ＬＵＫＥの日記

[読書について] カテゴリの記事

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  プロ野球再編成・・・その後

  先日ご紹介した「球は転々宇宙間」のお話が、現実になってきました。この本は現在絶版、重版未定です。現在「復刊ドットコム」にて文庫本の復刊投票の募集を行っています。ぜひご協力下さいますようお願い致します。　　↑楽天会員の方ならすぐにログインできます。会員外の方は大変申し訳ありませんが、登録が必要です。ぜひ、清き一票をお願い致します。投票して下さった方のコメント、掲示板もご参考に。電子ブックですが、ご興味のある方はぜひ読んで見て下さい。(立ち読みできます。時間制限付き)球は転々宇宙間・文春ウェブ文庫関連記事：プロ野球再編成10/3更新プロ野球再編問題 (2004年)ことの成り行きをご存じない方は、こちらをご参照下さい。もうどうだったか覚えていない方も･･･。出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』11/12更新この問題は現在も進行中であるため、ウィキペディアでも記事が随時更新されております。プロ野球にご関心のある方は、ぜひご訪問下さいませ。11/27更新念願の「球は転々宇宙間」の文庫本が手に入りました！楽天フリマのでじこさんのフリマショップです。絶版本、希少本を取り扱っているＳｈｏｐです。ぜひご訪問下さいませ。でじこさんありがとうございました。ｍ(__)ｍ「1980年代終り、日本のプロ野球は3リーグ18チームの時代を迎えていた。原は横浜、江川は浦和、掛布は千葉へとそれぞれにトレードされていく。それは日本の真の地方の時代の幕開きでもあった。・・・」（文庫本裏表紙紹介文より抜粋。（C）文藝春秋　文春文庫　1984年9月25日　第一刷）2/17更新昨年の「プロ野球再編問題」の立役者、プロ野球選手会会長の古田敦也選手（セ・リーグ　ヤクルトスワローズ所属）がブログを始めました。古田敦也の公式ブログhttp://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/です。ぜひご訪問下さい。2/18更新●プロ野球再編・関連番組のお知らせNHKスペシャル 「球団創設～楽天・プロ野球経営の舞台裏」2月19日（土）21:00～21:52　NHK総合　Gコード（297249）どうぞお見逃しなく。

  2004年09月19日

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• 「光の帝国～常野物語～」恩田陸著／集英社文庫

  書店で、集英社文庫の夏のフェアで平積みされていたのをひょいと手に取り、裏表紙のコメントを見て、衝動買いした本です。一般の人々にまぎれてひっそりと暮らす、特殊な能力を持つ「常野（とこの）」と呼ばれる一族の物語。ＳＦ・ファンタジー系になると思いますが、「マイノリティ」について、考えさせられた本でした。一人一人違った個性があるのに、それを生かせない現代社会、「個性」＝「人に役に立つ専門的技術や知識の習得」として、それを子供たちに無理やり発揮させようとする親や教育者たち、様々な社会的差別(見えるものも見えないものも)･･･自分が不器用な人間だからでしょうか、この本の登場人物たちに妙に親近感を覚えました。読後感がさわやかです。ぜひ手にお取り下さい。

  2004年09月07日

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  「首都消失」上･下　小松左京･著／ハルキ文庫

  【送料無料】首都消失（上）初版は1985年。徳間書店の新書で発行された近未来SF小説である。邦画で映画化もされているので記憶されている方もいると思う。映画はスペクタル映画みたいな感じで作られてしまって、原作とイメージが合わなかった。ストーリーは近未来の東京に突如異変が起こるところから始まる。東京とその周辺、いわゆる首都圏の一部まで及ぶ地域が、すっぽりと雲のような異常現象に覆われてしまう。雲の中の人々といっさい連絡が取れなくなってしまい、雲の外にいる人々も雲のそばにすら近づけない。国家中枢、経済中枢を失った日本が、どうこの危機的状況を乗り越えるか、主に外交、軍事、政治を中心に描いていく。その国家再建に重要な役割を果たすのが、ハイテク通信や情報処理システムである。今のインターネットの普及とは若干ずれがあるのだが。この本は現在の日本の経済、政治状況の昏迷について、いろいろな示唆を与えてくれる本であると思う。20年近く前の本にもかかわらず、小松左京氏の先見性ある見事な創作力に脱帽である。

