日記のような日記

[旅日記] カテゴリの記事

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• はるかなる…

  今年に入ってから、高知、博多、宮城と訪れてきました。そんなこんなで今回はこちら。…実家です。電車でわずか40分。まあ、旅でも何でもないわけですが、今日はそんな懐かしの故郷をふらふらと歩いてみました。ゆっくり街中を歩いてみるのは数年ぶりかと思います。で、まずはお墓参りに。何年も訪れてないので、場所がわかるかどうかでしたが、行ってみると意外とあっさり行けるものですね。その後、墓地の脇の道を見た時に、小学校時代の遠足を思い出しました。そういやこの道を通って山を目指したんだったなぁ。と、ヒマだったので、道をたどってみることにしました。あのころは体も小さかったし、今ならそんなに時間もかからずに行けるだろう。そう、そのときはそう思ってました。そう。そのときは。…遠い。遠いよ。っつーか、坂がきついっす。こんな道登るの？小学生が。と思うほどに強敵でした。いやあ、運動不足って怖いですね。まあ、なんとかゴルフ場風味な広場にたどり着き、ここで弁当広げて食べたよなぁ、なんて思い出に…。さて、改めて広場を見渡してみると、脇にハイキングコースがありました。はて。ハイキングコースまで行ったのかな。ま、行ってみればわかるだろう。…と歩いて数分後。普通に山道になってました。絶対来てない。こんなとこ。それでも頂上まで案内板がちらほらとあってので、行けるところまで行ってみるか、と頂上を目指す旅に変わりました。しかしきつい。普通にハイキングになってきた。でも、家を出るとき、すぐに帰ってくるつもりだったから、今持っているものといえば、家の鍵しかありません。飲み物なんて持ってないし、自販機があっても金がないから買えない。それでも頂上を目指すしかない。…帰るか。もういいか。と思っていたその時、上の方から人が降りてきました。どうやら、ハイキング帰りのようです。思わず頂上までどれくらいか聞いてみたんですが、ここからそう遠くはないようです。あまりにハイキングらしくない格好に驚かれたりしましたが、まあ、とにかく頂上も近そうなので、もう少しがんばってみることにしました。それから20分くらいして頂上に無事着けました。着いてから分かったことですが、標高は600メートル弱くらいしかないようです。うーん、これじゃあ富士山なんて夢の話だ。ということで、山はなめちゃいかん、ってことですね。…一番大変なのは帰りの方でした。足痛い。

  April 17, 2005

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• 松尾さんと。

  松島や　ああ、松島や　　松島や…と言ったのかどうかは知りませんが、松島です。なんか突然っぽいのですが、先月の宮城遠征の続きです。旅シリーズには珍しく、昼に出発したのですが、都内で渋滞に巻きこまれ、仙台に着いたのは午前6時過ぎでした。道の駅で仮眠を取って、元気に松島へ。…のはずが、寒さであまり眠れず、ぼーっとしながら松島へ。仙石線の松島海岸駅から少し行ったところに、無料の駐車場があるので、そこに停めて歩いて散策へ出かけます。松島は大小様々な島から成っていて、その中の一つ、福浦島に渡ることができます。福浦島へは有料の橋が架かっているのですが、朝早くと夜遅く…まあ、営業時間外は無料のようです。早起きは三文の得って感じですかね？そんなこんなで1,2時間くらい彷徨ったあと、いよいよ今回のメインイベント、牛タンです。が、仙台市内に戻り、何店か回ったのですが、まだやってません。ほとんどのお店は11時半からなのですが、松島を9時半ころに出たために、まだ10時過ぎでした。相棒は「腹減った～、腹減った～」と嘆くも営業時間は変えられず。開いてる店を探してぐるぐる回ってました。そのうち11時を過ぎ、仙台駅北にある利休にすることにしました。メニューはいろいろありましたけど、確か定食にしたと思います。財布の残りが2千円を切っていたので、そっちの方が気になってました。いやはやあとはアレなんで、思いっきり省略しますが、帰りに宇都宮でラーメン食べて帰りました。ずっと前にギョーザの旅で行ったラーメン屋です。結局、帰れた頃は日付が変わったころでした。うーん、オチがない。

  April 5, 2005

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• 伊達さんち

  なんだか牛タンが食べたくなる時。そう、ちょうどそんな時でした。ということで、先々週の土曜日ですが、仙台まで行ってきました。今までの旅では、深夜に旅立ち、ひたすら一般道を走ったものですが、今回は違います。出発は午後3時過ぎ。まあ、普通に出かけるには少し遅いくらいですが、いろんな事情によりこの時間でした。ちなみに、高速を使わないのはいつも通りです。…それが後々の悲劇になるとも知らずに。で、今までは自分の車で行ってましたが、ある理由により廃車となってしまったため、友人の車で行くことに。国道1号線で箱根を越え、三連休の初日でしたが順調でした。友人の車にはカーナビが付いているので、案内に従いながら仙台を目指します。が、何をどうしたのか、違う道を走ってました。最初は都心を通らず、迂回するようなルートでしたが、いつの間にか思いっきり都心を通過してました。渋谷駅前とか人多過ぎ。とまあ、おかげで、3時間経ってもいまだに東京で彷徨ってました。その後、11時過ぎくらいに宇都宮を過ぎ、福島県に入る頃には日付が変わっていて、仙台に着いた時には朝の6時ころでした。まあ、到着が遅くなったのはもう一つ理由があったんですが…。ところで、今回は自分の車でないので、基本的には助手席でぼーっとしてることが多かったんですが、この日は宇都宮をちょっと過ぎたところから宮城県に入ったくらいまで運転してました。次の日は松島を見て牛タンを食べる予定でしたが、まあ、いろいろあるわけですよ。ということで続く。

