早起きは………Priceless?
さあ、夏休みは終わりましたよ。学生さんも社会人さんも毎朝の己との闘いが始まります。そう、早起きです。あと5分~、と気付けば1時間経っていたりと大変です。どうしても起きるのは苦手なんだよな~という方にはこちら。 →自動起床装置「おこし太郎」あのJRの運転士さんたちも使っているという「絶対に起きられる目覚まし時計」です。使い方はこちらを見てください。 →JR御用達、あの「おこし太郎」に起こされてみた [ITmedia]誰だって遅刻はしたくありません。しかし、起きられるかどうかはその日の気分次第。…それでは困ります。この「おこし太郎」はレビューにもありますが、かなり強力なようですが、欠点としては値段が高いことです。なんと98,000円。手軽に買える金額ではありませんよね。では、視点を変えて、どれくらい使ったら元が取れるのか考えてみたいと思います。まず考えなくてはならないのは、「誰が買うのか」です。もちろん朝に困っている人なのは当然ですが、学生さんの場合、たいてい家族と同居していますので、家族全員が寝坊しなければ問題ありません。同じように、40代、50代の人たちも家族がいるでしょうから、必要ないことが多いでしょう。では、一人暮らしの大学生はどうでしょう?そうですね、朝起きる必要がありません。また、遅刻するのが普通です。…と、思われているような気がします。ということで、もっとも必要としているのは、一人で暮らしている20代や30代の人たち、とします。次に、遅刻する場合は平均どれくらい遅れるか、ということです。徹夜で朝まで飲んだりしない限り、昼過ぎまで爆睡ということはあまりないでしょうし、そもそも朝まで飲む体力が…。ということで、遅くても2時間、平均すれば1時間くらいの遅れが多いと仮定します。では、その1時間分の給料はいくらになるでしょうか。当たり前ですが、人によって給料は違います。そこで、以下のサイトから平均的な給料を350万円/年とします。(第12図 25~29歳の全体平均から) →1年を通じて勤務した給与所得者350万円の中にはボーナスが含まれていますので、第8表からボーナス分は20%とすると、 350万円 × 0.8 = 280万円となりますので、月給は 280万円 ÷ 12ヶ月 = 23.3万円と計算されます。そして、時給を計算するためには出勤日数を出さないといけないわけですが、休日の数は月によってばらばらなので平均します。以下の統計によると、平均休日は121日だそうです。(第4-1表の産業全体平均より) →厚生労働省統計表データベースシステム [厚生労働省]よって、年間労働日数は 365日 - 121日 = 244日となり、1ヶ月平均で 244日 ÷ 12ヶ月 = 20.3日となります。平均出勤日数が20.3日、平均月給が23.3万円で、1日の労働時間を8時間とすると、 23.3万円 ÷ 20.3日 ÷ 8時間 = 1,434円時給1,434円となります。つまり、1回の遅刻あたり、1,434円がなくなることになります。ということは、98,000円なので、 98,000円 ÷ 1,434円 = 68.3以上の計算により、遅刻を69回以上防ぐことができれば元がとれます。では、1ヶ月に何回遅刻するでしょうか。…まあ、これはもう人によってさまざまですね。ちょっと計算しておきます。 ○ 1ヶ月の遅刻回数と元を取るまでの期間 回数 期間 1回 69ヶ月(5年9ヶ月) 2回 35ヶ月(2年11ヶ月) 3回 23ヶ月(1年11ヶ月) 4回 18ヶ月(1年6ヶ月) 5回 14ヶ月(1年2ヶ月) 6回 12ヶ月(1年) 10回 7ヶ月 15回 5ヶ月 20回 4ヶ月…まあ、1年や2年で壊れることはないと思いますので、長く使うのであれば、お得かもしれませんね。20回なら4ヶ月で元が取れますが、20回って毎日ですよ。4ヶ月の前にクビになっちゃいますね~。たぶん。結論、遅刻したら、給料が減るというマイナス以上に社会的信用が下がることの方が問題である。…プライスレス。