  2004年08月30日

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• プロ野球界再編成～「球は転々宇宙間」赤瀬川隼・著～

  折しも、プロ野球界再編成でおおもめにもめている昨今であるが、この現状にいらいらしている野球ファンにお勧めするのが「球は転々宇宙間」赤瀬川隼(第113回直木賞受賞作家)・著／文春文庫（文芸春秋）のデビュー作（第4回吉川英治文学新人賞受賞）である。ソフトカバーの初版が昭和５７年と大変古い本であるが、舞台が近未来のプロ野球界再編成であることが、大変興味深い。そしてこのプロ野球界の変動が、地方自治、政治体制、果ては文化まで変えてしまうという、まことに奇想天外、痛快なストーリーである。当時の私は、高校野球に熱中し、プロ野球もよく球場まで足を運んだものである。その時この本に出会い、ワクワクしながら読んだことを記憶している。当時勤めていた会社の野球部員にも強引に読ませたくらいだ。この著者の作品は他にも野球に関するものが多く、多くの野球ファンの方にきっと喜ばれると思う。文庫でも絶版、重版未定なのが非常に残念であるが、楽天フリマや図書館で探してみて欲しい。最後に、いつも私のところにおいで下さる方々へ。野球に関心のない方、平にご容赦を。関連記事：「球は転々宇宙間」復刊投票のお願い

  2004年08月29日

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  役立たずのろぼっと　作･絵　菜野緑／碧天舎

  数ヶ月前、書店で偶然見つけました。落ち込んで自分が誰の役にも立っていないと自虐的になっていた時に、タイトルに惹かれて買いました。作者の菜野緑さんは１８歳。碧天舎児童文学大賞を受賞しています。出版社の紹介文では対象が小学校３・４年生～となっていますが、どちらかというと大人向きかなと思います。誰でも欠点や弱点はあるもの。それをそのまま受け入れて、その人なりに生きればいい。作者の優しいまなざしが伝わる、あったかい本です。役立たずのろぼっと

  2004年08月28日

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• 「パスカル･シティ」　新谷かおる著

  またしても、マンガ、である。このところ難しい本ばかり読んでいて、頭が疲れてきたのか、どうもコミックに走ってしまう。旧作だが「パスカル・シティ」新谷かおる著／ＭＦ文庫／全１巻（出版社：メディアファクトリー）（旧：少年ビッグコミックス／全２巻)をご紹介する。ストーリーは近未来のNASAが舞台。宇宙ステーションも実用段階になり、スペースシャトルも定期便になりつつある、という時代設定。あるシャトルが事故を起こし、軌道をはずれ宇宙の果てに飛ばされてしまい、追跡･救助不可能という事態に陥ってしまう。大人たちがあきらめてしまう中、その乗組員の子供たちが、大人が考えつかないような方法でシャトルを追跡し、見事救助に成功するという物語だ。かなりマイナーな作品なので、読んだことのない方も多いと思う。新谷かおる氏は松本零士氏のアシスタントを経て独立、経歴からわかるようにメカもの、戦記ものが多いが、人間描写に優れているところが私の気に入っているところである。他の作品に「エリア88」「ふたり鷹」「ファントム無頼」「クレオパトラD.C.」などがある。女性がセクシーに描かれているが、芯は強くて可愛いのが好感が持てる。「パスカル・シティ」は、子供が主役である。大人の固定観念を打ち破る柔軟な思考と行動力に感動する。子供の能力や考える力、生きる力をどこまで大人が引き出してあげられるのか、どこかで、大人の都合で、子供の可能性を制限していないか、と考えさせられる。現実の厳しさだけを教えるのは、子供の将来を奪うような気がする。夢に向けてどう努力すればいいか、人を大切にする心、それを教えるのが大人の役割ではないか、と思う。

  2004年08月26日

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• ウィキペディア日本語版

  再び「百科事典」ネタで恐縮です。ある言葉の意味をgoogleで調べていたら、このサイトにたどり着いた。早速お気に入りリンクに入れたのでご覧いただきたい。このサイトはネット上の「百科事典」である。誰でも自由に編集に参加できるのが特徴だ。言語も54カ国語をカバーしている。さらに、他の人が編集した記事に、追加や訂正も出来るのである。本当に驚いた。こんなことができるなんて、これがインターネットの醍醐味だなあと思った。記事を書き込むに当たっては「百科事典」としてふさわしい記事を掲載するために、細かく規定が設けられている。利用規約や著作権等の規定をよく読んで、我こそはと思う方は、ぜひ投稿にチャレンジして頂きたい。他の人の編集した記事を読むだけでも勉強になる。なんと言っても世界中のこの「百科事典」を訪れる人が、自分の書いた記事を読むのである。こんな面白いことがあるだろうか。ただし、自分のHPや事業の宣伝、勧誘などは出来ないことになっているので、お気をつけて。

  2004年08月24日

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• 「生徒諸君」庄司陽子・著／講談社漫画文庫(全12巻)