  March 30, 2005

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• 帰りも続くよどこまでも～第二日目～

  18キップで出雲へ、の続きです。前回はこちらとこちら。…ということで、目の前で閉じられてしまったので、再び朝6時半のバスで出雲大社へ。ここ出雲大社は縁結びの神社として有名で、全国からも数多くの参拝客が訪れます。なーんて、行くまではさっぱり知らなくて、一緒に行った友人に教えられました。ふーん。友人の気合いの入れようは半端でなく、わざわざ1,000円札をくずして用意した5円玉の束に赤い紐で結んだものをお賽銭用に持ってきてました。誰と結ばれる気なんだろう…。まあ、私も1束分けてもらい（50枚ずつ4束）お祈りしようかと思ったんですが、特に思い当たる節もなく、てきとーに済ませました。だから縁がないんだろうか…。そんなことはさておき、友人はホテルへ朝食を食べに戻っていきました。私はせっかくなので、そのへんを散策しようと思って歩いていると、なぜか住宅街に迷いこんでました。いつのまにか。ああ、今日からここで暮らすしかないのか。なんて思ってるうちに元の場所に戻れたので、そのまま一畑鉄道という私鉄を使って市内へ。9時半ちょっと前の電車に乗って今日の旅がスタートします。って、ただ帰るだけなんですけどね。まあ、さておき出発して1時間半くらいで米子へ。途中、松江の手前くらいで、車窓から宍道湖が見えました。前日はすでに暗くなっていたのでよく見えませんでしたけど、よく晴れていてきれいでした。「宍道湖（しんじこ）」を「ししどこ」と読み間違えていたのは内緒で。そういえば昔、宍戸留美ってアイドルが好きだったような記憶が。年代がばれそうですが。それはさておき、同じルートを通って帰るのもなんなので、帰りは岡山を通って帰ることに。米子では30分くらいあったので、駅から出て、駅前散策に出かけました。…が、ぐるっとまわるくらいで精一杯だった。結局、駅構内で買った二十世紀なしソフトを食べながら、岡山行きの電車に乗って出発です。この間、乗り換えはなしで、3時間半。行きのムーンライトを除けば一番長い区間です。まあ、日本海から瀬戸内海まで縦断するので、そんなもんでしょうけど。そんなこんなで揺られること3時間半。岡山に着いたころには午後3時になってました。でも、天気もよかったし、車内もすいていたので、そんな長い時間乗っていたようには感じませんでした。のんびりと。今回の旅の中で初めて知ったのですが、鳥取と島根にはセブンイレブンがないみたいです。そういえば、山陰本線に乗ってる間、見てないと思った。別にセブンイレブンが好きとかじゃなくて、普段使ってる銀行から引き出せるATMが置いてあるのがセブンなもんで。そんなわけで、岡山駅を降りてセブンを見たときは、意味もなく立ち寄ってみたりしました。本当に意味なく。まあ、そんな感じで岡山を3時過ぎに出発して、あとはひたすら山陽本線、東海道線を東へ東へ。時間帯もあるとは思いますが、ここから先は結構な混雑っぷりで、大阪、京都のあたりが一番混んでました。姫路、米原、豊橋、浜松、静岡と乗り継ぎ、沼津駅に着いたのは午前0時半でした。うん。文章で書くと早いね。9時間の道のりが。ちなみに18キップの有効期限は0時までなので、到着時点で0時半ということは、もう1日分必要なのですが、0時を過ぎてからの分の区間を支払えばいいみたいです。ということで、今回は由比～沼津のみ別料金でした。首都圏近郊なら終電まで有効なんだって。どうせ田舎ですよ。そんな感じで、初めて18キップを使った旅は終わりました。1時半に出て0時半なので、47時間の旅でしたが、乗車時間は約27時間と、半分以上は電車の中。いや、まる1日以上電車の中に居たんですね…。18キップの使用期限は1月20日までだそうです。まだ、あと3日分残っているので、次はどこへ行くのやら…。四国かな？今回の旅を地図にしてみました。ごく一部で、わかりやすいと大好評！…たぶん。たぶん地図

  December 19, 2004

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• 雪の降る季節ですから。～第一日目、昼と夜～

  18キップで出雲へ、の続きです。前回はこちら。京都に着いた私たちは、山陰本線で出雲を目指します。あとはずっと山陰本線なのですが、乗り換えは4回、乗車時間は8時間です。（待ち合わせを含めると10時間）さて、これからまだまだ長い旅は続くんですが、とにかく、京都を午前9時に出発しました。ところで、ここから先、電車のドアには開閉ボタンが付いていて、乗る時や降りる時にはボタンを押してドアを開けなければなりません。これは、車内の保温のため、ということで、普段乗ってる電車と勝手が違うのが楽しいです。まあ、扉の開閉は便利ですよね。実際。私の地元は暖かい方だと言われますが、やっぱり冬は寒いですし。そんな文化（というほどだろうか）の違いを感じながら、しばらく電車にゆられてました。最初は6両あった電車ですが、園部（だったかな）からは2両になってしまいました。そして、福知山（ふくちやま）で最初の乗り換え。今度は城崎（きのさき）までです。ここからは、ドアを手動で開けるタイプになりました。しかも、無人駅が多いのか、ワンマン電車という、降りる時に運賃箱に料金を入れる、というバスみたいなシステムになってました。ところで、「きのさき」って読むんですね。「しろさき」だと思ってた。思わず「崎陽軒」でなんで「きようけん」と読むのか謎だったころを思い出しました。そんな城崎で電車を乗り換え、次は「浜坂（はまさか）」行きです。途中で気付いたんですが、やけに停車時間の多い駅があるなー、と思っていたら、単線運転でした。しかも、特急優先なので、さらに待つ。そんな状況ですが、相棒は「腹減った～」とお腹がすいてるみたい。のどかな風景を眺めながら旅は続きます。その後、浜坂、鳥取と乗り継ぎ、出雲市駅まで到着しました。途中、鳥取まで来たので、「砂丘、砂丘」とがんばろうとしたんですが、片道25分かかるうえに、相棒は二日酔いであえなく断念。うーん、電車はぎりぎりなのが楽しいのに…。出雲に着いたあと、早速出雲大社へ。午後7時半のバスに乗り、出雲大社へ着いたんですが、なんと8時で閉まるんだそうです。目の前で閉められた。仕方ないのでホテルに帰り、今日の1日が終わったのでした。ちなみにホテルは3,500円と安めの宿を相棒が探していてくれました。私としては居酒屋とかネットカフェとかで徹夜してもよかったんですが…。まあ、それはさておき、明日は今日お参りできなかったリベンジっす。続く。

