、自分の表現の仕方がまずかったのか、相手がわざとかわしているのか・・・。 という判断に迷うときです。 そんなときは、直球で聞くこともあったり、それとなくレスで言い直してみたり。 私の表現もまだまだ拙いので、ことばを尽くして説明しても、全然伝わらないというようなこともあります。 取り上げている話題についての、互いの前提となる認識が違うとなったときなども、自分の思いを伝えるのに大変苦労します。 価値観は人によって違うことを考えたら、伝わらないことがあっても当然かも知れません。 でも、それをなんとか伝えられるようになる表現力、 相手の言わんとしていることを受けとめられる受信能力 を磨きたいと常々思っています。 そしてその基本姿勢には、相手を尊重し、人と人との付き合いであるという認識を持っていたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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