  この本は、マンガ、である。ちょっと遅い夏休みをいいことに、押入れにしまってあったコミックスを引っ張り出し、全巻一気に読み通した。私の中では、数あるマンガの中でも珠玉の名作の一つだと思っている。これを最初に読んだ時、私は主人公たちと同世代だった。登場人物に同化し、共感し、泣いては笑った。いま、大人になってから読み返してみると、その想いは依然として私の中に存在し生き続けていると同時に、子供たちを見る大人の姿勢が厳しく問われている気がした。子を持つ親として、あらためて考えさせられた。最近、続編の「生徒諸君・教師編」（講談社コミックスビーラブ）がスタートし、早くも３巻目が発行された。早速読んでみたが、庄司陽子氏のパワーはいささかも衰えていない。前作の精神が見事に引き継がれている。同じ職業人として、その持続力、精神力に惚れ込んでしまう。多分、前作を読んだ年代層が主にこの続編を読むのだろうが、普段マンガを読まない方にも、ぜひ前作から通して、読んで欲しい本である。

  2004年08月23日

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• 百科事典を「読む」

  私は子供の頃、親が買ってくれた「学習百科事典」（全12巻くらいだったと思う）を「読んで」いた。何かについて調べるためではなく、単純に面白くてはじめから終わりまで読んでいた。あまりに読み込んだため、装丁はガタガタになり、ついには崩壊したので、惜しみながらも廃棄した。しかし、なぜか学校の成績はあまりよくなかった。知識欲と成績は一致しないのだろうか？よくわからない。バランスが悪いのは、確かだ。大学受験を失敗し、フリーターや資格取得の勉強をしては挫折することを繰り返して数年、ようやく一生の仕事とするにふさわしい仕事に出会った。気がついたら、「百科事典」のような資料を作る仕事だった。人生何が起こるかわからない。だから楽しい。

  2004年08月22日

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• 「バカの壁」～まだ途中です～

  仕事の〆切前日にやっと納品が終わりホッと一息。念願の―「バカの壁」養老孟司著・新潮新書―を読み始めた。冒頭から「ふんふん」とうなずきながら読む。私はこうした科学者が書く人生や哲学についての本が好きだ。私は理系人間なので、常に分析や観察する姿勢が身についている。だから、この手の著者の思考の流れについていきやすい。「知の探求」これは人間にのみ与えられた特権だ。この本はどんな「知」を私に与えてくれるだろうか。読み進めるのが楽しみである。

  2004年08月18日

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• 本を手に入れる方法２

  図書館を見直してみませんか。図書館というと、学生の試験勉強とか子供が行くところと思われがちですが、さにあらず。すでに絶版してしまって書店で買えない貴重な本が結構あります。なにより、読む、閲覧するのは無料、大概の図書館は2週間くらい貸出してくれます。私の住む市では、インターネットで市内にあるすべての図書館の蔵書が検索できて、貸出中かどうか確認できます。また、貸出中であれば予約をすることもできます。さらに最寄の図書館に蔵書がなくても、市内の別の図書館から取り寄せてもらえるのです。返すのは市内のどこの図書館でもいいのです。私はあるテーマについて調べたくて、関連書籍の蔵書をインターネットで調べて予約したら、約10日程で、市内中の図書館から希望した本がすべて集められ、最寄の図書館に届いていました。ただし、最新刊本は入るのが遅いので、それがネックかな。価格が高い本など、一度借りて読んでみて、自分の蔵書にしたかったら買えばよい。そんな使い方もできますね。ぜひ休日など、図書館に行ってみてはいかがでしょうか。

  2004年08月14日

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• 本を手に入れる方法１

  本屋さんに行って、いろいろ探すのも楽しいけれど、忙しい時はそれもままならない。そこでオンライン書店の利用をするのだが、宅配便だと不在がちな私は受け取れず、再配達を頼むのが面倒である。ここでお勧めなのが、「店頭受取り型」である。コンビニや系列書店で受け取れるので、好きな時間に取りに行けるのがいい。なにより、本代にかかわりなく、送料、手数料が無料のところが多いのがうれしい。オンライン書店「店頭受取り型」書店に注目（＠本屋のリンク管理者・石塚さん）でいろいろ紹介しているので、ご自分に合ったものを選びましょう。

  2004年08月13日

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• ゆっくり読む

  「『新しい人』の方へ」大江健三郎・著／朝日新聞社　を読んだ。その中で、「本をゆっくり読む法」が一番気に入った。私は、職業柄、専門書を斜め読みで読みまくり、資料を集める作業をしているのだが、自分の読みたい本も、職業病というのだろうか、さっと目を通しただけで超高速に読み飛ばしてしまう。後で何が書いてあったかよく覚えていないことがよくある。実は、言葉と言葉の間に、文と文の間に、書き手が言いたいことが沢山包含されている。それを読み飛ばしてしまうと、書き手が何を本当は言いたいのかが、つかめないのだ。ああ、なんとたくさんの書き手たちの思いを見過ごしてきたことか。読み飛ばされた書き手の思いを、もう一度、じっくり味わってみようと思って、本棚の奥の昔の本を引っ張り出した。また会えたね。今度はゆっくり語り合おうよ。

  2004年08月12日

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