  December 16, 2004

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• 線路は続くよどこまでも。～第一日目、朝～

  青春18キップ－－－それは、はるか昔に置き忘れてきた青い夢へ続く未来のための片道切符…かどうかは別にして、鈍行電車マニアに誘われて出雲大社へ行ってきました。18キップはJRの普通電車（新幹線や特急以外）に1日乗り放題で、5日分で11,500円と、1日あたりにすると2,300円です。つまり、1日どれだけ乗っても2,300円と、長く乗れば乗るほどお得になるシロモノ。というわけで、島根県の出雲市を目指して出発なのであります。普通、始発列車は5時とか6時であるのですが、東海道線には、「ムーンライトながら」という東京を午後11時半ころに出発する快速電車があります。（まあ、細かい説明はおいときますが）快速なので、18キップでオーケーなのです。なので、12日の午前1時半ころ、その電車に乗って旅の始まりです。実は駅に向かう途中、キップを忘れたことに気付き、おかげで出発前から早くも体力を消費してます。しかも、待ち合わせ時間に遅れ、イヤミまで言われる散々なスタート。大丈夫か？まあ、それはいいとして、車内は深夜なので、ほとんどの人が寝ています。（寝台列車ではないっす）そんな中で、一人のおばあさんが、ぶつぶつと独り言をつぶやいてました。なんなんだ。富士で降りて行きましたが。それ以降は普通に過ぎて行き、浜松まで着きました。ここでは、30分ほど停車するみたいです。最初の数分はのんびり待ってましたが、そういえば、集合に遅刻気味だったために朝食が買えなかったので、あと20分くらいあるし、ということで、駅の外へ買出しに出掛けました。18キップは乗り降り自由なので、改札を出るときにキップを見せればスルーです。なんとなく株主優待な気分。（普通列車ですが）だからと言うわけではないと思いますが、次に止まった豊橋でも外に出掛けています。まあ、朝4時くらいなので、暗いだけですが。そんな感じで、妙なテンションのまま名古屋を過ぎ、微妙に眠くなりつつあるころに、終点の大垣に着きました。確か午前7時ちょっと前くらい。それから米原で新快速に乗り換えて京都まで行きます。このあたりで朝日が顔を出しつつあり、今日の旅の無事を祈りつつ、うとうとしてました。ところで、この新快速、「網干」行きだそうですが、「あぼし」と読むそうです。姫路のちょっと先くらい。ちょっと賢くなった気分で次へ。京都からは山陰本線で福知山へ向かいます。福知山行きの電車を探していると、31だか32番線がソレみたいです。ホームは30を超えてるんですが、11～29までは見当たりませんでした。うーん。まあ、そんな感じで京都を出発したのが9時過ぎでした。続く。

  December 14, 2004

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• ここが私の生きる場所　　　第3幕　日本海と行く

  さて、秋田遠征シリーズの第3回です。過去はこちら。　 わりぃごはいねぇが～　　　第1幕　はるかな秋田へ　 ナマハゲと導かれし者達　　　第2幕　眠気はそばに…ということで、どうにか試験を乗り切り、あとはひたすら国道を使って帰ることになりました。この時の私は、試験の合否よりも雪が降るかどうかの方が重要な問題でした。だって、下手したら春まで動けないし。さて、帰りのルートは大まかに分けて2種類です。　秋田　～　岩手　～　福島　～　東京　～　静岡と、まずは岩手に抜けて、そこから南へ行くパターン。もう1つは、　秋田　～　新潟　～　長野　～　山梨　～　静岡と、日本海沿いを走り、新潟から南へ行くパターン。まあ、雪が降るのを心配するくらいですから、普通に考えれば日本海沿いを走るなんてありえないわけですが、ふと、「どうせ通るんなら、行ったことない県を通りたいなぁ。」と、雪が降るまで日本海側を走ってみることにしました。いいのか？そんなことで。それでは早速出発。雪が降る前に距離を稼ぐぞー、と。今回は地図を持ってきてないので、頼りになるのはコンビニと道の駅。コンビニには道の確認とトイレ、とかなり迷惑な客になってました。まあ、とにかく、新潟まで国道7号線が通っているようなので、それを目指します。でも、どっちが7号？という状態なので、とりあえず案内板の「秋田市」を目標に進みます。1時間くらい走ったところで、7号線があり、あとは新潟まで一直線だー、と走っていると、道の駅があったので、なんかないかな、と立ち寄ることに。なんと、そこで恐るべきことに気付いてしまいました。方向が逆だった。あ、その時点ではちゃんと新潟方面に走ってましたよ。逆だったのは7号線と交わる前。どうも青森方面に走ってたみたいです。なんかやけにだだっ広いなぁ、なんて思っていたら、そこは八郎潟だったみたいです。なーんだ。まあ、過ぎてしまったことは仕方ない。今は新潟方面に向かっているのでよしとしましょう。ということで、再度走り出してしばらく行くと、昭和男鹿インターがありました。行きに通った。そこを過ぎ、秋田市へ来たところで、ジャスコできりたんぽをお土産に買いました。いやあ、夜12時までやっててくれるのが便利ですね。なぜか最近ジャスコ（またはイオン）に縁がある。もうそろそろ山形かな、というところで、「岩城」という道の駅に。福島とは関係ないと思う…。車を降りたらすごい風！寒っ！っていうか、痛っ！って感じ。もうまともに海も見れない。まあ、暗くて見えないけど。仕方ないので出発。走り出したら、電話があって、「今すぐ来い」って言われた。ムリ。さて、そんなこんなで午前0時を過ぎ、さすがに眠くなってきました。思えば、2日前、十数人を前にして発表をおこなった後、慣れない高速をとばして秋田へ。そして、1時間ちょっとの睡眠で、視察や講義、最期に試験。そら眠くもなるっす。…ということで、新潟に入ってちょっとしたあたりで10分くらい休もう、と横になったら、3時間が経ってました。うーん。どうなんだろう。しかも、目が覚めたのは寒かったから。雪は降ってなかったけど、エアコンなしはさすがにきつくなってまいりました。海沿いを走っていると、フロントガラスがどんどん白くなってく。温度差のせいかとおもったんですが、潮のせいだったのかな。何度も何度もウォッシャーをかけながら、そのうち海からは離れていきました。朝日村って書いてあった気がする。ジャスコで買ったブラックブラックガムを噛みながら、なんとか新潟市までやってきました。移動式の中央線があり、ふらふらと走ってました。うーん、危ない。ほんとは長岡、小千谷を通って帰りたかったんですが、「一般車の通行は控えて下さい」なんて表示を見ると、さすがに行けませんでした。よって、柏崎市を抜けて上越市まで行き、国道18号線を長野方面に走ることにしました。この時点で午前7時ころです。18号をしばらく行くと、妙高高原のあたりに来ました。道の脇には高い棒が等間隔に立っていて、もうしばらくすれば雪で埋まってしまうのでしょう。日常とは違う景色が流れていました。（地元はめったに雪が降らない）長野市に入ってしばらく、適当に松本市を目指していたんですが、途中で入った19号線が封鎖されていて、県道に迷い込んでいました。あとで気付いたんですが、そのまま18号線を進んでいればいいのに、なぜか県道に迷い込み、その途中にあった道の駅に寄ってました。そこで、ラフランスソフトに惹かれ、小雨が降る寒い中で食べていると、家族連れの子どもが、羨ましそうに見ていました。たぶん。そんなこんなで走っていると、なんとか松本市まで来ることができました。日曜日の昼時なのか、かなり道が混んでましたが、そのうえ、道に迷いました。ちょっと前に寄ったコンビニで、国道20号線を使えば甲府まで行ける、と20号線を探していたんですが、どうやら見失ってしまったようです。松本城をわき目に市内を右往左往。うーん、名古屋まで行くしかないのか？（案内板に名古屋があった）と悩みながらセブンイレブンへ。すると、なんてことはない、もう少し走っていけば20号線と交わるとこへ出るみたい。あーあ、と走っていくと、確かにありました。さすがにもう早く帰りたくなってきましたが、途中の道の駅で昼飯を食べ、甲府を目指します。それからしばらく。やっと甲府まで来ました。午後3時。もうあとは南に走れば静岡だろう、と適当に走ったのが運の尽き、またしても街中で迷ってしまいました。今度は住宅街に出た。あたりもだんだん暗くなってきて、もうここで暮らすしかないのか、と心配になってきたころ、再び20号線に戻ることができました。ふう。今度はおとなしく国道の表示が出るまで道沿いに走りました。すると、137号線の案内があったので、そのまま富士吉田市を目指して走りました。なんか車が増えてきたなー、なんて思ってたら、河口湖で渋滞にはまり、えーい、抜け道だー、と途中で見えた139号を走っていると、富士急ハイランドのあたりで事故があったらしく、そこでも渋滞にはまってました。結局、山中湖のあたりで午後7時くらい、御殿場を通り、246号線から国道1号線へ。家に着いたのは9時前くらいだったと思います。車を停めてメーターを確認すると、約1,600kmでした。3日で1,600km。おー、京都のときと一緒だ。まあ、今回はひとりだったけど…。ということで、無事に帰ってくることができました。車もまさか1週間で3,500kmも走るとは思ってなかったでしょう。よくもったものです。おつかれさま。そして、自分も。片道6時間くらいなら身近に感じる自分がそこにいた。

