悲しき条件反射
「またかよ!」と三村に突っ込まれるかもしれませんが、今日も犬が死んだことに関する話題です。犬が死んだのと時を同じくして、私が興味を持ったバンド「ELLEGARDEN」11月29日のエントリでは彼らの音楽は「スガキヤ」みたく、似た味ばかり。もっと創意工夫をしないと、そんな白濁したトンコツスープ一本じゃあ、世の中渡っていけないよ。的なことをのたまっていました。まあ!いったい何様のつもり?恐ろしい子ね!と、小1時間自問自答してやりたい気分ですが、たしかに、似たような曲ばかりで、何か味気なさを感じたのも事実である。しかし、犬が死んだ後、車のCDを変えるのもめんどくさくて、ずっと「ELLEGARDEN」を聞いていたら、あれれ、なんかいい曲に聞こえてくるではありませんか。似たような曲だと思っていた曲たちも、それぞれに個性があり、何か聞いていると、しっとり、物悲しい気分になるのです。かなりのハイテンポで、ノリのいい曲でも、なぜか物悲しくなるのです。これは私なりの分析によると、犬が死んで悲しい→ELLEGARDENの曲を聴く→やっぱり悲しいという循環が、ELLEGARDENの曲を聴く→犬が死んだのを思い出す→悲しいという思考へと変質したからではないか、と思われるのです。要するに、ELLEGARDENの曲に「愛犬の死」という悲しい記憶が刷り込まれ、今となっては、その曲を聴くだけで、「愛犬の死」を思い出してしまうという、パブロフの犬の条件反射とにたような現象が起きているのであります。でも、聞けば聞くほど、彼らの曲が心地よい曲に聞こえてくるのは、うそではありません。特に、『Pepperoni Quattro』の「Make a Wish」『ELEVEN FIRE CRACKERS』の「Alternative Plans」は、私の心に強く響いてきます。もう、「私の生涯でいい曲ランキング」の上位をうかがう勢いです。というわけで、音楽に興味のある方は、一度聴いてみるといいかも。ボクがオススメするなんてめったにないですよ。