  December 8, 2004

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• ナマハゲと導かれし者達　　　第2幕　眠気はそばに

  さて、前回の終わりは、無事に秋田県は男鹿市民文化会館に到着したところで終わりました。受付締め切りは9時45分。ならば9時半に行けばいいかな、と眠りに入ったのですが、遅れてはいかん、というプレッシャーのためか、15分ごとに目が覚めました。8時、8時15分、8時半、8時45分…。ありえないくらい正確に15分をきざんでいったのですが、目が覚めるたびに車の数が増えていく。うーん、こんなにいるのか。なんと駐車場には誘導員まで出ています。他県ナンバーだし、中で寝てるし、警察に通報されたらどうしよ、なんてびくびくしてましたが、それでも寝てました。時間は9時を過ぎ、駐車場は見渡す限り、車がいっぱい。ただ、私の車のまわりにはあまり停まってませんでしたが。そんな無言のプレッシャーに押されるように、会場へふらふらと流れていきます。すると、入り口では受付ができてます。おお、さすがは資格試験だけはあるなぁ、なんて思ってたんですが、よく見ると、ナマハゲの「な」の字もありません。うーん、と隣にあった案内板を見ると、ナマハゲの会場は2階のようです。1階の大ホールは小学生のイベントのようでした。へー。で、2階に行ってみたんですが、会場と思わしき部屋では、係員らしき人たちがあわただしく動き回っていました。まだなのかな、と部屋の前でぼーっと待っていると、横にあるソファーに座っていたおばあさんに話し掛けられました。…が、地元の人らしく、一瞬聞き取れませんでしたが、どうやら私と同じく受験者のようです。隣に座ってしばらく話をしていると、（多少聞き取りづらい）もうひとり、おばさんがやってきました。…一言目を聞いただけで、同じく地元の方であることがわかりました。しかも、おばあさんよりも訛りが強い。日本語って奥が深いなぁ、という会話を繰り広げることしばらく、ひとりのおじさんが階段を上ってきました。まだ、会場の準備ができていないようで、当然、待ち組みチームに加わりました。彼は千葉県から来た、とのことで、やっと会話に落ち着きを見いだせました。まあ、そんなこんなで、会場の準備もでき、部屋の中へ入っていきます。あらためて見回して、会話に耳を傾けてみると、県外から来た人も結構多いようです。しばらくして主催者である男鹿市観光協会の人から、今日の説明がありました。話によると、今日は全部で100人を超える申し込みがあった、ということで、報道機関からも何人か来ている、とのことでした。見れば確かにテレビカメラも入っていました。地元の朝日テレビみたいです。その日の晩のニュースとかでやってたんでしょうが、私には残念ながら見るすべはありません。話も一通り終わり、最初はナマハゲ館でのナマハゲ見学からスタートです。ナマハゲ館へはバスで移動しました。道中、観光協会の人が、男鹿の観光名所を説明してくれましたが、見どころはナマハゲ館と灯台くらいだそうです。ということは今日だけで、男鹿の半分は堪能してしまえるんですね。なんてうちにナマハゲ館へ。到着後、まずは昔風の造りの家に案内され、ナマハゲの実演です。本当は大晦日の夜にしかおこなわれないナマハゲですが、ここでは毎日のように実演しているそうです。（「伝統」と「観光振興」の葛藤があるそう）雨戸をダンダンダンと叩きながら玄関へまわり、家に上がる前に7回しこを踏む。その後は有名な「悪い子はいないか」「さぼってるやつはいないか」というセリフとともに家中を大きな音を立てながら歩きまわる。しばらくして家の主人がお酒を勧めるとお膳の前に行き、5回しこを踏んで座る。主人と問答をしたあと、3回しこを踏んで再び家中をまわり、来年も来る、と約束をしてから去っていく。と、だいたいはこんな流れです。ただ、ナマハゲ行事は地域によって、お面や作法が異なり、また、他の地域の様子はお互いあまり知らないようです。今回のナマハゲは「真山（シンザン）」という地域のものでした。ちなみに、ナマハゲは秋田県でも男鹿半島付近の1市2町の約80地域でおこなわれている行事で、秋田市など、他地域ではおこなわれていないそうです。ナマハゲ実演のあとはナマハゲに関する展示を見て、12時過ぎに再び男鹿市民文化会館へ戻りました。参加者の中には雑誌の記者もいたようで、私も取材を受けたりしました。（みんな聞かれてたので、載るかどうかは…）昼食をはさんで、午後からは講義が始まります。45分くらいの講義が4つあるんですが、試験にはこの中から出題されると説明がありました。うまくできてますね。1つ目の講義は男鹿とナマハゲの概論です。微妙に眠気を誘う講義で、前に座っていた兄ちゃんは寝てました。まあ、様子を見てると、隣にいた彼女に無理やり付き合わされてたようですが。2つ目の講義は、ナマハゲ館の館長さんで、どこだかのお寺の宮司さんでもある人でした。始めは各地のお面を紹介するだけでしたが、後半は伝統文化を守る、ということと、観光振興のためにナマハゲが商品化されることの問題に悩んでいる、という話をしておりました。私としては、4つの話の中で、一番興味深いところでした。3つ目、4つ目も無難に過ごし、（なんとか起きてた）いよいよテストです。テキストの参照は不可ということで、若干緊張しながら問題用紙を開きます。ところどころ分からないものもありましたが、記号選択式の問題が続き、なんとかなるかなー、なんて思っていると、最後の方は記述式（というか論述式）の問題が5,6題ありました。ナマハゲとはどんな行事か、とかどんな気持ちで受け入れているか、とかナマハゲ振興についてどう思うか、など、一部答えのない問題までありましたが、時間いっぱい使って書き込みまくりました。あとはもう、運を天に…というかナマハゲに任せるしかありません。さーて、終わったし、灯台でも見て帰るかな。なんて思ったんですが、時はすでに7時前。あたりはすっかり暗くなり、天気予報では雪とまで出ていた記憶があったため、雪が降る前に帰ることにしました。行きに急ぎとはいえ、高速を使ってしまったので、帰りは意地でも有料道路は使えません。そしてまた、国道の旅が始まるのでした。続きはまた。

  December 6, 2004

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• わりぃごはいねぇが～　　　第1幕　はるかな秋田へ

  …ん？自分のことか？なんてことかどうかは分かりませんが、行ってきました「ナマハゲ伝導士」の試験。試験は先週末の27日(土)だったわけですが、0泊3日で行ってきました。車中泊。ナマハゲと言えば秋田ですね。ですが、秋田県全域でやってるわけじゃないみたいです。日本海にせり出したような形の男鹿半島に伝わる行事です。前日の26日は用事があって、出発はどうしても夜9時を過ぎてしまうので、本当は電車とか夜行バスで行きたかったところなんですが、自分の車で行きましたよ。11月も下旬なので、ひょっとしたら雪が降るかも、なんて心配してましたが、なんとか雨だけですみました。ふぅ。でも、26日の夜から27日にかけて、結構風が強くて、ちょっと命の危険を感じたりしたのは秘密です。さて、そんなこんなで、26日の夜9時半過ぎ。期限は午前9時半と、あと12時間しかありません。仕方ない。有料道路は使わない主義でしたが、背に腹は変えられず、高速を使って行く事にしました。もう、一番簡単なルートで、　東名　～　首都高　～　東北道　～　秋田自動車道ってなもんです。で、もうすぐ沼津インターってときに大事件。「財布忘れた。」なんてことですか！急いでるのに！まあ、仕方ないです。速攻で家に帰り、再び沼津インターへ。（実は受験票まで忘れていたのは愛嬌ってことで）この時点で10時半くらいでした。ひさびさの高速走行。実は私の車は時速100kmを超えると車体がなぜか不安定になるんです。これまでの旅は一般道だったので、滅多に100kmを超えませんでしたが、さすがに高速ではそうもいかず、内心びくびくしながら100kmで走ってました。まあ、しばらく走っていると安定しましたが。…と思ったんですが、それはもしかしたら疲れからくる幻だったのかも。やたらと風が強かったので、ハンドルを握り締めながら1時間ちょっと。東京インターを抜けて首都高へ。なんと、私、首都高は初なのです。ああ、首都高バトルとかに巻き込まれたらどうしよう、なんてどうでもいい心配をしながら走っていると、事故で、谷町～霞ヶ関まで渋滞の表示が。うーん、知らない道だし、おとなしく渋滞するか。と思った瞬間、ある作戦が頭に浮かびました。確かC1は環状線だから、ぐるっとまわれば渋滞回避？と。ちなみにこの時の脳内イメージ→脳内首都高そんな感じで、上野方面へ来てしまいました。戻れるのか、池袋はまだか、もうだめか、降りてまたのるか、などと内心かなり不安になりながら、ひたすら「池袋」の文字を追いました。結局、20分くらい走ると、「東北道」の文字が見えて、あー、間違ってなかった。よかったー。と安心しました。変な汗かいた。そんな初首都高を抜け、東北自動車道です。川口インターのあたりで午前1時前くらい。あとはもう気力との闘いです。ここまで来ると、100kmという距離がいやに近く感じるようになってきます。宇都宮まであと100km。ああ、この前行ったなぁ。福島まであと100km。行ったことないんだよなぁ。仙台まであと100km。去年1ヶ月くらい住んでたような。（実は岩沼だけど）あー、眠い。仙台のあたりで午前4時。次の日(もう当日だけど)の講義は起きてられるだろうか。なんて考えていると、やっと「秋田」の文字が。北上JCTを秋田自動車道に進み、あと少しだー、なんて思いましたが、あと秋田市まで100km近くある。しかも、雨で路面が濡れてて、風がびゅーびゅー吹いてる。どうがんばっても時速80kmが限界だよ。なんて走りながら、やっと昭和男鹿インターに着きました。午前7時。うっすら明るい空の下、会場である男鹿市民文化会館を目指します。見ればまわりは秋田ナンバーだらけ。ずいぶん遠くまで来たもんだ。途中、迷いそうになりながらも、わりとあっさり会場に到着。時は7時半。さて、2時間くらい寝れるか。と、駐車場に停め、コートと毛布を掛けて眠りについたのでした…。こんなに長くなるとは思わなかったんで、次回に続く。

  December 3, 2004

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  ま、まだ行け、る。　ガクッ。…3日目（11/23）

  ・・・寒い。なんで家の中が－－－って、あー！まあ、そうです。貧乏旅行3日目です。思わず現実逃避。前の日に本州の一番南まで走ってきました。で、車中泊。さすがに11月も下旬になると、南といえども寒いです。当たり前ですか。そーですか。ふむ。こういった旅日記では、場所がいまいちわかりにくいですね。ということで、地図を書きました。　→ここ　※ちょっとアレな絵になったので、あえて別ページで。さて、そんなこんなで日の出です。↑日の出。…というより朝日。もう昇って1時間は経ってます。本州（「日本」じゃないのよ）で一番南。何もさえぎるモノがない水平線。まあ、半島の一番先端はみんな同じ、というのは内緒。さて、ここは和歌山県串本町にある潮岬という場所です。灯台は各地にたくさんあり、全国で何千という数になりますが、内部を見学できるものは十数基しかないそうです。ここ潮岬灯台は、その数少ない見学できる灯台です。朝早かったので、中を見ることはできませんでしたが、その周辺を散歩してきました。このあたりは釣りもできるようで、釣り人がちらほらと。ただ、基本的に崖になってますので、ロープが張ってありました。それを足元に気をつけながら降りていくわけですが、サンダル＋寝起き頭では危うく落ちるとこでした。（途中まで降りた）と、生きている喜びを（別の意味で）感じながら、その地をあとにします。紀伊半島をぐるっとまわると、三重県の伊勢神宮があるので、当然、そこを目指そう、と北上を始めます。すると、途中で「熊野古道」を発見。そういえば世界遺産に認定されたとかなんとか聞いたような気がするので、早速行ってみました。「大門坂」の下に広場があったので、そこに車を停めて登って行きます。朝8時ごろということもあり、人もほとんどいなくて神秘的な雰囲気でした。樹齢800年を超える杉の木の間を黙々と登って行きます。・・・まあ、しゃべる余裕がなかったともいう。二百数十段を昇るとそこには那智大社があります。…まだまだ階段は続き、今日帰る体力があるかどうか、と心配になりながらも到着。頂上では、巨大おみくじがあり、がらがらと振ってみると、「小吉」でした。微妙。待人・・・「便りもあり、やがて来る」　　やがてじゃくて、今すぐ来て欲しいのになぁ。旅行・・・「近いところがよい」　　えっと…たぶん近いはず。ほら、国内だし。方向・・・「南と東がよし」　　思いっきり西だ。雇用・・・「話、好転する」　　そう祈ります。金運・・・「捨てて拾へ」　　捨てるものがない場合はどうしたら…？ってな感じでした。はぁ。微妙。しかし、昇ったり降りたりが多いなぁ。今回。さあ、伊勢神宮を、と出発。気が付くと、そこは三重県尾鷲市でした。どうやら寝てたようです。あんまり寝てないし、と言い訳。あまりにもお腹がすいたため、そのへんにあったラーメン屋さんで昼食。と、そこで、伊勢神宮までどれくらいかかるか聞いたところ、あと3時間くらいかかるとのことでした。この時点で正午くらい。行ったら3時か。すると…帰りは余裕で日付が変わるな。仕方ない。今回はあきらめて帰りますか。ということで、伊勢神宮はあきらめて帰ることにしました。まあ、結局着いたのが12時くらいだったので、伊勢神宮に行ってたら午前3時くらいになってたかも。ラーメン屋で運転を代わったあと、愛知県の岡崎市まで運転して、そこから先は静岡市まで眠ってました。今回はお互い、ハンドルを離すと寝る、というジンクスを打ち立てました。帰り道は特に大きなイベントはなく、四日市市のあたりで、緩やかな上り坂の中で渋滞に巻き込まれたのがつらかったくらいです。ルートは42号を通って津市まで行き、そのまま23号で愛知県刈谷市まで走りました。あとは国道1号線でひたすら東です。結局、3日間（75時間）で、1,950kmを走破。移動時間は約52時間だと思います。まあ、しばらくは運転しなくてもいいや、と思ったのですが…。何はともあれ、京都日帰り旅行は、鳥取砂丘や神戸港見学、紀伊半島1周（最南端で朝日、熊野古道）と3日間の旅となって終了しました。あー、疲れた。でも、自分に意外と体力があることがわかりました。人生1度くらいは限界にチャレンジしてみるのもよさそうです。この日の運転。　三重県尾鷲市～愛知県岡崎市・・・約350km

  November 28, 2004

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  思い出の京都…2日目

  おはようございます。（いや、書いてるのは夜中なんだが）↑比叡山まであと6km（ついに決心しましたか）って、ここはどこ？はい。貧乏旅行2日目です。さて、前の日は最後に京都市まで走ってきたわけですが、気がついたら琵琶湖畔の道の駅で寝てました。たぶん滋賀県大津市。あ、居眠り運転とか自動操縦とかじゃないですよ。（当たり前だ）私が寝ている間に相棒がここまで来たらしい。前の日の午前6時（もう当日だよね）まで運転して、その後に相棒が移動したらしいです。一切記憶がない。（当たり前か）私が起きるのを待っていたようで、午前8時半、再び京都へ向けて出発しました。…あれ？睡眠時間2時間ちょっとか。どうりで眠いわけだ。さて午前9時には京都の大原へ到着。なぜ大原か。それは話すと長くなるのですが、中学の修学旅行で来たからです。（みじかっ！）まあ、ぶっちゃけ思い出の地をもう一度、ってなもんですよ。中学なんで記憶も残っていそうなもんですが、あんまり覚えてないので、修学旅行で行った場所に行けば何か思い出すかなー、なんて。ちなみに高校の修学旅行も奈良と京都でした。三千院に至る坂の下に車を停め、（もちろん駐車場に）かつて登った坂をウン年ぶりに登ります。小川のせせらぎや多くの土産屋など、どこかで見たような光景。もしかして、これがデジャビュ？（いや、一度行ってます）まあ、そんな情緒的な思いを胸に三千院の門前へ。・・・人が多いっ！！↑三千人。・・・じゃなくって三千院。中も人だらけで、いったいお寺を見に来たのか、人を見に来たのか、と悩まされました。中学生の私もそんなことを感じていたんでしょうか。まあ、観音堂で1体1万円の奉納されている仏像を見て、これで年収いくらになるのかなぁ、なんて考えたのは大人になった証拠でしょうか。（年間500体くらいだそうです）結局、紅葉がきれいだったとか、金色堂はやっぱり金色だったとかよりも、人がたくさん居過ぎ、というイメージが強く残った三千院でした。その後、土産屋さんの番傘に心惹かれながら寂光院へ。寂光院への道はのどかな田舎風景、という印象があったのですが、そのまんまでした。どこか見覚えのある風景を見つつ、寂光院の入り口へ。さて、その寂光院ですが、4年前の放火により本堂が焼失してしまったとか。そういえば、そんなニュースを聞いた覚えもあります。復旧は来年の3月には終わる予定だそうです。ところで、↑拝観料500円也…ってどうなん？まあ、復興が大変なのはわかりますけどね。あ、庭の様子は同じだったので、なんとなく昔の記憶がよみがえった…ような？というか、中学生が神社仏閣を理解できるわけないよね。（え？私だけ？）さて、思い出も一通りめぐったので、京都市内へお昼でも、というその時、「ちょっと待って。10分くれ」と私はお土産物屋さんへダッシュ。これも当時の記憶のひとつなんですが、集合時間ギリギリに土産物を買いに出掛け、見事遅刻をするという思い出。それを今回も、と張り切ったのですが、当たり前ながら緊張感がまったく違うので、途中でソフトクリーム（しそミックス）を買って帰るほどの余裕っぷり。ちなみに、帰り途中にすれ違う人が「あ、アイス食べてる」と言っていたのは羨ましかったに違いありますまい。－－－そして、昼食後。やたら大盛りだったチキンカツのため、ややダウン気味の私を乗せて、今度は紀伊半島の最南端へ。今回は京都への旅だったのですが、同じルートを走って帰っても面白くない、ということで、紀伊半島を1周して帰ることになりました。ついでに本州最南端で朝日を見ようってな感じです。そして最南端の和歌山県串本町を目指すことになりました。夕方の大阪はやばいかも知れない－－－そんな思いから、奈良県を経由して和歌山県を目指すことに。まあ、厳密には紀伊半島1周にならないんだけど、というのは僕と君の秘密だよ！さあ、国道24号を使って和歌山県和歌山市まで突っ走ります。…私は寝てました。いや、ほらお腹いっぱいだったし、2時間しか寝てないし。なーんて思ってたら、京都市を抜けて宇治市のあたりで相棒がダウン。そこから和歌山市まで運転をすることになりましたとさ。まあ、自分の車だしね。ところで和歌山を目指して走っている途中で衝撃の事実が！！・・・いや、普通にくさい。車の中が。汗臭い。乗ってるときは、あんまり気付かないんだけど、休憩がてらコンビニに寄ったとき、車内のくささに気付いた。うーん、泣ける。いい天気だったしね、と言い訳しながら、和歌山市内では速攻で風呂探し。運良くスーパー銭湯を見つけ、汗を流しにGo!あー、すっきりー。湯船っていいよね。前の日に酷使した足もやわらぎます。特に右足。すっきりしたあとは和歌山ラーメンを食べに。やっぱ和歌山といえばラーメン。…とさっき看板で気付いた。寄ったお店は「井出商店」。和歌山ラーメンでは有名で、横浜のラーメン博物館にも出店してるそうです。そういやラーメン博物館行ったことないや。さて、心も体も満足したところで、国道42号を南へ走ります。途中、右へ左へトラップかと思うようなルートがあったり、おんなじような風景が延々と続いたりしながら、最南端の串本町に着きました。ところで、途中、ガソリンがリッター105円とかいうのがありましたが、なぜなんでしょう。海南から有田のあたりだったと思いますが。それはさておき、串本町でもさらに南へ。「潮岬」というところに着きました。ここが最南端。日の出まではあと4時間ほど。それまではしばしの休息が。と、眠りにつくのでありました。もちろん車中泊。続く。この日の運転。　京都府宇治市～和歌山県串本町・・・約250km

  November 26, 2004

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  そして京都へ…１日目

  11月21日日曜日午前6時ごろ。眠い目を擦りながら、確かにここが京都市内であることを確認しました。ひたすら国道1号線を西へ西へ。途中、四日市あたりで暴走トラックとバトルを繰り広げながらもなんとかここまでたどり着いたのでした。－－－で、天橋立はどこ？とりあえず京都に着いたものの、場所がまったくわからず、地図（というかガイドブック）を広げてうんうんうなっていると、助手席の相棒が起きてきました。「福知山が交通の中心だから、とりあえずそこへ行けば」とのことで、運転を交代しつつ国道9号を走ります。…気がつくと、そこはどこかの道の駅のようでした。うーん、運転を代わったあと、速攻で寝てしまった。まあ、ということで午前10時過ぎまでそこで過ごし、まだまだ眠い体とともに天橋立を目指して走り始めました。手元にある関西地方道路地図を見ながら進むこと1時間。天橋立ビューランド付近に到着。さて、どこに車を停めようかと探していると、500円だとか600円、はては850円なんてとこも。逆サイドに行ってみるかと笠松側へ移動したものの、駐車料金はそうは変わらず、結局600円のとこに停めました。ちょっと離れたとこ（2,3kmくらいかな）に路駐しない？と持ちかけたんですが、あっさりと却下されました。残念。天橋立といえば股のぞき。ということで、笠松公園に行きたいのですが、そこはちょっと小高い丘の上にあるようで、ロープウェイがありました。往復640円。ぬう。ここまで来てさらに出費か！？と思いきや、徒歩でも登れる道がある、とのお土産屋さんの言葉。ええ、もちろん登りましたよ。徒歩で。さて、思ったよりキツイ道を登りきり、笠松公園で、股のぞきを済ませることができました。ふう。↑股のぞきイメージ（写真を逆にしてあります）それはさておき、駐車場のおじさんが言うには、笠松公園にあるお土産屋さんで3,000円以上使うと、駐車料金が無料になる、ということで、昼食とお土産を物色しました。まあ、3,000円は安くないですが、一人あたりにすれば1,500円。なんとかクリアして、またキツイ坂道を下って行きました。そして、せっかくなので、天橋立を渡ってみよう、となりました。全長3kmちょっとということで、1時間半もあれば行ってこれるだろうと、歩いていくことを提案したんですが、相棒が「もう限界」とレンタサイクルになりました。2時間で400円、とさっきの登山が…というのは内緒です。残念。で、天橋立ですが、外海に面している方は海水浴場となっており、白い砂浜が広がっていました。夏なら泳いでいきたいところです。逆に内海の方は波がざぶざぶとうってました。遊覧船のせいかな。自転車で軽快に飛ばしていると、途中、天女の松などがありました。樹齢800年を超える松もあるそうですよ。（たぶん）帰り道に雨に降られましたが、それ以外はいい観光日和でした。さて、車に乗って、京都市内へ戻るか、と国道9号まで戻ったそのとき。行き先案内に「鳥取」の文字が。「砂丘寄ってく？」と私。「はは、それもいいかもねぇ」と相棒。－－－午後8時。砂丘の上から日本海を眺めているのでした。暗くて何も見えん！！さて、このあとはどうしようか、となりまして。なにしろ鳥取まで来るとは考えてなかったもので。よし！こうなったら、岡山抜けて四国へ！？と思ったんですが、瀬戸大橋の通行料が3,500円もするということで断念しました。うーん、四国に行くには無料ではムリか。で、結局、姫路を抜け、兵庫、大阪を経由して京都へ戻ることになりました。途中、鳥取－姫路間は意識を失ってましたが（別名爆睡）せめて四国の味を、と姫路で讃岐うどんを食べたあとは国道2号で一路大阪へ。姫路市内では覆面パトカーに捕まったりしながら、（お咎めなし）神戸市内へ入り、寝ている相棒をほったらかして、一人神戸港を散歩したりしながら大阪から京都へ。またしても午前6時ごろになっていました。続く。この日の運転。　愛知県安城市～京都府京都市・・・約200km　京都府福知山市～鳥取県鳥取市・・・約150km　兵庫県姫路市～京都府京都市・・・約150km

  November 25, 2004

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• 車の中は自由の里。

  ちょっと過去に振り返って書いてます。（今は12日）前回の宇都宮同様、前日の夜に出発シリーズの第2弾！！（…シリーズなのか？）またまた突然、「冬支度を始めた金沢を見に行かない？」の一言で決まった今回の旅。ということで、7日の夜9時に出発しました。ちなみに7日の朝はキャンプ（？）の後遺症で風邪気味だったのは秘密です。まずはひたすら北上です。日本海めざして一直線！ってな感じに走っていると、「アルプスの天然水」が汲める道の駅に到着。一息休憩を入れながら、ペットボトルに水を汲みました。ふと周りを見ると、大きなポリ容器に水を入れている人がちらほらと。遠くから来ているのかなぁ、と車のナンバーを観察していると、地元の方のようです。で、ひとつ気付いたことが。道の駅には自販機が置いてありましたが、そのラインナップを見てびっくり。そこに、「アルプスの天然水」があるではないですか。すぐそこで汲めるのに・・・。さて、その後は寝ていたのでよくわかりませんが、気付いたら長野県松本市内を走行中。この時点で夜中の2時半くらいだったかな。そろそろ疲れたということで、ドライバー交代。元気いっぱいに一路金沢をめざします。安房峠を越え、岐阜県高山市に入り、今後のルートを探します。もちろん、カーナビなどというものはありませんから、地図を見ながら、この道なら行ける、この道はどうなんだ、と試行錯誤です。で、白川郷を見学しながら行くかー！ってな流れになりました。国道41号線を順調に進み、白川郷へ続く国道360号線に入り、あと20数キロくらいまで来たときに、思わぬ障害に出くわしました。まあ、天生峠が通行止めでした。土地鑑もないし、午前3時くらいだったので人に聞くわけにもいかず、とぼとぼと41号まで戻り、富山をめざすことにしました。（↑「土地感」かと思ってた）41号までの戻り道に「峠が閉鎖」みたいなことが書いてあった。雪の降る地域をなめてました。がっくし。さて、そんなこんなで富山へ入り、国道8号線を通って金沢へ到着しました。着いたころには夜が明けてました。（午前6時）兼六園は8時開園ということで、暇つぶしもかねて、日本海を見に行きました。行ったとこは何やら工事をしており、風情もへったくれもないですが、とりあえず日本海げっと～、とわけわからん感動をあじわってました。そして、今回のメインイベント兼六園です。雪の重みから木を守るための「雪つり」がおこなわれていました。中心に柱が1本あり、そこから縄が伸びていて、まるで傘のようです。あとは、高低差を利用した噴水など、さすが三大名園でした。ちなみに一番気になっていた入園料ですが、300円と懐に優しい感じでした。そのあとは、ボランティアガイドさんの案内で金沢城を見学。一緒に行った友達の話によると、名古屋城などでもボランティアガイドがいるそうです。その街に詳しい人が積極的に活動する、というのがいいですよね。地元にも取り入れられないかな。さて、兼六園と金沢城を見て、そろそろ帰りますか。という方向に。そこで、せっかくなので、行きにあきらめた白川郷をまわって帰ろう、と続いて白川郷をめざしました。金沢城のガイドさんに聞いたことですが、冬場は閉鎖されている道路も多いようで、白山スーパー林道（有料）も閉鎖されてるそうです。まあ、有料は使う予定はなかったのでいいんですが。カーナビはないので、また地図でぐりぐりと道を探し、国道304号から156号、というルートで白川郷へ到着。月曜日ながらも多くの観光客がいました。いろんなナンバーがありましたが、大阪と名古屋が多かったように思います。（地元の飛騨と富山はのぞいて）のんびりした空気にしばらく散歩しながらひたっていました。合掌造り（だったかな）を外側から見学し（中は有料）みたらし団子やソフトクリームを食ってました。おいしかったよ。ソフトひとつ我慢すれば中を見られるので、何やってんだかという感じですが。結局2時間近くそこで過ごし、午後4時ころ出発しました。156号線を名古屋方面に下りながら、ふと「せっかくだから名古屋行かない？」となり、名古屋経由で帰ることになりました。実際に名古屋に着いたのは午後8時。それから名古屋駅地下街の味噌カツ屋で、味噌カツ定食を食べたら午後9時。あたりまえですが、かなり遠回りになりました。たぶんそのまま帰れば、日付が変わる前に帰れたでしょうが、家に着いたのは午前2時をまわっていました。さすがに帰り道は運転しながら意識が飛び飛び。よく事故らなかったと自分の強運に関心です。（あぶないので止めましょう）往復合計960km、29時間の旅でした。内、移動時間は20時間。そりゃ2人ともぐったりです。次は・・・京都？※おまけ行く前にエンジンオイルをチェックしてもらったら、ありえないくらいドロドロでした。まあ、私の車は今年の3月に譲り受けたもので、その前のメンテ状態など知らなかったんですが、いやあ、怖いものですね。行く前に気付いてよかったです。

  November 8, 2004

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  ちょっとギョーザ食べに行かない？

  …ということで、栃木県は宇都宮市までやって参りました。さて、日曜の午前6時半。中善寺湖畔の駐車場で目覚めた我々は、朝の華厳の滝を見るために出発しました。華厳の滝では、水しぶきが太陽の光を屈折させ、きれいな虹ができていました。…が寒かった。栃木をなめてました。↓滝と虹が重なってしまってわかりにくいかも。そして、売店で売っていたきのこ入りすいとんを食べながら、なぜ今ここにいるのかを考えていました。あれは2日前の夜のことでした。「ギョーザ食べに宇都宮行かない？」と、突然言われた私はこう答えました。「栃木と言えば『佐野ラーメン』だし、ラーメンも食いに行こう」と。そんなこんなで、気が付けば、東照宮でお参りをしていたわけです。拝観料1,300円って高いよ！！…実に今回の旅費の約15%を占めます。さて、気持ち良く（？）お参りを済ませた私たちは、鬼怒川温泉に向かいました。天下の鬼怒川温泉です。日帰り風呂でも1,000円はするだろう、と覚悟を決める友人。一方、私は500円以上なら入らないと固く心に決めておりましたとさ。駅前の観光案内所に行き、とにかく安いところを、と恥ずかしげもなく聞いてみると、ありましたよ。500円。まあ、300円もあったんですが、ちょっと遠いということで、500円の温泉に向かったわけです。結論。まあ、500円だわな。（いや、いい意味ですよ）そして、今回最大の目的であるギョーザを食べに宇都宮へ。途中のローソンで「まっぷる」を買い、その場で店員さんにお薦めを聞いて向かったのが、ジャンボギョーザの店「彩花」。途中、道を教えてもらっておきながら間違えるという人の話を聞いてない行動を取りながら向かうと、宣伝の通りのおいしいギョーザのお店でした。普通のギョーザより2まわりくらい大きかったかな。で、腹いっぱいになりつつも、次はラーメンを食いに佐野市へ。聞けば1時間くらいで行ける、ということで、途中寄り道をしながら、現地に着いたのは午後5時半でした。まだお昼に食べたギョーザが残ってましたが、ずるずると肉ねぎラーメンをいただきました。佐野ラーメンは青竹を使ってメンをのばす独特の作り方らしく、普段食べているメンよりも平べったい感じでした。行ったお店は「山銀」というお店です。（うまくリポートできずにすみません…）その後、近くのイオンでお土産を買い、行きと同じく6時間の道のりを帰っていきました。ちなみに行きは前日の夜8時に出て、午前4時に中禅寺湖に着きました。ところで、帰りの道すがら、4件もの衝突事故現場に出会ってしまいました。どれも大きなケガをした人はいなさそうなのが幸いでしたが、改めて気をつけなければ、と運転しました。走行距離は660キロでした。もちろん、高速道路は使ってませんよ。（貧乏だから）おまけ…私にはエサをください。

  October 25, 2004

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